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妊娠中・産後で坐骨神経痛になる?:原因、症状、対策とケア方法を医療従事者が解説

  • 4月21日
  • 読了時間: 9分
妊娠中・産後の坐骨神経痛について

妊娠中や産後に坐骨神経痛に悩まされる女性は少なくありません。


この記事では、坐骨神経痛の原因や症状、妊娠中・産後における特有の要因、そして具体的な対策とケア方法について詳しく解説します。


つらい痛みを和らげ、快適なマタニティライフ・育児ライフを送るための情報を、整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者がお届けします。



この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院



2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師



目次

・ホルモンバランスの変化

・体重増加による負担

・子宮の拡大と神経の圧迫

・出産による骨盤の歪み

・育児による姿勢の悪化

・運動不足と筋力低下

・ストレッチで筋肉をほぐす

・骨盤ベルトで骨盤をサポート

・温めで血行促進

・マタニティ整体

・鍼灸治療

・医療機関への相談



妊娠中に坐骨神経痛が起こる原因とは?


ホルモンバランスの変化


妊娠中は、女性ホルモンの分泌が急激に変化します。特に、リラキシンというホルモンは、靭帯や関節を緩める作用があり、骨盤を支える靭帯も例外ではありません。このため、骨盤が不安定になり、わずかな衝撃や姿勢の変化でも、坐骨神経を圧迫しやすくなるのです。


さらに、妊娠が進むにつれて、お腹が大きくなることで重心が前に移動し、腰椎や骨盤への負担が増加します。この負担も、坐骨神経痛を引き起こす一因となります。


ホルモンバランスの変化と姿勢の変化が複合的に作用し、妊娠中の坐骨神経痛のリスクを高めていると言えるでしょう。この時期は、特に無理な体勢を避け、適度な運動や休息を心がけることが大切です。


通常時と妊娠時の姿勢の違い


体重増加による負担


妊娠に伴う体重増加は、避けられない自然な現象ですが、これは同時に腰や骨盤への大きな負担増を意味します特に、急激な体重増加は、身体がその変化に順応する時間を与えず、坐骨神経への圧迫を強める可能性があります。


また、体重が増加すると、どうしても姿勢が悪くなりがちです。お腹を突き出すような姿勢や、反り腰になることで、腰椎や骨盤の歪みを引き起こし、坐骨神経を圧迫するリスクを高めます。妊娠中は、体重管理に気を配りつつ、正しい姿勢を意識することが、坐骨神経痛の予防につながります。バランスの取れた食事と適度な運動で、健康的な体重増加を目指しましょう。


体重を計る妊婦


子宮の拡大と神経の圧迫


妊娠が進むにつれて、子宮は著しく大きくなります。この拡大した子宮が、周囲の臓器や神経を圧迫することがあります。坐骨神経は、骨盤内を通って下肢へとつながる太い神経であり、子宮の近くを通っているため、特に圧迫を受けやすいとされています。


子宮が大きくなることで、坐骨神経が直接圧迫されたり、周囲の筋肉や靭帯が緊張し、間接的に神経を圧迫したりすることがあります。このような神経の圧迫は、痛みやしびれといった坐骨神経痛の症状を引き起こす原因となります。妊娠後期になるにつれて、子宮の拡大はさらに進むため、坐骨神経痛の症状が現れやすくなる傾向があります。




産後の坐骨神経痛、その原因と症状


出産による骨盤の歪み


出産は、女性の身体に大きな変化をもたらします。特に骨盤は、赤ちゃんが産道を通過するために大きく開く必要があり、その際に骨盤を支える靭帯や筋肉が伸ばされることがあります。出産後、これらの組織が元の状態に戻る過程で、骨盤が歪んだまま固定されてしまうことがあります


この骨盤の歪みが、坐骨神経を圧迫したり、周囲の筋肉のバランスを崩したりすることで、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。産後の骨盤ケアは、坐骨神経痛の予防だけでなく、将来的な腰痛や体型の崩れを防ぐためにも重要です。専門家による骨盤矯正や、産後エクササイズなどを検討してみましょう。



育児による姿勢の悪化


産後は、授乳や抱っこ、おむつ替えなど、育児に追われる日々が始まります。これらの育児動作は、不自然な姿勢を長時間続けることが多く、腰や骨盤に大きな負担をかけます


例えば、授乳時の猫背姿勢や、抱っこ紐での前かがみの姿勢は、腰椎や骨盤に過度な負担をかけ、坐骨神経を圧迫する原因となります。


また、夜間の授乳や睡眠不足も、筋肉の緊張を招き、坐骨神経痛を悪化させる可能性があります。


育児中は、正しい姿勢を意識し、こまめな休憩やストレッチを取り入れることが大切です。育児支援サービスなどを活用し、無理のない範囲で育児を行いましょう。


授乳時の負担が小さい姿勢と、大きい姿勢


運動不足と筋力低下


産後は、体力の回復や育児に専念するため、どうしても運動不足になりがちです。


運動不足は、筋力の低下を招き、特に腹筋や背筋といった体幹の筋肉が弱くなると、腰への負担が増加し、坐骨神経痛を引き起こしやすくなります。


体幹の筋肉は、身体を支える重要な役割を担っており、これらの筋肉が弱くなると、腰椎や骨盤が不安定になり、坐骨神経を圧迫するリスクが高まります。


産後は、無理のない範囲で、ウォーキングやストレッチなどの運動を取り入れ、筋力維持に努めることが大切です。産後向けのヨガやピラティスなども効果的です。




自分でできる!妊娠中・産後の坐骨神経痛対策


ストレッチで筋肉をほぐす


坐骨神経痛の緩和には、筋肉の柔軟性を保つことが重要です。特に、お尻や太ももの筋肉は、坐骨神経の近くを通っているため、これらの筋肉をストレッチすることで、神経への圧迫を軽減する効果が期待できます。


ストレッチは、無理のない範囲で、ゆっくりと呼吸をしながら行うことが大切です。痛みを感じる場合は、無理に伸ばさず、痛みがない範囲でストレッチを行いましょう。


毎日継続することで、筋肉の柔軟性が向上し、坐骨神経痛の症状緩和につながります。インターネットや書籍で紹介されているストレッチを参考に、自分に合ったものを見つけてみましょう。



骨盤ベルトで骨盤をサポート


骨盤ベルトは、骨盤を安定させ、腰への負担を軽減する効果があります。妊娠中や産後は、骨盤が不安定になりやすいため、骨盤ベルトを使用することで、坐骨神経痛の予防や症状緩和につながることが期待できます


ただし、骨盤ベルトは、正しい装着方法を守ることが重要です。締めすぎると、血行が悪くなったり、筋肉が圧迫されたりする可能性があるため、注意が必要です。また、長時間の使用は避け、適度に休憩を挟むようにしましょう。専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った骨盤ベルトを選び、正しい装着方法で使用しましょう。



温めで血行促進

温めることは、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。坐骨神経痛の原因の一つに、筋肉の緊張による神経の圧迫が挙げられるため、温めることで症状の緩和が期待できます。


お風呂にゆっくり浸かったり、温湿布などで患部を温めるのが効果的です。特に、入浴は全身の血行を促進し、リラックス効果も期待できるため、おすすめです。ただし、妊娠中は、長時間の入浴や高温のお湯は避けるようにしましょう。また、低温やけどにも注意が必要です。




専門家によるケアも検討しよう


マタニティ整体


マタニティ整体は、妊娠中の身体の変化に合わせた施術を行う整体です。骨盤の歪みを整えたり、筋肉の緊張を和らげたりすることで、坐骨神経痛の症状緩和が期待できます。妊娠中は、身体への負担が大きいため、専門的な知識を持った施術者を選ぶことが重要です。


施術を受ける際には、必ず妊娠中であることを伝え、体調に合わせて施術内容を調整してもらいましょう。いろどり整骨院など、マタニティ整体に特化した整骨院も存在します。事前に口コミや評判を調べ、信頼できる施術者を選びましょう。



鍼灸治療


鍼灸治療は、痛みの緩和や血行促進に効果が期待できる治療法です。坐骨神経痛に対しては、痛みを和らげるだけでなく、神経の興奮を鎮めたり、筋肉の緊張を緩和したりする効果が期待できます。妊娠中でも安全に受けられる施術を選びましょう。


鍼灸治療を受ける際には、必ず妊娠中であることを伝え、施術者と十分に相談した上で、施術内容を決めるようにしましょう。また、清潔な鍼を使用しているか、感染症対策がしっかりと行われているかなどを確認することも重要です。



医療機関への相談


痛みが強い場合や、日常生活に支障をきたす場合は、我慢せずに医師に相談しましょう。坐骨神経痛の原因は様々であり、自己判断で対処すると、症状が悪化する可能性もあります。医師の診断を受け、適切な治療を受けることが大切です。


医療機関では、レントゲンやMRIなどの検査を行い、坐骨神経痛の原因を特定することができます。また、鎮痛剤や湿布などの薬物療法や、神経ブロック注射などの治療法も選択肢としてあります。妊娠中は、薬の使用に制限があるため、医師と十分に相談した上で、治療法を決めるようにしましょう。




まとめ:坐骨神経痛と向き合い、快適な毎日を


妊娠中や産後の坐骨神経痛は、多くの女性が経験する可能性のある症状です。しかし、適切な対策とケアを行うことで、症状を緩和し、快適な毎日を送ることができます。まずは、セルフケアを基本とし、ストレッチや骨盤ベルト、温めなどの方法を試してみましょう。


それでも症状が改善しない場合は、専門家によるケアを検討しましょう。マタニティ整体や鍼灸治療、医療機関への相談など、様々な選択肢があります。自分に合った方法を見つけ、積極的に坐骨神経痛と向き合いましょう。


妊娠中や産後のデリケートな時期だからこそ、無理をせず、自分の身体を大切にしてください。そして、家族や友人のサポートを受けながら、安心して育児を楽しんでください。


坐骨神経痛は、決して我慢するものではありません。早めの対処で、快適な毎日を取り戻しましょう


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