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腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症、どう違う?症状、原因、治療法の違いを徹底解説

  • 6月3日
  • 読了時間: 9分

腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症

腰や足の痛みに悩んでいませんか?腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症は、どちらも腰痛や足のしびれを引き起こす代表的な疾患ですが、原因や症状、治療法には違いがあります。


この記事では、二つの疾患の違いを分かりやすく解説し、それぞれの症状に合わせた治療法やリハビリ、セルフケアについて整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。


あなたの痛みの原因を特定し、最適な解決策を見つけるお手伝いをします。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院



2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・原因の違い:椎間板 vs. 脊柱管

・症状の違い:痛み方と特徴

・発症年齢の違い:若年層 vs. 高齢層

・痛みの種類と場所

・姿勢による症状の変化

・排尿・排便障害の有無

・保存療法:痛み止め、リハビリ、神経ブロック

・手術療法:症状が改善しない場合の選択肢

・早期診断と適切な治療が大切

・セルフケアと予防


腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症の違いとは?


原因の違い:椎間板 vs. 脊柱管

腰椎ヘルニアは、椎間板が変性し、内部の髄核が飛び出すことで神経を圧迫する状態です。


椎間板は、背骨をつなぐクッションのような役割を果たしており、その中心部にある髄核が、線維輪という組織で覆われています。


加齢や姿勢、外傷などにより、線維輪が損傷すると、髄核が外に飛び出し、神経を圧迫することがあります。


一方、脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される状態を指します。


脊柱管は、背骨の中にある神経が通るトンネルのような空間で、加齢による骨の変化や靭帯の肥厚、椎間板の変性などにより、脊柱管が狭くなることがあります。


脊柱管が狭くなると、神経が圧迫され、痛みやしびれなどの症状が現れます。


つまり、腰椎ヘルニアは椎間板の異常が原因であるのに対し、 脊柱管狭窄症は脊柱管自体の狭窄が原因であるという違いがあります。


どちらも神経を圧迫するという点では共通していますが、 原因となる部位が異なるため、症状や治療法も異なってきます。


症状の違い:痛み方と特徴

腰椎ヘルニアでは、腰から足にかけての激しい痛みやしびれが特徴的です。


特に、坐骨神経痛と呼ばれる、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけての痛みが現れることが多いです。 痛みは、咳やくしゃみ、排便などで増強することがあります。


また、前かがみになると痛みが増すことが多く、 これは、前かがみの姿勢が椎間板への圧力を高め、神経圧迫を悪化させるためです。


脊柱管狭窄症では、間欠跛行(歩行と休息を繰り返す)が見られることが多く、 これは、歩行によって神経への血流が悪くなり、症状が悪化するためです。


腰を反らすと症状が悪化する傾向があり、 これは、腰を反らす姿勢が脊柱管をさらに狭め、神経圧迫を悪化させるためです。 安静時には症状が軽減することが多く、前かがみの姿勢をとると楽になることがあります。


このように、腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症では、痛みの種類や場所、姿勢による症状の変化などが異なります。これらの違いを理解することで、自己判断せずに専門医の診断を受けることが重要です。

下肢のしびれ

発症年齢の違い:若年層 vs. 高齢層

腰椎ヘルニアは比較的若い世代(20代~40代)に多く見られる一方、 脊柱管狭窄症は高齢者に多い疾患です。


腰椎ヘルニアは、椎間板がまだ柔軟性を持っている若年層に、 スポーツや重労働などの負荷がかかることで発症しやすいと考えられます。


脊柱管狭窄症は、加齢に伴う骨の変化や靭帯の肥厚などが原因となることが多いため、 高齢者に多く見られます。


しかし、近年では生活習慣の変化などにより、若年層でも脊柱管狭窄症を発症するケースが増えています。長時間のデスクワークや運動不足などが、脊柱管狭窄症の発症リスクを高める可能性があります。


年齢だけで判断せず、症状や検査結果に基づいて、正確な診断を受けることが大切です。 特に、若年層で足腰の痛みやしびれがある場合は、 腰椎ヘルニアだけでなく、脊柱管狭窄症の可能性も考慮する必要があります。


症状チェック:腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症、どちらの可能性?

痛みの種類と場所

腰椎ヘルニアの場合、腰の痛みとともに、お尻や太もも、 ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれが特徴的です。


この痛みは、坐骨神経痛と呼ばれることもあります。痛みの範囲は、神経が圧迫されている部位によって異なり、 足の一部分だけに痛みが生じることもあります。


脊柱管狭窄症では、腰痛よりも足のしびれや重だるさが主な症状として現れることが多いです。歩行時に症状が悪化し、休むと症状が軽減するという間欠跛行が見られることも特徴的です。


足の症状は、両足に現れることもあれば、片足だけに現れることもあります。痛みの種類や場所を詳しく把握することで、 どちらの疾患の可能性が高いかを判断する手がかりになります。


ただし、自己判断はせず、専門医の診断を受けることが重要です。

ヘルニアによる下肢症状

姿勢による症状の変化

前かがみになると痛みが増す場合は腰椎ヘルニア、腰を反らすと痛みが増す場合は脊柱管狭窄症の可能性が高いです。


腰椎ヘルニアでは、前かがみの姿勢が椎間板への圧力を高め、神経圧迫を悪化させるため、痛みが増します。


脊柱管狭窄症では、腰を反らす姿勢が脊柱管をさらに狭め、 神経圧迫を悪化させるため、痛みが増します。


また、脊柱管狭窄症では、歩行時に症状が悪化し、 前かがみで休むと楽になるという特徴があります。 これは、歩行によって神経への血流が悪くなり、前かがみの姿勢をとることで脊柱管が広がり、神経圧迫が軽減されるためです。


姿勢による症状の変化は、腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症を区別するための重要なポイントの一つです。 ご自身の症状をよく観察し、専門医に伝えるようにしましょう。

間欠性跛行

排尿・排便障害の有無

重症の場合、どちらの疾患も排尿・排便障害を引き起こす可能性があります。 これは、神経が強く圧迫されることで、膀胱や腸の機能をコントロールする神経が障害されるためです。


排尿障害としては、尿が出にくい、尿意を感じにくい、 尿漏れなどが挙げられます。


排便障害としては、便秘、便失禁などが挙げられます。


これらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。排尿・排便障害は、馬尾症候群と呼ばれる重篤な状態を示唆している可能性があり、 緊急手術が必要となる場合があります。


腰や足の痛みだけでなく、排尿・排便に異常を感じた場合は、 迷わず専門医に相談しましょう。 早期の診断と治療が、症状の悪化を防ぐために重要です。











治療法:保存療法から手術療法まで


保存療法:痛み止め、リハビリ、神経ブロック

まずは、痛み止めや湿布などの薬物療法、 理学療法士によるリハビリ、神経ブロック注射などの保存療法を行います。


薬物療法では、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や 鎮痛薬などが用いられます。 リハビリでは、ストレッチや筋力トレーニングなどを行い、腰や足の筋肉を強化し、痛みを軽減させます。


神経ブロック注射は、痛みを伝達する神経を一時的に麻痺させることで、 痛みを和らげる効果があります。


保存療法は、症状の緩和を目的とした治療法であり、 根本的な原因を取り除くものではありません。しかし、多くの場合、保存療法で症状を改善させることが可能です。


手術療法:症状が改善しない場合の選択肢

保存療法で症状が改善しない場合や、日常生活に支障をきたす場合には、 手術療法が検討されます。


腰椎ヘルニアでは、内視鏡手術や顕微鏡手術などが行われます。これらの手術は、皮膚を切開する範囲が小さく、 体への負担が少ないというメリットがあります。


手術では、飛び出した椎間板の一部を切除し、神経の圧迫を取り除きます。脊柱管狭窄症では、神経の圧迫を取り除く手術が行われます。


手術療法は、保存療法で効果が得られない場合に検討される最終的な手段です。 手術を行うかどうかは、患者さんの症状や状態、年齢などを考慮して慎重に判断されます。


まとめ:腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症の違いを理解し、適切な治療を


早期診断と適切な治療が大切

腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症は、症状が似ているため、自己判断せずに専門医の診断を受けることが重要です。


早期に診断を受け、適切な治療を開始することで、 症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。診断には、問診、身体検査、画像検査(レントゲン、MRIなど)が行われます。


画像検査によって、椎間板の状態や脊柱管の狭窄度などを確認することができます。


治療法は、症状の程度や患者さんの状態によって異なります。 保存療法で症状が改善する場合もあれば、 手術療法が必要となる場合もあります。いずれにしても、専門医とよく相談し、 最適な治療法を選択することが大切です。


セルフケアと予防

日頃から正しい姿勢を心がけ、適度な運動を行うことで、 腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症の予防につながります。


長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、 首や腰に負担をかけるため、 適度に休憩を挟み、ストレッチなどを行うようにしましょう。


また、重いものを持ち上げる際には、膝を曲げて腰を落とすなど、 腰に負担をかけないように注意しましょう。


肥満は、腰への負担を増やすため、バランスの取れた食事を心がけ、 適度な運動を行うことで、体重をコントロールしましょう。


これらのセルフケアと予防を心がけることで、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症の発症リスクを減らすことができます。


しかし、痛みやしびれなどの症状が現れた場合は、自己判断せずに専門医の診断を受けることが重要です。


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出典・間接引用


シンセルクリニック

脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いとは?医師が解説


いいだメンタルペインクリニック

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