脊柱管狭窄症にコルセットは有効?症状緩和のための選び方と使い方
- よし 整骨院

- 1月1日
- 読了時間: 15分
更新日:1月13日

脊柱管狭窄症と診断された方の中には、コルセットの使用を検討している方もいるのではないでしょうか。コルセットは症状緩和に役立つ可能性がありますが、選び方や使い方を間違えると逆効果になることも。この記事では、脊柱管狭窄症におけるコルセットの役割、選び方、使い方、注意点などを整形外科で8年間勤務して専門学校で非常勤講師をしながら整骨院、整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。
この記事の監修者情報

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)
柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)
NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)
経歴
2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック
2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック
2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院
2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師
2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師
2024~現在 福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師
目次
・脊柱管狭窄症の基礎知識
・コルセットが有効なメカニズム
・症状緩和以外の効果
・ソフトタイプとハードタイプ
・サイズの選び方
・素材の選び方
・装着時間とタイミング
・正しい装着方法
・使用上の注意点
・薬物療法
・リハビリテーション
・手術
脊柱管狭窄症とは?コルセットが有効な理由
脊柱管狭窄症の基礎知識
脊柱管狭窄症は、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで、腰痛や足のしびれ、痛みなどの症状を引き起こす病気です。
進行すると歩行困難になることもあります。脊柱管は、脳から続く神経の束である脊髄が通る重要な場所です。
この脊柱管が狭くなる原因は様々ですが、加齢による変形や椎間板ヘルニアなどが代表的です。脊柱管が狭くなることで、内部の神経が圧迫され、特有の症状が現れます。
症状の現れ方には個人差があり、腰痛だけでなく、お尻や足にかけての痛みやしびれ、冷感、間欠跛行などが挙げられます。間欠跛行とは、しばらく歩くと足の痛みやしびれが強くなり、休憩を挟むことで再び歩けるようになる状態を指します。
脊柱管狭窄症は、日常生活に大きな支障をきたす可能性のある疾患であり、適切な理解と対処が求められます。早期に診断を受け、適切な治療を行うことが、症状の進行を抑制し、生活の質を維持するために重要です。

コルセットが有効なメカニズム
コルセットは、腰椎を固定し、姿勢を安定させることで、脊柱管への負担を軽減し、神経への圧迫を和らげる効果が期待できます。また、腹圧を高めることで、腰椎を支える筋肉をサポートする役割も担います。
具体的には、コルセットを装着することで、腰椎の動きが制限され、過度な負担が軽減されます。これにより、脊柱管にかかる圧力が分散され、神経への刺激が緩和されると考えられています。
さらに、コルセットは腹部を圧迫し、腹圧を高めることで、腰椎を支える筋肉群をサポートします。腹圧が高まることで、腰椎にかかる負担が軽減され、安定性が向上します。この安定性の向上は、痛みの軽減や姿勢の改善にもつながります。
コルセットは、これらのメカニズムを通じて、脊柱管狭窄症による症状の緩和に貢献します。ただし、コルセットはあくまで対症療法であり、根本的な原因を取り除くものではないことを理解しておく必要があります。
筆者の吉原がいつも患者さんにお伝えするのは、作業や仕事、長時間のお出かけなどの時はつけて、日常生活の時は外すのはどうですかと伝えています。
もちろん理想はコルセットをつけなくてもいい身体つくりをしていくことが大切ですが、今はまだ体が痛い状態です。痛みが出ないような体を作りながら、少しずつコルセットが手放せるといいですねという感じです。
症状緩和以外の効果
腰椎の安定化、痛みの軽減、姿勢の改善、活動性の向上など、様々な効果が期待できます。ただし、コルセットはあくまで症状を緩和するための補助的な手段であり、根本的な治療にはなりません。
コルセットの装着は、腰椎を安定させることで、不安定感やぐらつきを軽減し、日常生活における動作をスムーズにする効果が期待できます。
痛みの軽減は、腰椎への負担が軽減されることによって得られる直接的な効果であり、これにより、活動範囲が広がり、生活の質が向上します。
姿勢の改善は、コルセットが腰椎を正しい位置に保持し、猫背などの不良姿勢を矯正することによってもたらされます。正しい姿勢を維持することで、腰痛の悪化を防ぎ、呼吸や内臓機能の改善にもつながる可能性があります。
活動性の向上は、痛みや不安が軽減されることで、外出や趣味など、これまで諦めていた活動に再び取り組む意欲を高めます。
しかしながら、コルセットは根本的な治療法ではないため、症状の改善が見られない場合や、悪化する場合は、医師の診察を受け、適切な治療を受けることが重要です。
コルセットの種類と選び方のポイント
ソフトタイプとハードタイプ
コルセットには、ソフトタイプとハードタイプがあります。ソフトタイプは柔軟性があり、日常生活での使用に適しています。
ハードタイプは固定力が高く、痛みが強い場合や、手術後のリハビリなどに使用されます。
ソフトタイプは、伸縮性のある素材で作られており、身体の動きに合わせて柔軟にフィットします。そのため、日常生活での動作を妨げにくく、長時間の装着でも比較的快適に過ごせます。
軽い腰痛や、予防的な目的での使用に適しています。一方、ハードタイプは、金属やプラスチックなどの硬い素材で作られており、腰椎をしっかりと固定します。そのため、痛みが強い場合や、手術後のリハビリなど、より強力なサポートが必要な場合に適しています。
ただし、ハードタイプは、動きを制限するため、日常生活での使用には不向きな場合があります。
これらの特徴を踏まえ、ご自身の症状や目的に合わせて適切なタイプを選択することが重要です。医師や理学療法士に相談し、アドバイスを受けることも有効です。
サイズの選び方
コルセットは、ご自身のウエストサイズに合ったものを選びましょう。きつすぎると血行が悪くなり、ゆるすぎると十分な効果が得られません。購入前に必ず試着し、適切なサイズを選んでください。ウエストサイズは、おへその位置で測定します。コルセットのサイズ表を確認し、ご自身のウエストサイズに最も近いサイズを選択してください。
試着する際には、コルセットを実際に装着し、座ったり立ったり、体をひねったりするなど、様々な動作を行ってみましょう。
きつすぎると、呼吸が苦しくなったり、食事が摂りづらくなったり、皮膚に圧迫痕がついたりする場合があります。
ゆるすぎると、コルセットがずれやすく、十分なサポート効果が得られません。
適切なサイズは、適度な締め付け感があり、呼吸や動作を妨げないものです。また、マジックテープやベルトなどで締め付け具合を調整できるタイプを選ぶと、よりフィット感を高めることができます。
インターネット通販で購入する場合は、サイズ交換が可能かどうかを確認しておくと安心です。
素材の選び方
通気性の良い素材を選ぶことが大切です。長時間の使用でも蒸れにくく、快適に過ごせます。
メッシュ素材や吸湿速乾素材などがおすすめです。コルセットは、直接肌に触れるため、素材選びは非常に重要です。通気性の悪い素材は、汗をかきやすく、蒸れて不快感の原因となります。
また、皮膚炎やかぶれを引き起こす可能性もあります。
メッシュ素材は、通気性が高く、汗を素早く蒸発させるため、長時間の使用でも快適に過ごせます。吸湿速乾素材は、汗を吸収し、素早く乾燥させる機能があり、同様の効果が期待できます。
これらの素材は、洗濯にも強く、清潔に保ちやすいというメリットもあります。
また、アレルギー体質の方は、天然素材や低刺激性の素材を選ぶと良いでしょう。購入前に素材の表示をよく確認し、ご自身の肌に合ったものを選ぶようにしましょう。実際に触ってみて、肌触りや通気性を確かめることも大切です。
コルセットの正しい使い方と注意点
装着時間とタイミング
コルセットは、長時間連続して使用すると、それがないと不安になってしまう精神的依存や軽度の筋力低下を招く可能性があります。1日に数時間程度の使用にとどめ、就寝時は外すようにしましょう。また、活動時や痛みが強い時に使用すると効果的です。
コルセットは、腰椎をサポートする効果がある一方で、長時間の使用は腰回りの筋肉の活動を抑制し、筋力低下を招く可能性があります。
筋力低下が進むと、コルセットなしでは腰椎を支えられなくなり、かえって症状が悪化する恐れもあります。そのため、コルセットの使用は必要最小限にとどめ、1日に数時間程度を目安にしましょう。
就寝時は、コルセットを外して、腰回りの筋肉を休ませることが重要です。コルセットは、活動時や痛みが強い時など、特に腰椎への負担がかかる場面で使用すると効果的です。
例えば、長時間の立ち仕事や、重い物を持ち上げる際などに使用すると、腰痛の予防や症状の緩和につながります。ただし、コルセットに頼りすぎず、日頃から適度な運動やストレッチを行い、腰回りの筋肉を鍛えることも大切です。
正しい装着方法
コルセットは、腰骨の位置に合わせ、しっかりと固定しましょう。締め付けすぎに注意し、苦しくない程度に調整してください。説明書をよく読み、正しい装着方法を守りましょう。
コルセットを装着する際には、まず腰骨の位置を確認します。腰骨は、腰の両側にある骨盤の上端のことで、コルセットの中心がこの位置にくるように合わせます。コルセットを体に巻き付け、マジックテープやベルトなどで固定します。締め付けすぎると、呼吸が苦しくなったり、血行が悪くなったりする可能性があるため、苦しくない程度に調整しましょう。コルセットと体の間に、指が2~3本入る程度の余裕があるのが目安です。
また、コルセットがずれないように、しっかりと固定することも重要です。コルセットの装着方法や締め付け具合は、製品によって異なるため、必ず説明書をよく読み、正しい装着方法を守りましょう。初めてコルセットを使用する際は、医師や理学療法士に相談し、正しい装着方法を指導してもらうことをおすすめします。
使用上の注意点
コルセットは、症状を悪化させる可能性もあります。使用中に痛みやしびれが悪化した場合、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。
また、皮膚のかぶれやアレルギー反応が出た場合も、使用を中止しましょう。コルセットは、適切に使用すれば症状緩和に役立ちますが、誤った使用法は症状を悪化させる可能性があります。
コルセットを装着中に、痛みやしびれが悪化した場合、神経が圧迫されている可能性があるため、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。
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脊柱管狭窄症の根本的な治療について:薬、リハビリ、手術
薬物療法
痛み止めや神経の炎症を抑える薬などが用いられます。症状を一時的に緩和する効果はありますが、根本的な治療にはなりません。薬物療法は、脊柱管狭窄症による痛みや炎症を緩和することを目的として行われます。
痛み止めとしては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンなどが用いられます。
NSAIDsは、炎症を抑える効果もありますが、胃腸障害などの副作用に注意が必要です。神経の炎症を抑える薬としては、リリカ、タリージェ、プレガバリンやミロガバリン、トラムセット、トアラセット、ノイロトロピンなどが用いられます。これらの薬は、神経の過敏性を抑え、痛みを緩和する効果が期待できます。また、血行を改善する薬や、筋肉の緊張を和らげる薬なども用いられることがあります。
薬物療法は、症状を一時的に緩和する効果はありますが、脊柱管の狭窄自体を改善するものではないため、根本的な治療にはなりません。薬物療法は、他の治療法と併用されることが多く、症状の程度や患者さんの状態に合わせて、医師が適切な薬を選択します。
薬の使用にあたっては、医師や薬剤師の指示に従い、副作用に注意することが重要です。
リハビリテーション
理学療法士の指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングなどを行います。腰椎の可動域を広げたり、体幹を鍛えることで、症状の改善を目指します。リハビリテーションは、脊柱管狭窄症の症状改善や機能回復を目的として行われます。理学療法士の指導のもと、個々の患者さんの状態に合わせたプログラムが作成されます。
ストレッチは、腰椎や股関節の柔軟性を高め、神経への圧迫を軽減する効果が期待できます。筋力トレーニングは、腰回りの筋肉や腹筋を鍛え、腰椎を安定させる効果があります。また、姿勢矯正や歩行訓練なども行われ、日常生活動作の改善を目指します。
リハビリテーションは、薬物療法と併用されることが多く、症状の程度や患者さんの状態に合わせて、適切なプログラムが選択されます。継続的なリハビリテーションは、症状の改善だけでなく、再発予防にもつながります。リハビリテーションを行う際には、理学療法士の指示に従い、無理のない範囲で行うことが重要です。
手術
症状が重度で、保存療法(薬物療法やリハビリ)では改善が見られない場合、手術が検討されます。手術には、神経の圧迫を取り除く方法や、腰椎を固定する方法などがあります。手術は、脊柱管狭窄症の症状が重度で、薬物療法やリハビリテーションなどの保存療法では改善が見られない場合に検討されます。
手術の目的は、神経の圧迫を取り除き、痛みやしびれなどの症状を緩和することです。手術方法には、神経の圧迫を取り除く除圧術や、腰椎を固定する固定術などがあります。除圧術は、狭窄した脊柱管を広げ、神経への圧迫を解除する方法です。固定術は、不安定な腰椎を金属などで固定し、安定性を高める方法です。
手術方法は、症状の程度や患者さんの状態、年齢などを考慮して、医師が判断します。手術には、合併症のリスクもあるため、手術を受けるかどうかは、医師と十分に相談し、慎重に決定する必要があります。手術後も、リハビリテーションを行い、機能回復を目指すことが重要です。
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コルセットと脊柱管狭窄症:まとめ
コルセットは、脊柱管狭窄症の症状緩和に役立つ可能性がありますが、選び方や使い方を間違えると逆効果になることもあります。
この記事でご紹介した情報を参考に、ご自身の症状に合ったコルセットを選び、正しく使用してください。また、コルセットはあくまで補助的な手段であり、根本的な治療にはなりません。症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。
脊柱管狭窄症は、適切な診断と治療によって症状の改善が期待できる疾患です。コルセットは、その治療の一環として、症状緩和に役立つ可能性があります。
しかし、コルセットはあくまで補助的な手段であり、根本的な治療にはなりません。症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診し、医師の診察を受け、適切な治療を受けることが重要です。
この記事でご紹介した情報を参考に、ご自身の症状に合ったコルセットを選び、正しく使用し、快適な生活を送れるように努めてください。脊柱管狭窄症に悩むすべての方が、適切な治療を受け、笑顔で過ごせることを願っています。






