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膝の軟骨は本当に減る一方?原因と治療法、最新の再生医療まで徹底解説

  • 22 時間前
  • 読了時間: 10分
膝 軟骨

年齢と共に気になる膝の痛み。「膝の軟骨がすり減ってきているのかも…」と不安に思っていませんか?本記事では、膝の軟骨がすり減る原因から、現状を維持するための治療法、そして最新の再生医療まで、詳しく解説します。


この記事を読めば、あなたの膝の悩みに寄り添った解決策が見つかるはずです。整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。

この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院



2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師



目次

・軟骨の主な役割:クッションとスムーズな動き

・軟骨が失われるとどうなる?

・加齢による自然な摩耗

・過度な負担や怪我の影響

・生活習慣と軟骨への影響

・保存療法:運動療法と薬物療法

・手術療法:人工関節置換術

・再生医療:PRP-FD注射と培養幹細胞治療

・適切な体重管理とバランスの取れた食事

・日頃からできる予防策

・専門家への相談


膝関節の軟骨とは?その役割と重要性


軟骨の主な役割:クッションとスムーズな動き


膝関節における軟骨は、大腿骨、脛骨、膝蓋骨という3つの骨の表面を覆い、骨同士が直接ぶつかり合うのを防ぐ、非常に重要な役割を担っています。


軟骨は、関節にかかる衝撃を吸収するクッションのような機能を果たし、歩行、ジャンプ、ランニングといった日常的な動作をスムーズに行えるようにします。


軟骨の主成分は、水分、コラーゲン、プロテオグリカンという物質で構成されており、これらの成分が網目状に組み合わさることで、軟骨特有の弾力性と柔軟性を生み出しています。


この構造のおかげで、軟骨は外部からの衝撃を効果的に分散させ、関節への負担を軽減することができるのです。


健康な軟骨は、私たちの活動的な生活を支える上で、欠かせない存在と言えるでしょう。軟骨が正常に機能することで、私たちは痛みを感じることなく、自由に動き回ることができるのです。


膝の骨

軟骨が失われるとどうなる?


膝関節の軟骨がすり減ったり、損傷したりすると、骨同士が直接ぶつかり合うようになり、激しい痛みや炎症を引き起こします。この状態が進行すると、膝の可動域が制限され、日常生活に大きな支障をきたすことになります。


例えば、歩行が困難になったり、階段の上り下りがつらくなったり、正座ができなくなったりすることがあります。


軟骨の損傷は、変形性膝関節症という病気の主要な原因の一つです。変形性膝関節症は、関節軟骨の変性や摩耗によって引き起こされる疾患で、高齢者を中心に多く見られます。


軟骨が失われると、骨棘(骨のトゲ)が形成されたり、関節液が過剰に分泌されたりすることもあり、症状をさらに悪化させる可能性があります。


そのため、軟骨の健康を維持することは、変形性膝関節症の予防という観点からも非常に重要なのです。




膝の軟骨がすり減る原因とは?


加齢による自然な摩耗


年齢を重ねるにつれて、膝の軟骨は自然と摩耗していきます。これは、軟骨を構成する成分である水分やプロテオグリカンが加齢とともに減少し、軟骨の弾力性と柔軟性が低下するためです。


軟骨が硬くなると、衝撃を吸収する能力が低下し、わずかな負荷でも損傷しやすくなります。


また、加齢に伴い、軟骨の修復能力も低下します。若い頃であれば自然に修復されていた小さな損傷も、年齢を重ねるにつれて修復が追いつかなくなり、徐々に蓄積されていきます。


このような変化は、誰にでも起こりうる自然な老化現象の一部であり、避けることはできません。しかし、適切な対策を講じることで、軟骨の摩耗を遅らせ、膝の健康を維持することは可能です。



過度な負担や怪我の影響


膝に過度な負担がかかる状態が続くと、軟骨の摩耗が加速されます。例えば、体重過多や肥満の方は、常に膝に大きな負担がかかっているため、軟骨がすり減りやすくなります。


また、立ち仕事や重い物を持ち上げる作業を頻繁に行う方も、同様のリスクが高まります。


スポーツによる怪我も、軟骨損傷の大きな原因となります。


特に、バスケットボールやサッカーなどのコンタクトスポーツでは、膝を強く捻ったり、衝撃を受けたりする機会が多いため、靭帯損傷や半月板損傷といった怪我のリスクが高まります。


これらの怪我は、軟骨への負担を増加させ、変形性膝関節症の発症を早める可能性があります。過去に膝の怪我をしたことがある方は、特に注意が必要です。



生活習慣と軟骨への影響


不適切な生活習慣は、軟骨の健康に悪影響を及ぼします。例えば、運動不足は、膝周りの筋肉を衰えさせ、関節を支える力を弱めます。


これにより、膝関節への負担が増加し、軟骨の摩耗を促進する可能性があります。また、長時間のデスクワークや猫背などの悪い姿勢も、膝関節に不自然な圧力をかけ、軟骨を傷つける原因となります。

良い姿勢と悪い姿勢

栄養バランスの偏りも、軟骨の健康を損なう要因となります。特に、カルシウムやビタミンD、コラーゲンなどの栄養素が不足すると、軟骨の再生能力が低下し、摩耗が進みやすくなります。


喫煙や過度の飲酒も、軟骨への血流を悪化させ、栄養供給を妨げるため、避けるべきです。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけ、健康的な生活習慣を維持することが、軟骨を守る上で非常に重要です。



軟骨がすり減ってしまった場合の治療法


保存療法:運動療法と薬物療法


軟骨の摩耗が軽度から中等度の場合、まずは保存療法が選択されます。保存療法とは、手術を行わずに、症状の緩和や進行の抑制を目指す治療法です。


運動療法では、膝周りの筋肉を強化するトレーニングや、関節の可動域を広げるストレッチを行います。筋肉を強化することで、関節への負担を軽減し、軟骨の摩耗を遅らせることができます。


また、ストレッチは、関節の柔軟性を高め、痛みを和らげる効果があります。



薬物療法では、痛み止め(鎮痛剤)や湿布、ヒアルロン酸注射などが用いられます。


痛み止めは、炎症を抑え、痛みを軽減する効果がありますが、長期的な使用は副作用のリスクがあるため、医師の指示に従って使用する必要があります。


ヒアルロン酸注射は、関節液の成分であるヒアルロン酸を関節内に注入することで、関節の滑りを良くし、痛みを和らげる効果があります。



手術療法:人工関節置換術


保存療法では症状の改善が見られない場合や、軟骨の摩耗が著しく進行している場合には、手術療法が検討されます。


手術療法の中で最も一般的なのが、人工関節置換術です。人工関節置換術は、傷んだ膝関節を人工の関節に置き換える手術で、痛みを取り除き、可動域を改善する効果が期待できます。


手術は、全身麻酔または腰椎麻酔で行われ、通常1~2時間程度で終了します。


手術後には、リハビリテーションが必要となります。リハビリテーションでは、筋力回復や関節可動域の改善、歩行訓練などを行います。


リハビリテーションをしっかりと行うことで、手術の効果を最大限に引き出し、早期の社会復帰を目指すことができます。


人工関節置換術は、変形性膝関節症による痛みに苦しむ患者にとって、有効な治療法の一つです。



再生医療:PRP-FD注射と培養幹細胞治療


近年、注目を集めているのが、再生医療を用いた治療法です。再生医療とは、患者自身の細胞や組織を利用して、損傷した組織の修復や再生を促す治療法です。


膝の軟骨損傷に対する再生医療としては、PRP-FD注射や培養幹細胞治療などがあります。


PRP-FD注射は、患者自身の血液から抽出した多血小板血漿(PRP)を、フリーズドライ加工したものを関節内に注射する治療法です。PRPには、成長因子が豊富に含まれており、軟骨の修復を促進する効果が期待できます。


培養幹細胞治療は、患者自身の脂肪組織や骨髄から採取した幹細胞を培養し、増やしてから関節内に移植する治療法です。幹細胞は、軟骨細胞に分化する能力を持っており、軟骨の再生を促す効果が期待できます。


これらの再生医療は、従来の治療法では困難であった軟骨の再生を目指す、革新的な治療法として期待されています。



膝の軟骨を守るためにできること


適切な体重管理とバランスの取れた食事


膝への負担を軽減するためには、適切な体重を維持することが非常に重要です。体重が増加すると、膝関節にかかる負荷が増大し、軟骨の摩耗を加速させる原因となります。


肥満の方は、減量に取り組むことで、膝への負担を軽減し、軟骨の健康を改善することができます。適切な体重を維持するためには、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけることが大切です。


軟骨の健康に必要な栄養素をバランス良く摂取することも重要です。カルシウムは、骨の形成に欠かせない栄養素であり、軟骨の健康にも間接的に影響を与えます。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。


コラーゲンやグルコサミン、コンドロイチンは、軟骨の構成成分であり、軟骨の再生を促進する効果が期待できます。これらの栄養素を積極的に摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう。



日頃からできる予防策


日頃から正しい姿勢を保つことは、膝への負担を軽減するために非常に重要です。猫背や反り腰などの悪い姿勢は、膝関節に不自然な圧力をかけ、軟骨を傷つける原因となります。


座る時や立つ時には、背筋を伸ばし、正しい姿勢を心がけましょう。また、長時間のデスクワークや立ち仕事をする際には、こまめに休憩を取り、ストレッチを行うことも大切です。


適度な運動を習慣にすることも、膝の健康を維持するために効果的です。ウォーキングや水泳、サイクリングなどの膝に優しい運動は、膝周りの筋肉を強化し、関節を支える力を高めます。


筋肉が強化されることで、膝関節への負担が軽減され、軟骨の摩耗を遅らせることができます。ただし、激しい運動や膝に負担のかかる運動は、避けるようにしましょう。



専門家への相談


膝に痛みや違和感を感じたら、自己判断せずに、早めに整形外科を受診し、専門家の診断を受けることが大切です。


早期に診断を受けることで、適切な治療を開始することができ、症状の悪化を防ぐことができます。整形外科では、レントゲンやMRIなどの検査を行い、軟骨の状態や関節の状態を詳しく調べることができます。


医師は、検査結果に基づいて、患者一人ひとりに合った治療法を提案してくれます。保存療法や手術療法、再生医療など、様々な選択肢の中から、最適な治療法を選ぶことができます。


また、日常生活での注意点や、リハビリテーションの方法などについても、詳しく指導してくれます。早期発見・早期治療が、膝の健康を守る上で最も重要なことです。

医師の問診

まとめ:膝の健康は日々のケアから


膝の軟骨は、私たちの活動的な生活を支える上で、非常に重要な役割を果たしています。しかし、加齢や過度な負担、生活習慣などによって、徐々に摩耗していきます。


軟骨がすり減ると、痛みや炎症を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。そのため、日頃から膝の健康に気を配り、適切なケアを行うことが大切です。


この記事では、膝の軟骨の役割や重要性、軟骨がすり減る原因、治療法、予防策などについて解説しました。


適切な体重管理やバランスの取れた食事、正しい姿勢、適度な運動などを心がけることで、軟骨の健康を維持することができます。もし膝に痛みや違和感を感じたら、自己判断せずに、早めに専門家に相談しましょう。


日々のケアを継続することで、膝の健康を守り、快適な毎日を送りましょう。アルツディスクなどの最新の再生医療も、将来的な選択肢として知っておくと良いでしょう。



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