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坐骨神経痛でも仕事を続けられる?休むべき?症状と対策を解説

  • 4月24日
  • 読了時間: 11分
坐骨神経痛と仕事のアイキャッチ

坐骨神経痛の症状がある場合、仕事を続けるべきか、休むべきか悩む方は多いでしょう。この記事では、坐骨神経痛の症状、仕事への影響、続ける場合と休む場合の判断基準、そして具体的な対策について、整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。ツラい痛みを抱えながらも仕事を頑張りたい方、または休職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。



この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院



2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・坐骨神経とは

・坐骨神経痛の主な原因

・代表的な症状

・症状の程度で判断

・仕事内容で判断

・専門家への相談

・姿勢の改善

・こまめな休憩とストレッチ

・作業環境の見直し

・休養の必要性

・休養中の過ごし方

・職場との連携

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坐骨神経痛とは?主な原因と症状


坐骨神経とは


坐骨神経は、人体で最も太く、長い神経であり、腰椎から出て、お尻を通り、太ももの裏側を通って足先まで伸びています。この神経は、下半身の感覚と運動機能を司る重要な役割を担っています。


坐骨神経の走行

具体的には、お尻、太もも、ふくらはぎ、足の筋肉の動きをコントロールし、これらの部位の皮膚感覚を脳に伝える役割を持っています。坐骨神経が正常に機能することで、私たちは歩いたり、走ったり、座ったりといった日常的な動作を円滑に行うことができるのです。


坐骨神経は、文字通り、座るという動作にも深く関わっており、その名前が示す通り、私たちが日常生活を送る上で欠かせない神経と言えるでしょう。


坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が圧迫されることで起こる症状です。お尻や太もも、すね、足先などに痛みやしびれが現れます。原因や症状について解説します。



坐骨神経痛の主な原因


坐骨神経痛を引き起こす原因は多岐にわたりますが、主なものとしては、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などが挙げられます。


腰椎椎間板ヘルニアは、椎骨の間にある椎間板が変性し、神経を圧迫することで痛みが生じます。


腰部脊柱管狭窄症は、脊髄が通る脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、同様に痛みやしびれを引き起こします。


梨状筋症候群は、お尻の筋肉である梨状筋が坐骨神経を圧迫することで症状が現れます。


これらの疾患以外にも、腫瘍や感染症などが原因となることもあります。長時間のデスクワークや立ち仕事、重い物を持ち上げる作業などは、腰に負担をかけ、これらのリスクを高める可能性があります。



原因を特定するためには、医師による診察や画像検査(MRI、CTスキャンなど)が必要です。適切な診断を受けることで、原因に応じた治療法を選択し、症状の改善を目指すことができます。自己判断で放置せず、専門医の診察を受けることが重要です。



代表的な症状


坐骨神経痛の症状は、人によって異なり、その現れ方も様々です。鋭い痛み、電気が走るようなしびれ、焼けるような感覚、刺すような痛みなどが代表的な症状として挙げられます。



坐骨神経痛の痛み


これらの痛みは、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて広がるのが特徴です。痛みの程度も様々で、軽い違和感程度の場合もあれば、日常生活に支障をきたすほどの激痛の場合もあります。症状がひどい場合は、歩行困難になることもあり、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。また、排尿や排便に障害が現れることも稀にあります。


症状の現れ方や程度によって、治療法も異なります。軽度の場合は、安静やストレッチ、鎮痛剤などで改善が見込めますが、重度の場合は、手術が必要になることもあります。早期に適切な治療を受けることが、症状の悪化を防ぎ、QOL(生活の質)を維持するために重要です。痛みが続く場合は、我慢せずに専門医に相談しましょう。




仕事を続ける?休む?判断基準


症状の程度で判断


坐骨神経痛の症状の程度は、仕事を続けるか休むかを判断する上で重要な要素となります。


痛みが軽度で、日常生活にほとんど支障がない場合は、仕事を続けられる可能性があります。しかし、痛みが強く、集中力や作業効率が著しく低下する場合は、休職を検討する必要があるでしょう。


具体的には、鎮痛剤を服用しても痛みが緩和されない、長時間座っていることが困難、歩行に支障がある、などの場合は、休職を検討するサインと言えます。また、仕事中に痛みが増強する場合や、夜間に痛みで眠れない場合も、休職を視野に入れるべきでしょう。



症状の程度を客観的に判断するためには、痛みレベルを記録したり、日常生活での支障度を評価したりするのも有効です。例えば、Visual AnalogScale(VAS)という痛みスケールを用いて、痛みを数値化することができます。また、仕事内容や作業環境なども考慮し、総合的に判断することが重要です。


VAS


仕事内容で判断


仕事内容も、仕事を続けるか休むかを判断する上で重要な要素です。


立ち仕事や重労働など、腰に負担がかかる仕事は、症状を悪化させる可能性があります。例えば、建設作業員、介護士、看護師などは、腰への負担が大きいため、症状が悪化しやすいと考えられます。


一方、デスクワーク中心の仕事であれば、工夫次第で続けられる場合もあります。例えば、正しい姿勢を保つ、こまめに休憩を取る、ストレッチを行うなどの対策を講じることで、腰への負担を軽減できます。


しかし、デスクワークであっても、長時間同じ姿勢を続けることは、腰に負担をかける可能性があります。そのため、定期的に立ち上がって歩いたり、軽い運動をしたりすることが重要です。また、椅子の高さやモニターの位置を調整するなど、作業環境を見直すことも有効です。


仕事内容と症状の程度を考慮し、無理のない範囲で仕事を続けることが大切です。



専門家への相談


坐骨神経痛の症状が出た場合は、自己判断せずに、まずは医師や理学療法士などの専門家に相談することが重要です。専門家は、症状の原因を特定し、適切なアドバイスや治療を提供してくれます。


医師は、診察や画像検査(MRI、CTスキャンなど)を行い、坐骨神経痛の原因となっている疾患を特定します。

理学療法士は、ストレッチや運動療法を行い、痛みの緩和や機能回復をサポートします。


適切なアドバイスや治療を受けることで、早期回復につながるだけでなく、再発予防にもつながります。自己判断で放置すると、症状が悪化したり、慢性化したりする可能性があるため、早めに専門家に相談しましょう。また、治療法についても、医師と相談しながら、自分に合ったものを選ぶことが大切です。


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仕事を続ける場合の対策


姿勢の改善


正しい姿勢を保つことは、腰への負担を軽減し、坐骨神経痛の症状を和らげるために非常に重要です。椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、モニターの位置を調整することで、首や肩への負担も軽減できます。


具体的には、椅子の高さを調整し、膝が90度に曲がるようにし、足裏が床にしっかりとつくようにします。背もたれがある椅子を使用し、腰をしっかりとサポートするようにしましょう。モニターの位置は、目線の高さになるように調整し、首が前に傾かないようにします。


専門機関で姿勢指導を受けるのも有効です。専門家は、個々の体型や仕事内容に合わせて、最適な姿勢を指導してくれます。また、姿勢矯正グッズ(クッション、サポーターなど)を使用するのも、姿勢改善に役立ちます。日頃から姿勢を意識し、正しい姿勢を保つように心がけましょう。



こまめな休憩とストレッチ


長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。30分~1時間ごとに休憩を挟み、ストレッチを行いましょう。ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、痛みを和らげる効果があります。例えば、腰をゆっくりと回すストレッチや、太ももの裏側を伸ばすストレッチなどが有効です。


休憩時間には、軽い運動をするのもおすすめです。例えば、オフィス内を歩き回ったり、階段を上り下りしたりするだけでも、血行が促進されます。また、深呼吸をすることで、リラックス効果も得られます。仕事中に痛みを感じたら、無理せずに休憩を取り、ストレッチや運動を行いましょう。


ハムストリングスのストレッチ






作業環境の見直し


作業台の高さや椅子の調整、足元に台を置くなど、作業環境を見直すことで、腰への負担を軽減できます。作業台が高すぎる場合は、肩や首に負担がかかり、腰痛の原因となることがあります。逆に、作業台が低すぎる場合は、猫背になりやすく、腰に負担がかかります。椅子の高さは、膝が90度に曲がるように調整し、足裏が床にしっかりとつくようにします。足元に台を置くことで、膝を少し高く保ち、腰への負担を軽減することができます。


また、モニターの位置やキーボードの位置も重要です。モニターは、目線の高さになるように調整し、キーボードは、腕が自然な位置になるように調整します。これらの工夫により、腰だけでなく、首や肩への負担も軽減できます。


坐骨神経痛の50のFAQへのリンクバーナー

仕事以外に休養する場合の注意点


休養の必要性


坐骨神経痛が悪化すると、日常生活にも支障をきたす可能性があります。例えば、歩行困難になったり、睡眠障害を引き起こしたりすることがあります。


無理せず休養することも大切です。休養することで、筋肉や神経の炎症を抑え、痛みを和らげることができます。また、精神的なストレスを軽減することも、症状の改善につながります。


休養期間は、症状の程度や仕事内容によって異なりますが、一般的には、数日から数週間程度です。休養中は、できるだけ安静にし、腰に負担をかけないように心がけましょう。


また、医師や理学療法士の指示に従い、適切な治療を受けるようにしましょう。



休養中の過ごし方


休養中は、安静にするだけでなく、適度な運動やストレッチを行いましょう。安静にしすぎると、筋肉が硬くなり、血行が悪くなる可能性があります。


適度な運動やストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、痛みを和らげる効果があります。


例えば、ウォーキングや水泳などの軽い運動や、腰や足のストレッチなどがおすすめです。


また、湯船に浸かって体を温めるのも効果的です。体を温めることで、血行が促進され、筋肉がリラックスし、痛みが和らぎます。ただし、熱すぎるお湯は避け、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにしましょう。



職場との連携


休職する場合は、職場に症状や休養期間を伝え、復帰に向けて連携を取りましょう。職場に理解してもらうことで、安心して休養することができます。


また、復帰後の仕事内容や作業環境について、職場と相談することも重要です。例えば、腰に負担のかからない仕事に配置してもらったり、作業時間を短縮してもらったりするなどの配慮をお願いすることもできます。


職場との連携を密にすることで、スムーズな職場復帰を実現し、再発予防にもつながります。また、傷病手当金などの経済的な支援制度についても、職場に相談してみると良いでしょう。



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まとめ


坐骨神経痛の症状がある場合でも、症状の程度や仕事内容によっては仕事を続けられます。しかし、無理は禁物です。専門家への相談や適切な対策を行い、症状の改善を目指しましょう。


必要に応じて休職し、しっかりと休養することも大切です。坐骨神経痛は、適切な治療とケアを行うことで、症状を改善し、日常生活を取り戻すことができます。


自己判断で放置せず、専門家の指導のもと、根気強く治療に取り組むことが重要です。職場との連携を密にし、再発予防にも努めましょう。健康な生活を送るために、坐骨神経痛と上手に付き合っていくことが大切です。


日々の生活習慣を見直し、腰に負担のかからないように心がけましょう。



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