よし
姿勢&スポーツ
整骨院・整体
夜20時まで営業
駐車場あり
鍋島駅から5分
各種保険取扱
〒849-0932
よし姿勢&スポーツ整骨院・整体
佐賀県佐賀市鍋島町八戸溝1231‐14
院長 吉原 稔 国家資格取得者
予約優先制
足関節捻挫の治療の目的
・ 痛みなく日常生活、競技に復帰できるようになること
・ 捻挫クセにならないようにすること
佐賀市の整骨院 よし姿勢&スポーツ整骨院では
問診で負傷した状況や過去の負傷状況を詳細に聞きながら、理学検査(手で触りながらどこが痛みの原因を確認)を行い、どの靭帯が損傷されているか、骨折の疑いがないのかを
確認していきます。
次に超音波検査機器(エコー)で隠れた骨折や靭帯の状態がどのようになっているのかをで調べます。エコーを導入している
整骨院は佐賀市ではまだ珍しいです。
骨や靭帯の状態が確認できれば、それぞれの重症度に合わせて治療を開始していきます。
当院では靭帯の評価と現在のパフォーマンス(片脚で立てる、片脚ヒールレイズ、片脚JUMPなど)を組み合わせて
シーネ固定をした方がいいのか、テーピングでも大丈夫なのか
を判断しています。
荷重できない、片脚バランスが不可能である場合
当院ではU字シーネでの固定としております。
片脚バランス可能であればテーピング固定しています。
片脚ヒールレイズが左右差なく可能になった時点で
テーピングをしてジョギングスタート
当院の治療・アスティックリハビリテーション
物理療法
超音波治療器
HIVOL治療器
マイクロカレント
足関節捻挫の治療で欠かせない、炎症を抑えてくれる物理療法をおこないます
手技療法
足関節捻挫の後遺症は可動域制限(背屈制限)があるために
おきることが非常に多いです。
特に病院でシーネ固定をしたり、強く晴れた捻挫後に治療をあまりしていなかった人などに多くみられます。
軽度の捻挫でも早期に可動域制限が出ないように管理することで
早期復帰へ期待ができます。
この可動域制限を手技療法、運動療法でとっていきます。
足の機能を回復させるリハビリテーション
捻挫の後には足の機能が落ちてしまいます。
機能が落ちたまま復帰してしまうと、再度捻挫を繰り返したり、また別の場所に障害として出てきます。
これを防ぐ目的で、足の機能回復を目的としてリハビリ
を行っていきます。
もう少し詳しい足関節捻挫のこと
足関節捻挫は発生頻度は英国で1日に5000件、アメリカでは23000件が発生、足関節の外傷の75%が足関節捻挫であり、病院の救急外来の10%近くを占めるとされています。
それだけ足関節捻挫は多いものの、実はたかが捻挫と軽視されている傾向があります。
足関節捻挫(外側側副靭帯の損傷)を軽視し、適切な処置をしなければ、
外側の靭帯が緩んでしまい、足関節が不安定な状態になり、
ステップを踏むと捻る、何度も足を捻るようになります。
患者さんがよく言う表現をするとクセになっているというものになってしまいます。
クセになっても、たいていの方は競技は復帰できますが、競技レベルが上がっていくと
軟骨が痛んできたり、骨の変形が出てきたり、痛みが出てきたりします。
そうなる前に、捻挫の段階で足関節の不安定性を残さないような適切な処置をしていかなければならいという時代になってきております。
このページでは足関節捻挫の今までの治療の歴史と現在と当院の捻挫の考えを紹介します。
治療方針を決めるうえで足関節捻挫の重症度を判断しなければなりません。
様々な重症度の判定がありますが、
明確な靭帯断裂のない前距腓靭帯の部分損傷 軽症(Ⅰ度)
前距腓靭帯完全断裂と踵腓靭帯の部分断裂 中等症(Ⅱ度)
前距腓靭帯と踵腓靭帯の二本とも靭帯の完全断裂 関節包の断裂 重症(Ⅲ度)
と一般的に言われています。
重傷度の判断の方法は圧痛(押したときの痛み)と動揺性(足関節がぐらぐら)で判断します。治療方針はこの動揺性が残らないように配慮して決めなければならないのです。
動揺性を判断する方法はいろいろあります。
徒手で調べる方法
レントゲンで調べる方法
超音波検査機器(エコー)で調べる方法
があります。
MRIは靭帯断裂の有無を調べたり、隠れた合併症(骨挫傷、腱損傷、骨折)を見分ける
力がありますが、動揺性を調べるのには得意ではないのです。動揺性を判断するのは得意ではないですが、病態判断にはすごくを威力を発揮します。
徒手検査は術者の力量で判断が分かれてしまったり、術者の主観を患者さんに伝えるため
患者さんは実際どうなっているのかわかりません。
ただし経験を積めば、動揺性が強いのか、それほどないのかの判断はできます。
X線(レントゲン)検査は距骨傾斜角(talar tilt angle)を用い、評価をすることができます。スポーツ整形では主流に行われてきた検査法です。
角度が大きくなると、断裂した靭帯の本数や、断裂状態が分かります。
しかし、受傷時に検査を行うと痛いのと、痛みで力が入って適切な状態で検査ができない可能性があることがあります。
ただし、手術を決める際などは必ずした方がいい検査です。
超音波検査(エコー)現在整形外科の中で発展してきているのがこのエコーです。
検査範囲は狭いですが、靭帯の損傷状態と動揺性を簡易に素早く検査することができます。当院でも行うことができます。
靭帯損傷の重傷度ではⅡ度損傷(中等症)Ⅲ度損傷(重症)では靭帯は断裂している
と言われています。
では断裂した靭帯は手術をした方がよいのでしょうか?
という質問が患者さんや保護者からよく耳にします。
1984年 Evansら 固定期間を3週間とした保存治療50例と手術療法50例の計100例を対象した
研究がすごく有名です。
その結果は
3か月後と2年後に関節の緩み、腫脹、痛み、固有感覚異常、圧痛の5項目の調査を行い両者に大差はなかったと報告しています。
Evans,G.A.et al. :Acute ruptures of the lateral ligament of the ankle J.Bone Joint Surg.
66-B:209-212 1984
さらに1991年 Kannusが早期運動療法と従来の治療方法との成績を無作為かつ前向き研究で比較し、
早期運動療法は従来の方法と遜色ない成績が得られていると報告したことも有名であります。
Kannus P,et al :Treatment for acute tears of the lateral ligaments of the
ankle.J Bone Joint Surg,73-A:305-312 1991
この EvansとKannusの報告が足関節外側靭帯治療に与えた影響は大きく
いままで「gradeⅢの損傷には手術治療が第一選択」という傾向がこの報告から「保存療法が第一選択」という傾向になったのです。
簡単に言うと
基本的には靭帯が断裂した場合でも保存療法でよい
ということです。
しかしそれから研究は進み、
本当にすべての症例に対して保存療法は成績良好なのか?
という疑問からさらにたくさん研究が行われてきました。
保存的治療は自覚症状とスポーツ復帰に関しては良好であるが、足関節安定性については
手術療法と同等又はわずかに劣るとする報告が多く、
前距腓靭帯の単独の断裂は予後は良いが、前距腓靭帯と踵腓靭帯の複合断裂は予後が悪い
という報告が多いのです。
ある研究は保存的治療の80%が成績良好であったため、保存療法を推奨していますが、
ある研究は保存的治療の20%が成績不良であったという理由から手術療法を推奨しています。
これは医師が治療群全体の成績を重視すれば保存療法を選択される
もしくは成績不良例の存在を重視すれば、より確実な安定性が得られる手術的治療が選択される
ということです。
結論から言うと、足関節捻挫の重症(外側側副靭帯断裂)は保存療法で概ね良好だが、安定性に関して言えば手術療法には劣る可能性があるということです。
現在の足関節の靭帯のOPEは関節鏡で行われ、短時間で行われるようになりました。
患者さんにとっても負担が少なっています。
色んな選択肢があります。
それでもやっぱり、OPEは嫌だという人は
当院は佐賀市にあるよし姿勢&スポーツ整骨院は
保存療法のスペシャリストです。
色んな知識をもとに、患者さんにあった適切な治療法を提案いたします。
ケガこそお任せあれ!