脊柱管狭窄症で立っていると歩けなくなるのはなぜ?間欠性跛行?原因と対策を徹底解説
- よし 整骨院

- 2025年12月31日
- 読了時間: 14分
更新日:1月13日

脊柱管狭窄症になると、立っていると歩けなくなる、または歩行中に症状が悪化することがあります。この記事では、脊柱管狭窄症で立位や歩行時に症状が現れる原因、メカニズムを詳しく解説し、具体的な対策方法、治療法、リハビリ、予防策までご紹介します。
適切な知識と対策で、症状の改善を目指しましょう。整形外科で8年間勤務して専門学校で非常勤講師をしながら整骨院、整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。
この記事の監修者情報

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)
柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)
NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)
経歴
2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック
2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック
2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院
2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師
2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師
2024~現在 福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師
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目次
・脊柱管狭窄症の基本的なメカニズム
・立位時に症状が悪化する理由
・間欠跛行とは?その特徴と原因
・腰痛と下肢の痛み・しびれ
・排尿・排便障害
・冷感や知覚異常
・保存療法:症状を緩和するためのアプローチ
・手術療法:根本的な解決を目指す
・正しい姿勢を保つ
・適度な運動とストレッチ
・体重管理と食生活
脊柱管狭窄症とは?立位で歩けなくなる原因
脊柱管狭窄症の基本的なメカニズム
脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭窄し、内部を通る神経が圧迫されることで様々な症状を引き起こす疾患です。この狭窄は、加齢に伴う椎間板の変性、靭帯の肥厚、骨棘の形成などが原因で発生します。
特に腰部脊柱管狭窄症の場合、腰椎の脊柱管が狭くなることで、馬尾神経や神経根が圧迫され、下肢への神経伝達に異常が生じます。
この圧迫が、立位時に歩行困難となる主な原因の一つです。立位姿勢では、腰椎にかかる負荷が増大し、脊柱管がさらに狭くなる傾向があります。その結果、神経への圧迫が強まり、痛み、しびれ、脱力感といった症状が悪化します。
症状の進行度合いによっては、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。早期の段階で適切な診断と治療を受けることが重要です。脊柱管狭窄症のメカニズムを理解することは、適切な対策を講じる上で不可欠です。

立位時に症状が悪化する理由
立位時に脊柱管狭窄症の症状が悪化する主な理由は、腰椎にかかる力学的負荷の増大と、それに伴う神経への圧迫の増強です。
具体的には、立っている状態では、重力によって腰椎が圧迫され、椎間板の高さが減少する傾向があります。この変化により、脊柱管がさらに狭くなり、神経がより強く圧迫されます。
さらに、立位姿勢を維持するために、腰部の筋肉が常に緊張状態にあります。この筋肉の緊張は、周囲の血管を圧迫し、神経への血流を阻害する可能性があります。血流の低下は、神経の機能を低下させ、痛みやしびれを増強させる要因となります。
また、不良姿勢も症状悪化の一因となります。前かがみの姿勢や猫背は、腰椎への負担をさらに増加させ、症状を悪化させる可能性があります。
これらの要因が複合的に作用することで、立位時に脊柱管狭窄症の症状が悪化します。したがって、立位時の姿勢に注意し、適切な休息を取ることが重要です。

間欠跛行とは?その特徴と原因
間欠跛行は、脊柱管狭窄症の典型的な症状の一つであり、一定の距離を歩行すると下肢に痛みやしびれが生じ、歩行を中断せざるを得なくなる状態を指します。歩行を中断し、しばらく休息することで症状が軽減し、再び歩行が可能になるのが特徴です。
しかし、再び歩き始めると、同様の症状が再発します。この症状は、脊柱管狭窄により神経への血流が不足することが主な原因です。

歩行時には、下肢の筋肉が活発に活動するため、より多くの酸素と栄養を必要とします。
しかし、脊柱管狭窄により神経や血管が圧迫されていると、必要な血液が十分に供給されません。その結果、筋肉や神経が酸素不足となり、痛みやしびれが生じます。休息することで、筋肉の活動が低下し、血流が改善されるため、症状が一時的に軽減します。
間欠跛行の程度は、脊柱管狭窄の重症度や個人の体力によって異なります。
軽度の場合、比較的長い距離を歩行できますが、重度の場合、数十メートル歩くだけでも症状が現れることがあります。間欠跛行は、日常生活に大きな影響を与えるため、適切な治療が必要です。
記事筆者の吉原の経験上、歩行時間が5分未満の人は重症だなと印象を持っています。

脊柱管狭窄症の症状:立位以外に現れる症状
腰痛と下肢の痛み・しびれ
脊柱管狭窄症に伴う腰痛は、多くの場合、慢性的な鈍痛として現れます。この痛みは、腰椎の不安定性や周囲の筋肉の緊張が原因となることが多いです。
また、脊柱管内の神経が圧迫されることで、下肢への痛みやしびれが生じます。これらの症状は、坐骨神経痛と類似していることがありますが、脊柱管狭窄症の場合は、両足に症状が現れることが多いのが特徴です。
下肢の痛みやしびれは、特定の姿勢や動作によって悪化することがあります。
例えば、腰を反らす動作や長時間立っていると、症状が強くなることがあります。
また、冷えや疲労も症状を悪化させる要因となります。
症状の程度は個人差が大きく、軽いしびれ程度で済む場合もあれば、激しい痛みで歩行が困難になる場合もあります。症状が慢性化すると、日常生活に大きな支障をきたすため、早期の診断と適切な治療が重要です。
排尿・排便障害
脊柱管狭窄症が重症化すると、排尿障害や排便障害が現れることがあります。
これは、脊髄神経の中でも下位の神経、特に膀胱や直腸の機能を制御する神経が圧迫されることが原因です。
排尿障害としては、頻尿、尿意切迫感、尿失禁、排尿困難などが挙げられます。排便障害としては、便秘や便失禁などが現れることがあります。
これらの症状は、脊柱管狭窄症の進行を示す重要なサインであり、放置すると生活の質を著しく低下させる可能性があります。
特に、馬尾神経が広範囲に圧迫されると、これらの症状が同時に現れることがあり、馬尾症候群と呼ばれます。
馬尾症候群は、緊急性の高い状態であり、速やかに手術による神経の減圧が必要となる場合があります。排尿・排便障害が現れた場合は、自己判断せずに、直ちに専門医の診察を受けることが重要です。
冷感や知覚異常
脊柱管狭窄症によって神経が圧迫されると、足の裏や指先に冷感を感じたり、感覚が鈍くなることがあります。
これは、神経の圧迫によって血流が悪くなり、感覚を伝える神経の機能が低下するために起こります。また、神経自体が直接圧迫されることで、異常な感覚が生じることもあります。
冷感は、特に夜間や寒冷時に強く感じることがあります。これは、血管が収縮し、血流がさらに悪化するためと考えられます。
知覚異常としては、触覚や痛覚が鈍くなるだけでなく、ピリピリとした痛みや焼けるような感覚が生じることもあります。
また筆者の受け持った患者さんの中には肛門付近の会陰といわれる部分が熱々した感じになる人もいます。
これらの症状は、日常生活に不快感をもたらし、睡眠の質を低下させる可能性があります。症状が気になる場合は、医師に相談し、適切な対処法を検討することが重要です。症状を放置すると、感覚がさらに鈍くなり、怪我に気づきにくくなるなどのリスクもあります。
脊柱管狭窄症の治療法:保存療法と手術療法
保存療法:症状を緩和するためのアプローチ
脊柱管狭窄症の保存療法は、手術以外の方法で症状の緩和を目指す治療法です。主なアプローチとしては、薬物療法、理学療法、整体、神経ブロック注射などがあります。
薬物療法では、痛みや炎症を抑えるための鎮痛剤(ロキソニン、ボルタレン、セレコックス)や、神経の痛みを和らげる神経障害性疼痛治療薬(リリカ、タリージェ、プレガバリン、トラムセット、トアラセット)などが用いられます。これらの薬は、症状を一時的に緩和する効果がありますが、根本的な解決にはなりません。
理学療法では、ストレッチや筋力トレーニングを行い、姿勢を改善し、神経への負担を軽減します。また、温熱療法やマッサージなども、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善する効果があります。装具療法では、コルセットなどの装具を使用し、腰椎を安定させ、負担を軽減します。
筆者の吉原の経験上、脊柱管狭窄症の人は、股関節、骨盤の動き、胸郭の動きが悪くなっている人が多く、その可動域をよくしてあげると症状が改善する人が多くいるなと思います。
5分も歩けなかった人が30分以上歩けるようになった人なども多くいます。もちろんすべての人に効果があるわけではありませんが、改善する人の割合は多いと思っています。
整体は体の可動域を手技の施術を用いて改善していきます。その施術所によって施術方法は違いますが、脊柱、骨盤、股関節などの関節の可動域を広げることによって、神経や狭窄部位の負担が減り疼痛の軽減が望めます。
また神経と神経周囲の癒着が原因で神経を刺激し痛みが出ている場合もあります。そのよう場合は施術でその癒着をはがす、滑走をよくする施術をする施術所もあります。

当院では狭窄症の症状は大なり、小なりの姿勢のゆがみが原因で症状が起きていると思っています。その改善方法としてトリガーポイントに手技やラジオ波、カッピングなどの筋膜リリースとソフトな骨盤矯正や骨格矯正をおこない普通のマッサージでは届かない場所を施術していき症状と姿勢を改善させる整体院です。

神経ブロック注射は、痛みを緩和するために、神経の近くに麻酔薬やステロイド薬を注入する方法です。保存療法は、症状が比較的軽い場合や、手術を希望しない場合に選択されることが多いです。
手術療法:根本的な解決を目指す
手術療法は、保存療法で症状が改善しない場合や、日常生活に大きな支障をきたす場合に検討される治療法です。手術の目的は、脊柱管を広げ、神経への圧迫を取り除くことで、症状の根本的な改善を目指します。
代表的な手術方法としては、椎弓切除術、椎弓形成術、棘突起縦割式椎弓形成術などがあります。
椎弓切除術は、脊柱管の後方部分を構成する椎弓の一部を切除し、神経の圧迫を取り除く方法です。椎弓形成術は、
椎弓に切り込みを入れ、広げることで脊柱管を拡大する方法です。棘突起縦割式椎弓形成術は、棘突起と呼ばれる部分を縦に割り、広げることで脊柱管を拡大する方法です。
手術方法は、患者さんの状態や症状、年齢などを考慮して選択されます。手術療法は、神経への圧迫を直接的に取り除くことができるため、高い効果が期待できますが、手術に伴うリスクも考慮する必要があります。
専門医で詳しい説明を聞いてみてくださいね。

脊柱管狭窄症の予防と対策:日常生活での注意点
正しい姿勢を保つ
脊柱管狭窄症の予防において、日常生活で正しい姿勢を保つことは非常に重要です。長時間同じ姿勢でいることを避け、定期的に休憩を挟み、ストレッチや軽い運動を行いましょう。特に、デスクワークなど長時間座りっぱなしの作業をする場合は、1時間に1回程度は立ち上がり、体を動かすように心がけましょう。
椅子に座る際には、背もたれに寄りかかり、腰をしっかりサポートすることが大切です。必要に応じて、腰当てクッションなどを使用するのも良いでしょう。また、立っている時も、背筋を伸ばし、お腹を引っ込めるように意識しましょう。
猫背や前かがみの姿勢は、腰椎への負担を増加させ、脊柱管狭窄症のリスクを高めます。正しい姿勢を意識することで、腰椎への負担を軽減し、脊柱管狭窄症の予防につながります。

適度な運動とストレッチ
適度な運動は、腰回りの筋肉を強化し、脊椎を安定させる効果があります。ウォーキングや水泳などの有酸素運動に加え、ヨガやピラティスなどの体幹を鍛える運動も効果的です。
これらの運動は、腰椎を支える筋肉を強化し、姿勢を改善する効果があります。また、ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げる効果があります。
特に、腰や股関節のストレッチを定期的に行うことで、腰椎への負担を軽減することができます。ストレッチを行う際には、無理のない範囲で行い、痛みを感じたら中止しましょう。
運動やストレッチは、毎日継続することが重要です。日常生活に運動やストレッチを取り入れ、腰椎を健康に保ちましょう。運動の種類や強度については、医師や理学療法士に相談することをお勧めします。

体重管理と食生活
吉原の経験上、正直な話、体重が減ると腰痛が減る人は多いです。
肥満は、脊椎への負担を増加させ、脊柱管狭窄症のリスクを高める要因となります。適切な体重を維持することは、脊柱管狭窄症の予防において非常に重要です。バランスの取れた食生活を心がけ、摂取カロリーをコントロールしましょう。
特に、高カロリーな食品や加工食品の摂取を控え、野菜や果物、魚、鶏肉など、栄養価の高い食品を積極的に摂取しましょう。
カルシウムやビタミンDは、骨を丈夫に保つために重要な栄養素です。カルシウムは、牛乳や乳製品、小魚などに多く含まれており、ビタミンDは、魚やきのこ類などに多く含まれています。
また、適度な日光浴もビタミンDの生成を促進します。バランスの取れた食生活と適切な体重管理は、脊柱管狭窄症の予防だけでなく、全身の健康維持にもつながります。
さらに日本人はマグネシウムが不足しているといわれています。
マグネシウムは神経の伝達を調整し、過剰な興奮を抑えることで痛みを緩和してくれる効果があります。
痛みが取れない人はこのような栄養素を取り入れることをおすすめします。
吉原おすすめの狭窄症改善アイテムを紹介
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頑固な腰痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、腰椎ヘルニア、すべり症の人に多い姿位(もちろん例外もあります)は骨盤が後ろに倒れ、前方へ偏移し、背中、肩が丸まり(猫背、巻き方)、膝も曲がる、腰も反り気味になります。
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まとめ:脊柱管狭窄症と向き合い、快適な生活を送るために
脊柱管狭窄症は、適切な治療と対策を行うことで、症状の改善が期待できる疾患です。立位や歩行時の症状にお悩み
の方は、自己判断せずに、早めに整形外科を受診し、専門医の診断を受けることをお勧めします。
専門医は、症状や状態を詳しく評価し、適切な治療プランを提案してくれます。
治療法としては、保存療法や手術療法、リハビリテーションなどがあり、個々の患者さんの状態に合わせて選択されます。日常生活での予防策も継続し、正しい姿勢を保つ、適度な運動を行う、体重管理を心がけるなど、できることから始めましょう。
脊柱管狭窄症と向き合い、適切な治療と対策を行うことで、快適な生活を送ることができます。諦めずに、専門医と協力して、症状の改善を目指しましょう。
間接引用
日本脊髄外科学会 腰部脊柱管狭窄症
たてやま整形外科クリニック 腰部脊柱管狭窄症







