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肩関節周囲炎(五十肩)は病院の何科を受診すべき?症状・治療法を解説

  • 2 日前
  • 読了時間: 12分
肩関節周囲炎の向き合い方

肩の痛みや可動域制限に悩んでいませんか?もしかしたら肩関節周囲炎(五十肩)かもしれません。この記事では、肩関節周囲炎が疑われる場合に、病院の何科を受診すべきか、症状や治療法、やってはいけないことなどを詳しく解説します。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院

2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・五十肩の主な症状

・五十肩の原因

・五十肩のチェック方法

・まずは整形外科を受診

・リハビリテーション科も選択肢

・保存療法

・手術療法

・自宅でできること

・無理なストレッチや運動

・自己判断での治療

・放置すること



肩関節周囲炎(五十肩)とは?


五十肩の主な症状


五十肩は、肩の痛みと可動域制限を主な症状とする疾患です。初期には、安静時や夜間にもズキズキとした痛みが生じることがあります。


進行すると、腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になり、日常生活に支障をきたすことがあります。


具体的には、髪を洗う、服を着替える、洗濯物を干すなどの日常的な動作が困難になることがあります。また、夜間の痛みで睡眠が妨げられることもあります。


五十肩の痛みは、徐々に強くなることもあれば、急に激しい痛みが生じることもあります。痛みの程度や症状の現れ方は、人によって異なります。


五十肩は、一般的に40代以降に発症することが多く、特に50代に多いことから「五十肩」と呼ばれていますが、40代以下でも発症することがあります。


また、一度五十肩を発症すると、数ヶ月から数年かけて自然に治癒することもありますが、適切な治療を受けないと、後遺症が残ることもあります。


そのため、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。


肩 夜間痛


五十肩の原因


五十肩の正確な原因はまだ解明されていませんが、加齢に伴う肩関節周辺の組織の変性や、長時間の同じ姿勢、肩への負担などが関与していると考えられています。


また、糖尿病や甲状腺疾患などの基礎疾患が五十肩のリスクを高めることもあります。


加齢に伴う変化としては、肩関節を構成する腱板や関節包などの組織が硬くなり、柔軟性が失われることが挙げられます。


また、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、同じ姿勢を続けることで肩周りの筋肉が緊張し、血行が悪くなることも五十肩の原因の一つと考えられています。


さらに、重い荷物を持ち上げたり、スポーツなどで肩に過度な負担をかけたりすることも、五十肩のリスクを高める可能性があります。


基礎疾患との関連では、糖尿病患者は、そうでない人に比べて五十肩を発症しやすいことが知られています。これは、糖尿病によって血管が障害され、肩関節周辺の血行が悪くなるためと考えられています。


甲状腺疾患も、五十肩のリスクを高めることが報告されています。



五十肩のチェック方法


自分で五十肩かどうかをチェックする方法として、腕を上げてみたり、背中に手を回してみたりする動作があります。


これらの動作で痛みや可動域制限を感じる場合は、五十肩の可能性があります。ユビーの病気Q&Aなども活用できます。


具体的には、立った状態で腕を真上に上げてみてください。健康な状態であれば、ほぼ垂直に腕を上げることができますが、五十肩の場合、腕を上げる際に痛みを感じたり、途中で引っかかるような感覚があったりします。


また、背中に手を回す動作では、肩甲骨を動かすように意識しながら、背中のどこまで手が届くかを確認します。五十肩の場合、手が背中の上の方まで届かなかったり、痛みで手を回すことができなかったりします。


これらのチェックはあくまで目安であり、自己判断だけで五十肩と決めつけるのは危険です。肩の痛みや可動域制限がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けるようにしましょう。


ユビーの病気Q&Aでは、五十肩に関する様々な情報を提供しており、症状や原因、治療法などについて詳しく知ることができます。これらの情報を参考に、ご自身の症状について理解を深めることも大切です。


腕を後ろに回す 肩痛い



病院は何科を受診すべき?


まずは整形外科を受診


肩の痛みや可動域制限がある場合は、まず整形外科を受診しましょう。整形外科では、レントゲンやMRIなどの検査を行い、肩関節の状態を詳しく調べることができます。また、五十肩の診断や治療も行っています。


整形外科医は、骨、関節、筋肉、神経などの運動器系の疾患を専門とする医師です。


五十肩の場合、肩関節の炎症や腱板損傷、関節包の拘縮などが考えられるため、整形外科を受診することで、これらの異常を正確に診断してもらうことができます。


レントゲン検査では、骨の状態を確認し、骨折や脱臼などの異常がないかを調べます。MRI検査では、レントゲンでは写らない軟部組織の状態を確認し、腱板損傷や関節包の炎症などを詳しく調べることができます。


これらの検査結果をもとに、医師は五十肩の診断を行い、適切な治療法を提案してくれます。また、整形外科では、痛み止めの処方や注射、リハビリテーションなどの治療も行っています。



リハビリテーション科も選択肢


整形外科で診断を受けた後、リハビリテーションが必要な場合は、リハビリテーション科を受診することもできます。


理学療法士や作業療法士の指導のもと、肩関節の可動域を広げる運動療法や、痛みを和らげる物理療法などを受けることができます。


リハビリテーション科では、患者さんの状態に合わせて、個別のリハビリテーションプログラムを作成します。


運動療法では、肩関節のストレッチや筋力トレーニングなどを行い、可動域を広げ、肩の機能を回復させることを目指します。


物理療法では、温熱療法や電気刺激療法などを用いて、痛みを和らげ、筋肉の緊張をほぐします。また、日常生活での注意点や、肩に負担をかけない動作指導なども行います。


リハビリテーションは、五十肩の治療において非常に重要な役割を果たします。適切なリハビリテーションを行うことで、痛みを軽減し、肩の機能を回復させ、日常生活を快適に送ることができるようになります。


リハビリテーション科は整形外科と連携して治療を進めることが一般的です。




五十肩の治療法


保存療法


五十肩の治療は、まず保存療法から行われることが一般的です。保存療法には、痛み止めの内服薬や外用薬、注射、運動療法などがあります。


痛みが強い場合は、注射で炎症を抑えることもあります。運動療法は、肩関節の可動域を広げ、機能を回復させるために行われます。


痛み止めの内服薬としては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などが用いられます。外用薬としては、湿布や塗り薬などがあります。


注射としては、ステロイド注射やヒアルロン酸注射などがあり、痛みを和らげ、炎症を抑える効果があります。


運動療法は、理学療法士や作業療法士の指導のもと、肩関節のストレッチや筋力トレーニングなどを行います。


これらの保存療法を組み合わせることで、痛みを軽減し、肩関節の可動域を広げ、日常生活を快適に送ることができるようになります。


保存療法は、副作用が少ないため、多くの場合、最初に選択されます。しかし、保存療法で十分な効果が得られない場合は、手術療法が検討されることもあります。


医師と相談し、ご自身の状態に合わせた最適な治療法を選択することが重要です。



手術療法


保存療法で十分な効果が得られない場合は、手術療法が検討されることもあります。


手術療法には、関節鏡手術や、肩関節の癒着を剥離する手術などがあります。手術療法は、肩関節の可動域を広げ、痛みを軽減することを目的として行われます。


関節鏡手術は、小さな切開から関節鏡と呼ばれる内視鏡を挿入し、モニターを見ながら手術を行う方法です。


関節内の状態を直接確認しながら、炎症を起こしている組織を切除したり、癒着を剥離したりすることができます。関節鏡手術は、体への負担が少なく、回復が早いというメリットがあります。


肩関節の癒着を剥離する手術は、関節包や周囲の組織が癒着している場合に、癒着を剥がして肩関節の可動域を広げる手術です。


手術方法は、関節鏡手術で行う場合と、皮膚を切開して行う場合があります。


手術療法は、保存療法では改善しない重症の五十肩に対して行われることが多いです。手術を受けるかどうかは、医師と十分に相談し、ご自身の状態や希望を考慮して決定することが重要です。



自宅でできること


自宅では、温めたり、ストレッチをしたり、適度な運動を心がけることが大切です。肩を冷やさないようにし、無理のない範囲で肩を動かすようにしましょう。


ただし、痛みが強い場合は、無理な運動は避け、安静にすることが大切です。


温めることで、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減されます。入浴やシャワーで温めるだけでなく、蒸しタオルや温熱シートなどで肩を温めるのも効果的です。


ストレッチは、肩関節の可動域を広げ、柔軟性を高めるために行います。無理のない範囲で、ゆっくりと肩を回したり、腕を上げたりするストレッチを行いましょう。


適度な運動は、肩周りの筋肉を強化し、肩関節の安定性を高めるために行います。ウォーキングや水泳などの全身運動も効果的です。ただし、痛みが強い場合は、無理な運動は避け、安静にすることが大切です。


自宅でできるケアを継続することで、五十肩の症状を改善し、日常生活を快適に送ることができるようになります。痛みが強い場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、医師の指導を受けるようにしましょう。


入浴


五十肩でやってはいけないこと


無理なストレッチや運動


痛みを我慢して無理に肩を動かすことは、症状を悪化させる可能性があります。ストレッチや運動は、痛みを感じない範囲で行いましょう。


五十肩は、炎症や組織の損傷が原因で痛みが生じている状態です。痛みを我慢して無理に肩を動かすと、炎症が悪化したり、組織がさらに損傷したりする可能性があります。


ストレッチや運動は、痛みを感じない範囲で、ゆっくりと行うようにしましょう。もし、ストレッチや運動中に痛みを感じたら、すぐに中止し、安静にしてください。


無理なストレッチや運動は、かえって回復を遅らせてしまうことがあります。専門家(理学療法士など)の指導のもと、適切なストレッチや運動を行うことが大切です。



自己判断での治療


インターネットや書籍の情報だけで自己判断で治療を行うことは危険です。必ず医師の診断を受け、指示に従って治療を行いましょう。


五十肩の症状は、他の肩の疾患と似ている場合があり、自己判断で治療を行うと、誤った治療をしてしまう可能性があります。


例えば、腱板断裂や肩関節脱臼など、五十肩とは異なる疾患の場合、適切な治療を受けないと、症状が悪化したり、後遺症が残ったりする可能性があります。



インターネットや書籍の情報は、あくまで一般的な情報であり、ご自身の状態に合わせた適切な治療法ではありません。必ず医師の診断を受け、指示に従って治療を行うようにしましょう。


医師は、レントゲンやMRIなどの検査を行い、肩の状態を正確に診断し、最適な治療法を提案してくれます。自己判断での治療は避け、専門家の意見を参考にすることが大切です。



放置すること


五十肩を放置すると、症状が慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。


五十肩は、自然に治癒することもありますが、放置すると、肩関節の可動域が狭くなり、日常生活に支障をきたす可能性があります。


例えば、腕を上げることができなくなり、洗濯物を干したり、高い所の物を取ったりすることが困難になることがあります。また、夜間の痛みで睡眠が妨げられ、精神的な負担になることもあります。


五十肩の症状が慢性化すると、治療に時間がかかったり、完全に回復しなかったりする可能性もあります。そのため、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。


早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指すことができます。肩の痛みや可動域制限を感じたら、放置せずに、早めに医療機関を受診しましょう。



まとめ


肩の痛みや可動域制限がある場合は、自己判断せずに、まずは整形外科を受診しましょう。適切な診断と治療を受けることで、五十肩の症状を改善し、快適な生活を送ることができます。


五十肩は、適切な治療を受ければ、多くの場合、症状を改善することができます。しかし、自己判断で放置したり、誤った治療を行ったりすると、症状が悪化する可能性があります。


整形外科では、レントゲンやMRIなどの検査を行い、肩の状態を正確に診断し、最適な治療法を提案してくれます。痛み止めの処方や注射、リハビリテーションなど、様々な治療法があります。


また、リハビリテーション科を受診することで、理学療法士や作業療法士の指導のもと、肩関節の可動域を広げる運動療法や、痛みを和らげる物理療法などを受けることができます。


専門医を受診することも検討してみましょう。早期に適切な治療を受けることで、五十肩の症状を改善し、快適な生活を送ることができます。


肩の痛みや可動域制限を感じたら、自己判断せずに、まずは整形外科を受診しましょう。



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出典・間接引用


 ユビー病気のQ&A

  肩関節周囲炎(五十肩)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

  また、病院を受診する目安はありますか?


 ふくだ整形外科

  四十肩・五十肩で病院に行くべきか|なる人・ならない人の違いについて


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