坐骨神経痛を放置するとどうなる?悪化を防ぐために知っておくべきこと
- 4月23日
- 読了時間: 9分

坐骨神経痛は、腰から足にかけて走る神経が圧迫されることで、痛みやしびれを引き起こす症状です。初期の段階では軽い痛みや違和感程度かもしれませんが、放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
この記事では、坐骨神経痛を放置した場合に起こりうるリスクや、悪化を防ぐための対策について、整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。
この記事の監修者情報

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)
柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)
NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)
経歴
2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック
2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック
2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院
2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師
2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師
2024~現在 福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師
目次
・日常生活への影響
・精神的な負担
・合併症のリスク
・不適切な姿勢
・運動不足
・冷え
・正しい姿勢を心がける
・適度な運動を行う
・体を温める
坐骨神経痛を放置することのリスク
日常生活への影響
坐骨神経痛を放置すると、痛みやしびれが慢性化し、歩行困難や睡眠障害を引き起こす可能性があります。
これらの症状は、日常生活の質を著しく低下させるだけでなく、精神的な健康にも悪影響を及ぼすことがあります。例えば、痛みが強くて長時間歩くことができなくなると、買い物や外出が困難になり、社会的な交流が減ってしまうことがあります。
また、夜間の痛みがひどいと、睡眠不足となり、日中の集中力や判断力が低下し、仕事や家事に支障をきたすこともあります。
さらに、長時間の座位や立ち仕事が困難になるなど、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
慢性的な痛みは、日常生活のあらゆる側面に影響を及ぼし、全体的な幸福感を低下させる可能性があります。早期に適切な治療を受けることで、これらのリスクを軽減し、より快適な生活を送ることができます。
精神的な負担
慢性的な痛みは、精神的なストレスとなり、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす可能性があります。持続的な痛みは、脳内の神経伝達物質のバランスを崩し、気分や感情の調節に影響を与えると考えられています。
痛みが続くと、将来への不安や絶望感が募り、精神的な負担が大きくなります。また、仕事や家事など、これまで当たり前にできていたことができなくなることで、自己肯定感が低下することもあります。
日常生活での活動が制限されることで、孤立感や孤独感を抱きやすくなり、精神的な健康状態が悪化する可能性があります。
精神的な負担を軽減するためには、痛みの管理だけでなく、心理的なサポートも重要です。カウンセリングや認知行動療法などの心理療法は、痛みに伴うストレスや不安を軽減し、心の健康を回復するのに役立ちます。
合併症のリスク
坐骨神経痛の原因となっている疾患(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)を放置すると、排尿・排便障害や麻痺などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。これらの合併症は、神経の圧迫が進行することで発生し、日常生活に深刻な影響を与えることがあります。
特に、排尿・排便障害が現れた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。排尿・排便障害は、膀胱や腸の機能を制御する神経が圧迫されることで起こり、放置すると腎機能障害や腸閉塞などの重篤な状態につながる可能性があります。
また、麻痺は、筋肉を動かす神経が圧迫されることで起こり、歩行困難や日常生活動作の障害を引き起こすことがあります。
重篤な合併症を予防するためには、坐骨神経痛の原因となっている疾患を早期に診断し、適切な治療を受けることが重要です。治療法としては、薬物療法、理学療法、手術などがあり、患者様の状態に合わせて最適な治療法を選択する必要があります。
坐骨神経痛が悪化する原因
不適切な姿勢
長時間のデスクワークや猫背などの不適切な姿勢は、腰椎への負担を増加させ、坐骨神経痛を悪化させる原因となります。
不適切な姿勢は、腰椎の椎間板や神経根に過剰な圧力をかけ、炎症や損傷を引き起こす可能性があります。特に、前かがみの姿勢や中腰の姿勢は、腰椎への負担が大きいため、避けるようにしましょう。 正しい姿勢を心がけ、定期的に休憩を取ることが重要です。
正しい姿勢とは、背骨が自然なS字カーブを描き、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になる状態を指します。デスクワークを行う際は、椅子に深く腰掛け、背もたれに背中をしっかりとつけ、足の裏を床につけるようにしましょう。
また、1時間に1回程度、立ち上がって軽いストレッチを行うことで、腰椎への負担を軽減することができます。

運動不足
運動不足は、筋肉の柔軟性や筋力を低下させ、腰椎への負担を増加させます。 特に、腹筋や背筋などの体幹を支える筋肉が弱くなると、腰椎を安定させることができなくなり、坐骨神経痛が悪化しやすくなります。
適度な運動(ウォーキング、ストレッチなど)を行い、筋肉を柔軟に保つことが大切です。ウォーキングは、全身の血行を促進し、筋肉や関節の柔軟性を高める効果があります。
ストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を向上させる効果があります。坐骨神経痛の予防や改善に効果的なストレッチとしては、ハムストリングスのストレッチ、梨状筋のストレッチ、腰椎のストレッチなどがあります。
これらのストレッチを毎日継続して行うことで、腰椎への負担を軽減し、坐骨神経痛の症状を緩和することができます。

冷え
冷えは、血行不良を引き起こし、筋肉を硬直させます。 筋肉が硬直すると、神経を圧迫しやすくなり、坐骨神経痛の症状が悪化する可能性があります。
特に、冬場や冷房の効いた室内では、体を温めるように心がけましょう。体を温める方法としては、入浴、温かい飲み物を飲む、カイロを使用する、厚着をするなどがあります。
入浴は、全身の血行を促進し、筋肉をリラックスさせる効果があります。
温かい飲み物は、内臓を温め、体全体を温める効果があります。カイロは、直接体を温めることができ、特に腰やお腹に貼ると効果的です。
厚着をすることは、体温を逃がさないようにするために重要です。これらの方法を組み合わせることで、効果的に体を温め、坐骨神経痛の症状を緩和することができます。
坐骨神経痛の予防法
正しい姿勢を心がける
長時間のデスクワークやスマートフォン操作を行う際は、正しい姿勢を心がけましょう。正しい姿勢を保つことは、腰椎への負担を軽減し、坐骨神経痛の予防につながります。
背もたれのある椅子を使用し、画面を目の高さに調整することが大切です。椅子の高さは、膝が90度に曲がり、足の裏が床にしっかりとつくように調整しましょう。画面の位置は、目線が自然に下がる程度に調整し、首や肩に負担がかからないようにしましょう。
また、長時間同じ姿勢を続けないように、1時間に1回程度、立ち上がって軽いストレッチを行うようにしましょう。正しい姿勢を意識することで、腰椎への負担を軽減し、坐骨神経痛の予防に役立ちます。
適度な運動を行う
ウォーキングやストレッチなどの適度な運動は、筋肉の柔軟性や筋力を維持し、腰椎への負担を軽減します。運動不足は、筋肉の柔軟性や筋力を低下させ、腰椎を不安定にする原因となります。
毎日継続して行うことが大切です。ウォーキングは、全身の血行を促進し、筋肉や関節の柔軟性を高める効果があります。 ストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を向上させる効果があります。
特に、腰や下肢の筋肉を重点的にストレッチすることで、坐骨神経痛の予防に効果的です。運動を行う際は、無理のない範囲で、徐々に運動量を増やしていくようにしましょう。運動中に痛みを感じた場合は、すぐに運動を中止し、医師に相談するようにしましょう。
体を温める
入浴や温かい飲み物などで体を温め、血行を促進しましょう。冷えは、血行不良を引き起こし、筋肉を硬直させる原因となります。
特に、冬場や冷房の効いた室内では、厚着をするなどして体を冷やさないようにしましょう。
入浴は、全身の血行を促進し、筋肉をリラックスさせる効果があります。 シャワーだけでなく、湯船にゆっくりと浸かることで、より効果的に体を温めることができます。
温かい飲み物は、内臓を温め、体全体を温める効果があります。 生姜湯やハーブティーなど、体を温める効果のある飲み物を積極的に摂取しましょう。
厚着をすることは、体温を逃がさないようにするために重要です。 特に、腰や下肢を冷やさないように、腹巻やレッグウォーマーなどを着用すると効果的です。
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まとめ
坐骨神経痛は放置すると悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。早期に適切な治療を受けるとともに、日頃から正しい姿勢を心がけ、適度な運動を行うことが大切です。
坐骨神経痛の予防には、正しい姿勢を保つこと、適度な運動を行うこと、体を温めることが重要です。これらの予防法を実践することで、坐骨神経痛の発症リスクを軽減することができます。 しかし、これらの対策を講じても症状が改善しない場合は、専門医に相談しましょう。
専門医は、坐骨神経痛の原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。 早期に適切な治療を受けることで、坐骨神経痛の症状を改善し、快適な生活を送ることができます。坐骨神経痛は、適切な治療と予防によって、克服できる病気です。
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出典・間接引用
リペアセルクリニック東京院
坐骨神経痛でやってはいけないこと8選|症状の悪化を防ぐ対処法や効果的なストレッチを解説
シンセルクリニック
【医師解説】坐骨神経痛で「絶対にやってはいけない」5つのこと!
悪化を防ぐ対処法と効果的なストレッチ














