脊柱管狭窄症に最適な寝具選び:症状緩和と快適な睡眠のために
- よし 整骨院

- 1月1日
- 読了時間: 16分
更新日:1月13日

脊柱管狭窄症の症状でお悩みの方へ。寝具選びは症状緩和と快適な睡眠に大きく影響します。
この記事では、脊柱管狭窄症の症状を和らげる寝具の選び方と、日常生活での注意点について整形外科で8年間勤務して専門学校で非常勤講師をしながら整骨院、整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。
自分に合った寝具を見つけて、快適な毎日を送りましょう。
この記事の監修者情報

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)
柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)
NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)
経歴
2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック
2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック
2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院
2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師
2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師
2024~現在 福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師
目次
・症状悪化を防ぐ寝具の役割
・睡眠の質と脊柱管狭窄症
・寝具選びの基本:硬さ、体圧分散、寝返り
・高反発マットレスの特徴と選び方
・低反発マットレスの特徴と選び方
・専門家推奨:症状に合わせたマットレス選び
・敷布団の役割と選び方のポイント
・枕の高さと形状:理想的な寝姿勢
・マットレスと枕の相性:組み合わせの重要性
・正しい寝姿勢の習慣化
・寝る前のストレッチとマッサージ
・姿勢と体重管理:日常生活の注意点
脊柱管狭窄症と寝具の関係:なぜ寝具選びが重要なのか
睡眠の質と脊柱管狭窄症
質の高い睡眠は、体の修復と回復に不可欠です。脊柱管狭窄症の症状がある場合、痛みや不快感によって睡眠が妨げられることがあります。適切な寝具を選び、快適な睡眠環境を整えることが重要です。
睡眠は、日中の活動で疲弊した体と脳を休ませ、修復するための時間です。特に、脊柱管狭窄症のような慢性的な痛みを抱える場合、睡眠中にしっかりと体を休めることが、症状の緩和と生活の質の向上に繋がります。しかし、痛みや痺れによって睡眠が妨げられると、疲労が蓄積し、症状が悪化するという悪循環に陥る可能性があります。
適切な寝具は、体圧を分散し、脊柱への負担を軽減することで、痛みや不快感を和らげ、より深い睡眠をサポートします。
また、通気性の良い素材を選ぶことで、寝床内の温度と湿度を適切に保ち、快適な睡眠環境を実現できます。さらに、静かな環境、適切な室温、遮光カーテンなど、睡眠環境全体を整えることも重要です。
質の高い睡眠は、免疫力の向上、ストレスの軽減、集中力の向上など、様々な健康効果をもたらします。脊柱管狭窄症の症状を抱えながらも、質の高い睡眠を確保することは、より活動的な生活を送るために不可欠です。
寝具選びの基本:硬さ、体圧分散、寝返り
脊柱管狭窄症の方にとって、寝具の硬さ、体圧分散性、寝返りのしやすさは特に重要です。これらの要素を満たす寝具を選ぶことで、症状の緩和と快適な睡眠をサポートします。
適切な硬さの寝具は、体をしっかりと支え、脊柱の自然なS字カーブを保ちます。硬すぎると体圧が分散されず、特定の部分に負担がかかり、柔らかすぎると体が沈み込みすぎて不自然な姿勢になります。
体圧分散性は、体にかかる圧力を均等に分散し、特定の部分への負担を軽減する機能です。これにより、腰や肩などの痛みを感じやすい部分への負担を減らすことができます。
寝返りは、睡眠中に体にかかる圧力を分散し、血行を促進するために必要な生理現象です。寝返りがしやすい寝具は、スムーズな体の動きを妨げず、快適な睡眠をサポートします。これらの要素を総合的に考慮し、自分に合った寝具を選ぶことが重要です。
実際に寝具店で試し寝をしたり、専門家のアドバイスを聞いたりしながら、最適な寝具を見つけましょう。素材や構造も考慮し、通気性や耐久性も確認することが大切です。
適切な寝具を選ぶことで、脊柱管狭窄症の症状を緩和し、快適な睡眠を得ることができます。

脊柱管狭窄症のためのマットレス選び:高反発 or 低反発?
高反発マットレスの特徴と選び方
高反発マットレスは、体を押し上げる力が強く、寝返りがしやすいのが特徴です。適度な硬さで体圧を分散し、腰への負担を軽減する効果が期待できます。ただし、硬すぎると神経を圧迫する可能性もあるため、注意が必要です。
高反発マットレスは、ウレタンなどの素材を使用し、反発力が高いのが特徴です。体をしっかりと支えるため、寝返りがしやすく、腰や背中への負担を軽減する効果が期待できます。
脊柱管狭窄症の方の場合、寝返りがスムーズにできることは、同じ体勢で長時間いることによる負担を軽減する上で重要です。しかし、硬すぎる高反発マットレスは、体圧を分散しきれず、特定の部位に圧力が集中する可能性があります。これにより、神経が圧迫され、痛みや痺れが悪化する恐れもあります。
高反発マットレスを選ぶ際は、適度な硬さを選び、体圧分散性が高いものを選ぶようにしましょう。実際に寝てみて、腰や背中に違和感がないか確認することが重要です。
また、通気性の良い素材を選ぶことで、寝床内の湿度を適切に保ち、快適な睡眠環境を維持できます。高反発マットレスは、アクティブな方や、寝返りを頻繁にする方におすすめです。
低反発マットレスの特徴と選び方
低反発マットレスは、体の形に合わせて沈み込み、体圧を分散するのが特徴です。柔らかい感触でリラックスできますが、寝返りがしにくいというデメリットもあります。脊柱管狭窄症の場合、沈み込みすぎると腰に負担がかかる可能性があるため、注意が必要です。
筆者の吉原は日ごろ、寝返りがしやすいマットレスや枕を選んでくださいとお話しています。
低反発マットレスは、ゆっくりと沈み込むことで、体全体を包み込むようなフィット感が得られます。体圧を分散する効果が高く、特定の部分への負担を軽減できます。
しかし、沈み込みが大きすぎると、寝返りがしにくくなり、同じ体勢で長時間いることによる負担が増加する可能性があります。また、腰が沈み込みすぎると、脊柱の自然なS字カーブが崩れ、腰痛が悪化する恐れもあります。
低反発マットレスを選ぶ際は、沈み込みすぎない適度な硬さのものを選び、寝返りのしやすさを確認することが重要です。高反発マットレスと低反発マットレスを組み合わせたものや、体圧分散性と寝返りのしやすさを両立した製品も存在します。
実際に寝てみて、腰や背中に違和感がないか確認し、専門家のアドバイスを参考にしながら、自分に合ったマットレスを選びましょう。低反発マットレスは、リラックスを重視する方や、体圧分散性を求める方におすすめです。
専門家推奨:症状に合わせたマットレス選び
脊柱管狭窄症の症状や体型に合わせて、適切なマットレスを選ぶことが重要です。専門家のアドバイスを参考に、実際に試してから購入することをおすすめします。
脊柱管狭窄症の症状は、人それぞれ異なります。痛みの程度、痺れの範囲、症状が現れる時間帯なども考慮して、マットレスを選ぶ必要があります。また、体型によっても、適切なマットレスは異なります。体重が重い方は、体をしっかりと支える硬めのマットレスが適している場合がありますし、体重が軽い方は、柔らかめのマットレスの方が体圧分散効果を得やすい場合があります。
専門家は、脊柱管狭窄症の症状や体型、睡眠習慣などを考慮し、最適なマットレスを提案してくれます。寝具店では、実際にマットレスに寝てみて、寝心地を確かめることができます。また、専門スタッフに相談することで、自分に合ったマットレスを見つけることができます。
インターネットで購入する場合でも、返品・交換が可能なショップを選ぶことをおすすめします。実際に自宅で試してみて、体に合わない場合は返品・交換することで、後悔のないマットレス選びができます。
敷布団と枕の選び方:マットレスとの組み合わせ
敷布団の役割と選び方のポイント
マットレスだけでなく、敷布団も重要な役割を果たします。適度な厚みと硬さがあり、体圧を分散する敷布団を選びましょう。特に、畳やフローリングに直接敷く場合は、厚めの敷布団がおすすめです。
敷布団は、マットレスの上に重ねて使用することで、寝心地を向上させる役割があります。また、マットレスだけでは床の硬さが気になる場合や、冬場の寒さを軽減したい場合にも、敷布団が役立ちます。敷布団を選ぶ際は、適度な厚みと硬さがあり、体圧を分散する素材を選びましょう。厚すぎる敷布団は、寝返りがしにくくなり、腰に負担がかかる可能性があります。薄すぎる敷布団は、床の硬さを感じやすく、快適な睡眠を得られない可能性があります。
畳やフローリングに直接敷布団を敷く場合は、厚めの敷布団を選ぶことをおすすめします。床の硬さを和らげ、体圧を分散することで、快適な睡眠をサポートします。また、防ダニ・抗菌加工が施されている敷布団を選ぶことで、清潔な状態を保つことができます。敷布団は、定期的に天日干しをして、湿気を飛ばすようにしましょう。
マットレスとの組み合わせも考慮し、最適な敷布団を選ぶことが重要です。硬めのマットレスには、柔らかめの敷布団を、柔らかめのマットレスには、硬めの敷布団を組み合わせることで、バランスの良い寝心地を得ることができます。

マットレスと枕の相性:組み合わせの重要性
マットレスと枕は、互いに影響し合います。マットレスの硬さや形状に合わせて、適切な枕を選ぶことで、より快適な睡眠を得ることができます。セットで購入することも検討しましょう。
マットレスと枕は、睡眠中の姿勢をサポートし、体圧を分散する上で、互いに連携して機能します。マットレスが体を支え、枕が頭や首を支えることで、理想的な寝姿勢を保つことができます。マットレスが硬めの場合、首への負担を軽減するために、柔らかめの枕を選ぶと良いでしょう。
マットレスが柔らかめの場合、沈み込みを防ぐために、硬めの枕を選ぶと良いでしょう。
枕の高さも、マットレスとの組み合わせによって調整する必要があります。マットレスの厚みや素材によって、適切な枕の高さは異なります。実際に寝てみて、首や肩に違和感がないか確認しながら、枕の高さを調整しましょう。マットレスと枕をセットで購入することで、相性の良い組み合わせを選ぶことができます。
セット販売されている製品は、それぞれの特性を考慮して設計されているため、より快適な睡眠を得られる可能性が高まります。
マットレスと枕は、快適な睡眠を得るための重要な要素です。それぞれの特性を理解し、自分に合った組み合わせを選ぶことで、より質の高い睡眠を実現できます。
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日常生活でのセルフケア:寝具以外にもできること
正しい寝姿勢の習慣化
仰向け寝、横向き寝、うつ伏せ寝など、様々な寝姿勢がありますが、脊柱管狭窄症の方にとって、最も楽な寝姿勢は人それぞれです。しかし、一般的には、仰向け寝が推奨されています。仰向け寝の場合は、膝の下にクッションを置くと、腰への負担を軽減できます。
寝姿勢は、睡眠中の体の負担に大きく影響します。脊柱管狭窄症の方にとって、どの寝姿勢が最も楽かは個人差がありますが、一般的には仰向け寝が推奨されています。仰向け寝は、体圧が分散されやすく、脊柱への負担が少ないためです。しかし、仰向け寝が苦しい場合は、無理に続ける必要はありません。
横向き寝の場合は、背骨がまっすぐになるように、枕の高さを調整しましょう。また、膝を軽く曲げて、抱き枕を挟むと、腰への負担を軽減できます。うつ伏せ寝は、脊柱を反らせるため、脊柱管狭窄症の方にはおすすめできません。どうしても、うつ伏せ寝をする場合は、できるだけ短時間にするようにしましょう。
仰向け寝の場合、膝の下にクッションを置くと、腰への負担を軽減できます。膝を曲げることで、腰椎がリラックスし、脊柱管への圧迫が軽減されます。
寝る前にストレッチやマッサージを行うことも、筋肉の緊張をほぐし、寝姿勢を楽にする効果があります。自分にとって最も楽な寝姿勢を見つけ、それを習慣化することが重要です。
寝る前のストレッチとマッサージ
寝る前に軽いストレッチやマッサージを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することができます。特に、腰や足の筋肉を重点的にほぐすと、症状の緩和に効果的です。お風呂に浸かってマッサージすることもおすすめです。
寝る前のストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げる効果があります。これにより、睡眠中の姿勢が楽になり、体の負担を軽減できます。特に、脊柱管狭窄症の方は、腰や足の筋肉が緊張していることが多いため、これらの部位を重点的にストレッチすることが重要です。
簡単なストレッチとしては、膝を抱えるストレッチ、腰を左右にひねるストレッチ、足首を回すストレッチなどがあります。
マッサージは、筋肉のコリをほぐし、血行を促進する効果があります。腰や足の筋肉をマッサージすることで、痛みや痺れを和らげることができます。
自分で行う場合は、優しく揉みほぐすようにマッサージしましょう。お風呂に浸かって体を温めると、筋肉がリラックスしやすくなり、マッサージの効果が高まります。
アロマオイルを使用するのもおすすめです。ラベンダーやカモミールなどのリラックス効果のあるアロマオイルを使用することで、より深いリラックス効果を得ることができます。
ストレッチとマッサージは、寝る前のリラックス効果を高め、睡眠の質を向上させる効果もあります。毎日続けることで、脊柱管狭窄症の症状を緩和し、快適な睡眠を得ることができます。
姿勢と体重管理:日常生活の注意点
日常生活での姿勢や体重管理も重要です。猫背にならないように、常に姿勢を正すことを心がけましょう。また、太り過ぎは腰に負担をかけるため、適切な体重を維持するようにしましょう。
正しい姿勢は、脊柱への負担を軽減し、脊柱管狭窄症の症状悪化を防ぐ上で重要です。猫背になると、脊柱が圧迫され、神経への負担が増加します。
常に背筋を伸ばし、正しい姿勢を保つように心がけましょう。座る際は、椅子に深く腰掛け、背もたれに背中をぴったりとつけましょう。立つ際は、肩の力を抜き、胸を張って立ちましょう。歩く際は、顎を引き、視線を前に向け、大股で歩きましょう。
適切な体重管理も、脊柱への負担を軽減するために重要です。太り過ぎは、腰に過剰な負担をかけ、脊柱管狭窄症の症状を悪化させる可能性があります。
バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を行い、適切な体重を維持するようにしましょう。食事は、野菜や果物を中心に、タンパク質や炭水化物をバランス良く摂取しましょう。運動は、ウォーキングや水泳など、腰への負担が少ないものを選びましょう。
日常生活での姿勢と体重管理は、脊柱管狭窄症の症状を緩和し、健康的な生活を送るために不可欠です。日頃から意識して、正しい姿勢を保ち、適切な体重を維持するように心がけましょう。
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まとめ:快適な睡眠で脊柱管狭窄症と向き合おう
この記事では、脊柱管狭窄症の症状を和らげる寝具の選び方と、日常生活での注意点について解説しました。自分に合った寝具を見つけ、正しい寝姿勢を保ち、日常生活でのセルフケアを実践することで、症状の緩和と快適な毎日を送ることができます。症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
脊柱管狭窄症は、適切なケアを行うことで、症状をコントロールし、日常生活を快適に送ることが可能です。寝具選びは、そのための重要な要素の一つです。
本記事で紹介したポイントを参考に、自分に合った寝具を見つけてください。また、正しい寝姿勢を保つことや、寝る前のストレッチ、姿勢と体重管理など、日常生活でのセルフケアも積極的に実践しましょう。
これらの対策を行うことで、症状の緩和が期待できますが、症状が改善しない場合は、自己判断せずに、必ず医療機関を受診してください。
医師の診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。脊柱管狭窄症と向き合い、快適な毎日を送るために、できることから始めていきましょう。
本記事が、脊柱管狭窄症でお悩みの方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。快適な睡眠を通して、より良い生活を送ることを願っています。






