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頭痛と吐き気で病院に行くべき?原因と対処法、緊急性の高い症状を解説

  • 6月9日
  • 読了時間: 12分
頭痛と吐き気 原因と見極め方、正しい対処法に関するアイキャッチ

頭痛と吐き気が同時に起こると、つらいだけでなく「もしかして何か重大な病気?」と不安になる方もいるのではないでしょうか。


この記事では、頭痛と吐き気を伴う場合に考えられる原因や、病院を受診する目安、自分でできる対処法などを解説します。よし整骨院などの専門機関の情報も参考に、適切な対応を取りましょう。


整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。



この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院


2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・一次性頭痛と二次性頭痛

・ストレスと自律神経の乱れ

・脳脊髄液の循環不良

・いつもと違う激しい頭痛

・吐き気以外に、麻痺やしびれがある場合

・市販薬を飲んでも改善しない場合

・安静にして休息をとる

・水分補給をする

・温めたり冷やしたりする

・問診と神経学的検査

・画像検査(MRI、CTなど)

・薬物療法

・規則正しい生活習慣

・ストレスを溜め込まない

・専門医への相談



頭痛と吐き気の原因を理解する


一次性頭痛と二次性頭痛


頭痛は大きく分けて、一次性頭痛と二次性頭痛の2種類があります。


一次性頭痛とは、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛のように、  特定の病気が原因ではない頭痛のことです。


これらの頭痛は、生活習慣や体質、ストレスなどが複雑に絡み合って発生すると考えられています。


一方、二次性頭痛は、脳腫瘍やくも膜下出血、髄膜炎など、他の病気が原因で起こる頭痛です。


このタイプの頭痛は、原因となる病気を治療しない限り、症状が改善しないことが特徴です。


吐き気を伴う頭痛の場合、一次性頭痛と二次性頭痛のどちらであるかを特定し、適切な対処を行う必要があります。


 自己判断せずに、医療機関を受診して、正確な診断を受けることが重要です。


医師は、問診や神経学的検査、画像検査などを通して、頭痛の原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。


頭痛の種類によっては、放置すると重篤な状態に陥る可能性もあるため、早めの受診が大切です。


ストレスと自律神経の乱れ


ストレスは、自律神経のバランスを崩し、頭痛や吐き気を引き起こす大きな要因の一つです。


自律神経は、呼吸、心拍、消化など、生命維持に必要な機能を無意識のうちにコントロールしています。


ストレスが慢性的に続くと、自律神経の調整機能が低下し、交感神経が優位な状態が続くことがあります。


その結果、血管が収縮したり、筋肉が緊張したりして、頭痛を引き起こしやすくなります。


特に、精神的なストレスや過労は、首や肩の筋肉を緊張させ、緊張型頭痛の原因となることが多いです。


また、自律神経の乱れは、血管の収縮や拡張をコントロールする機能にも影響を与え、片頭痛を引き起こす可能性も高まります。


ストレスを軽減するためには、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動などを心がけることが大切です。


また、趣味やリラックスできる時間を持つことも、ストレス解消に繋がります。


脳脊髄液の循環不良


脳脊髄液は、脳と脊髄の周囲を循環し、脳を保護したり、老廃物を除去したり、栄養を供給したりする重要な役割を果たしています。


この脳脊髄液の循環が悪くなると、頭痛や吐き気を引き起こすことがあります。


脳脊髄液の循環不良は、様々な原因によって引き起こされますが、最も一般的な原因の一つは、


首や肩の筋肉の緊張です。


長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、同じ姿勢を長時間続けることで、


首や肩の筋肉が緊張し、脳脊髄液の循環を妨げることがあります。


また、姿勢の悪さも、脳脊髄液の循環不良の原因となります。


猫背や前かがみの姿勢は、首や背中の筋肉に負担をかけ、脳脊髄液の流れを悪くします。


脳脊髄液の循環を改善するためには、正しい姿勢を保つこと、


定期的に休憩を挟んでストレッチを行うこと、適度な運動をすることが大切です。


整体やカイロプラクティックなどの施術も、効果的な場合があります。



正しい姿勢


病院に行くべきかどうかの判断基準


いつもと違う激しい頭痛


経験したことのないような激しい頭痛や、突然始まった激しい頭痛は、


くも膜下出血などの重篤な疾患が原因である可能性があります。


くも膜下出血は、脳の血管が破裂し、脳の周りの空間に出血する病気で、


激しい頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害などを伴うことがあります。


また、今まで経験したことのない種類の頭痛や、徐々に悪化していく頭痛も、


脳腫瘍などの可能性を考慮する必要があります。


脳腫瘍は、脳の中にできる腫瘍で、頭痛、吐き気、視覚障害、麻痺などを引き起こすことがあります。  


このような場合は、様子を見ずに、すぐに救急外来を受診してください。


特に、意識障害や麻痺などの神経症状を伴う場合は、一刻も早く医療機関を受診する必要があります。


自己判断はせずに、専門家の判断を仰ぐことが重要です。


早急な対応が、重篤な状態を回避することに繋がります。


吐き気以外に、麻痺やしびれがある場合


頭痛に加えて、手足の麻痺やしびれ、視覚異常(視野が狭くなる、物が二重に見えるなど)、


言語障害(言葉が出にくい、ろれつが回らないなど)などが伴う場合は、  脳卒中や脳腫瘍などの疑いがあります。


これらの症状は、脳の特定部位の機能が障害されることによって起こります。


脳卒中は、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで、脳に血液が供給されなくなる病気です。



脳腫瘍は、脳の中にできる腫瘍で、周囲の脳組織を圧迫したり、脳の機能を障害したりすることがあります。


これらの症状が現れた場合は、一刻も早く医療機関を受診し、  


適切な検査と治療を受けてください。時間経過とともに症状が悪化する可能性があるため、


迅速な対応が重要です。


特に、発症から数時間以内であれば、血栓溶解療法などの治療法が有効な場合があります。


救急車を呼ぶことも検討しましょう。


市販薬を飲んでも改善しない場合


市販の鎮痛薬を服用しても頭痛が改善しない場合や、頻繁に薬を服用する必要がある場合は、


医療機関を受診して、適切な診断と治療を受けてください。


市販薬は、一時的に痛みを和らげる効果はありますが、根本的な原因を解決するものではありません。


そのため、市販薬を飲み続けても、頭痛が繰り返されることがあります。


また、頻繁に鎮痛薬を服用すると、薬物乱用頭痛に陥る可能性もあります。


薬物乱用頭痛とは、鎮痛薬の過剰摂取によって引き起こされる頭痛で、鎮痛薬を飲むことで、


かえって頭痛が悪化するという悪循環に陥ることがあります。


医療機関では、頭痛の種類や原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。


薬物療法だけでなく、生活習慣の改善や理学療法なども含めた総合的な治療を行うことで、


頭痛の根本的な解決を目指します。


自己判断で市販薬を飲み続けるのではなく、専門家の意見を聞くことが大切です。



自分でできる頭痛と吐き気の対処法


安静にして休息をとる


頭痛や吐き気が起こった場合は、無理をせずに安静にして休息をとることが大切です。


身体的な疲労や精神的なストレスは、頭痛や吐き気を悪化させる要因となります。


静かで暗い部屋で横になり、リラックスできる環境を整えましょう。


明るい光や騒音は、頭痛を悪化させることがあります。


アイマスクや耳栓などを使用するのも効果的です。  


また、深呼吸をしたり、瞑想したりすることで、心身をリラックスさせることができます。


休息をとる際には、スマートフォンやパソコンなどの使用は控えましょう。


これらの機器から発せられる光や情報が、脳を刺激し、休息を妨げることがあります。


可能であれば、睡眠をとるのが理想的です。


睡眠は、身体の回復を促し、頭痛や吐き気を軽減する効果があります。


睡眠

水分補給をする


脱水症状は、頭痛や吐き気を悪化させることがあります。


水分が不足すると、血液の循環が悪くなり、脳への酸素供給が滞るため、頭痛が起こりやすくなります。


また、脱水症状は、自律神経のバランスを崩し、吐き気を引き起こすこともあります。


こまめに水分補給を行い、体を潤しましょう。


一度に大量の水分を摂取するのではなく、少量ずつ、こまめに水分を補給することが大切です。


水やスポーツドリンク、経口補水液などがおすすめです。


スポーツドリンクや経口補水液には、電解質が含まれているため、水分だけでなく、失われたミネラルも補給することができます。


カフェインやアルコールは、利尿作用があるため、避けるようにしましょう。


利尿作用によって、体内の水分が失われ、脱水症状を悪化させる可能性があります。


温めたり冷やしたりする


頭痛の種類によって、温めることが効果的な場合と、冷やすことが効果的な場合があります。


緊張型頭痛の場合は、首や肩を温めることで、筋肉の緊張を和らげることができます。


蒸しタオルや温湿布などを利用すると良いでしょう。温めることで、血行が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。


一方、片頭痛の場合は、頭を冷やすことで、血管の拡張を抑え、痛みを軽減することができます。


冷却シートや氷枕などを利用すると良いでしょう。冷やすことで、血管が収縮し、炎症を抑える効果があります。


どちらの方法が効果的かは、頭痛の種類や個人の体質によって異なります。


どちらを試しても効果がない場合は、無理に続けずに、他の方法を試してみましょう。


また、温めすぎたり、冷やしすぎたりすると、逆効果になることもあるので、注意が必要です。


頭痛の種類


医療機関での検査と治療


問診と神経学的検査


医療機関では、まず問診で、頭痛の種類、頻度、持続時間、痛みの程度、吐き気の有無、その他の症状などを詳しく確認します。


頭痛がいつから始まったのか、どのような時に起こりやすいのか、何がきっかけで起こるのか、どのような痛みなのかなどを詳しく伝えることが大切です。


また、神経学的検査を行い、  脳や神経に異常がないかを調べます。


神経学的検査では、視力、視野、眼球運動、顔面の感覚、四肢の運動機能、反射などを調べます。


これらの検査を通して、脳や神経に異常がないかを判断し、


必要に応じて、画像検査などの追加検査を行います。


問診と神経学的検査は、頭痛の原因を特定するための重要なステップです。


画像検査(MRI、CTなど)


問診や神経学的検査の結果、脳腫瘍やくも膜下出血などの疑いがある場合は、


MRIやCTなどの画像検査を行います。


MRIは、磁気と電波を利用して、脳の断面を画像化する検査です。  


CTは、X線を利用して、脳の断面を画像化する検査です。


これらの検査により、脳の状態を詳しく確認し、頭痛の原因を特定します。


MRIは、CTよりも詳細な画像を 得ることができ、脳腫瘍や脳梗塞などの診断に優れています。CTは、MRIよりも短時間で検査を行うことができ、出血の診断に優れています。


どちらの検査を行うかは、症状や疑われる疾患によって異なります。画像検査は、頭痛の原因を特定するための重要な検査ですが、放射線被曝のリスクもあるため、必要に応じて行う必要があります。


薬物療法


頭痛の種類や原因に応じて、鎮痛薬、片頭痛治療薬、吐き気止めなどの薬を処方します。鎮痛薬は、痛みを和らげる効果がありますが、根本的な原因を解決するものではありません。


片頭痛治療薬は、片頭痛の発作を抑える効果があり、トリプタン製剤などが用いられます。吐き気止めは、吐き気を抑える効果があり、メトクロプラミドなどが用いられます。


また、必要に応じて、予防薬を服用することで、頭痛の頻度や程度を軽減することができます。予防薬には、β遮断薬、抗うつ薬、抗てんかん薬などがあります。


薬物療法は、頭痛の症状を改善するための有効な手段ですが、副作用のリスクもあるため、


医師の指示に従って、正しく服用することが大切です。


自己判断で薬を服用したり、  量を変更したりすることは、絶対に避けてください。



頭痛と吐き気の予防のために


規則正しい生活習慣


毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保することが大切です。


睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、頭痛や吐き気を引き起こす原因となります。


また、不規則な生活は、体内時計を狂わせ、ホルモンバランスを乱すことにも繋がります。


バランスの取れた食事を心がけ、カフェインやアルコールの摂取を控えましょう。


カフェインやアルコールは、頭痛を悪化させる可能性があるため、摂取量を控えることが望ましいです。


適度な運動も、頭痛の予防に効果的です。運動は、血行を促進し、ストレスを解消する効果があります。


ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。


ただし、激しい運動は、かえって頭痛を悪化させることもあるので、注意が必要です。


ストレスを溜め込まない


ストレスは、頭痛や吐き気を引き起こす大きな原因となります。


ストレスを感じると、交感神経が優位になり、血管が収縮したり、


筋肉が緊張したりするため、頭痛が起こりやすくなります。


また、ストレスは、自律神経のバランスを崩し、吐き気を引き起こすこともあります。


自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。


趣味を楽しんだり、リラックスできる時間を設けたりするのも効果的です。


音楽を聴いたり、映画を観たり、読書をしたり、アロマテラピーを試したりするのも良いでしょう。


また、友人や家族と話したり、カウンセリングを受けたりすることも、ストレス解消に繋がります。


専門医への相談


頭痛が頻繁に起こる場合や、症状が重い場合は、専門医に相談することをおすすめします。


自己判断で市販薬を飲み続けるのではなく、専門家の意見を聞くことが大切です。


専門医は、頭痛の種類や原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。


病院では、問診、神経学的検査、画像検査などを行い、頭痛の原因を特定します。


また、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善や理学療法なども含めた総合的な治療を行います。


頭痛に悩んでいる場合は、一人で悩まずに、専門医に相談してみましょう。


早期の診断と治療が、症状の改善に繋がります。



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