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肩関節周囲炎(五十肩)の痛み、痛み止めや湿布は本当に効く?効果と選び方を解説

  • 2 日前
  • 読了時間: 10分
肩関節周囲炎の効果アイキャッチ

肩関節周囲炎、通称五十肩は、肩の痛みや可動域制限を引き起こす厄介な症状です。痛み止めや湿布は、その症状緩和に役立つのでしょうか?


この記事では、五十肩の症状、市販薬や医療機関で処方される薬の種類、湿布の選び方、そしてロキソニンテープの効果について整形外科で8年間勤務して、専門学校で非常勤講師をしながら整骨院,整体院をしている医療従事者が詳しく解説します。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院

2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・五十肩の主な症状:痛みと可動域制限

・五十肩の原因:加齢と炎症

・五十肩のセルフチェック:症状の確認

・痛み止めの種類と効果:ロキソニン、ボルタレンなど

・湿布の種類と効果:冷湿布、温湿布、ロキソニンテープ

・痛み止めと湿布の注意点:副作用と使用方法

・病院での検査:レントゲン、MRI

・病院での治療法:注射、理学療法

・日常生活での注意点:姿勢、運動

・自宅でできるストレッチ:肩回し、肩甲骨ストレッチ

・再発防止のために:定期的なケア



五十肩(肩関節周囲炎)とは?症状と原因


五十肩の主な症状:痛みと可動域制限


五十肩は、肩の痛みと肩関節の可動域制限を主な症状とする疾患です。初期には、肩を動かす際に鋭い痛みを感じる

ことが多く、次第に安静時にも痛みが生じるようになります。腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になることも特徴です。


日常生活での些細な動作、例えば服を着替える、髪を洗う、物を持ち上げるといった行為でさえ、激しい痛みを伴うことがあります。痛みは夜間に増強することも多く、睡眠を妨げられる方も少なくありません。可動域制限は、徐々に進行し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。


放置すると、肩関節が拘縮し、さらに動きが悪くなることもあります。早期の適切な対処が重要です。肩の痛みや可動域制限を感じたら、早めに専門医に相談しましょう。



五十肩の原因:加齢と炎症


五十肩の明確な原因は特定されていませんが、加齢に伴う肩関節周辺組織の変性や炎症が関与していると考えられています。


また、長時間のデスクワークやスポーツなど、肩に負担のかかる動作を繰り返すこともリスクを高める可能性があります。肩関節周辺の腱板や滑液包といった組織が、加齢とともに柔軟性を失い、小さな負荷でも炎症を起こしやすくなることが一因と考えられています。


また、姿勢の悪さや運動不足も、肩関節への負担を増大させる要因となります。糖尿病や高血圧などの生活習慣病も、五十肩のリスクを高める可能性が指摘されています。日頃から肩に負担をかけないように心がけ、適度な運動を行うことが重要です。



五十肩のセルフチェック:症状の確認


以下の項目に当てはまる場合は、五十肩の可能性があります。専門医の診察を受けることをお勧めします。


肩を動かすと痛みがある腕を上げたり、後ろに回したりするのが難しい 

夜間、肩の痛みで目が覚めることがある肩甲骨を動かすと痛みが響く


これらの症状は、五十肩の典型的な兆候です。特に、夜間の痛みは、五十肩の特徴的な症状の一つです。腕を上げる、後ろに回すといった動作が困難になるだけでなく、日常生活での何気ない動作でも痛みを感じるようであれば、五十肩を疑う必要があります。


自己判断せずに、整形外科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。早期発見、早期治療が、症状の悪化を防ぎ、早期回復につながります。



五十肩の治療:痛み止めと湿布の効果


痛み止めの種類と効果:ロキソニン、ボルタレンなど


五十肩の痛み緩和には、ロキソニンやボルタレンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が用いられます。これらの薬は、炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。ただし、胃腸障害などの副作用に注意が必要です。医師や薬剤師の指示に従って服用しましょう。


ロキソニンは、速効性に優れており、急な痛みを和らげるのに適しています。ボルタレンは、効果が持続する時間が長く、慢性的な痛みに適しています。


これらの痛み止めは、あくまで対症療法であり、五十肩の根本的な原因を治療するものではありません。痛みが強い場合に、一時的に痛みを和らげるために使用されます。長期的な使用は、副作用のリスクを高めるため、医師の指示に従いましょう。



湿布の種類と効果:冷湿布、温湿布、ロキソニンテープ


湿布には、冷湿布、温湿布、そしてロキソニンテープなどがあります。


急性期の炎症には冷湿布、慢性的な痛みには温湿布が適しています。ロキソニンテープは、ロキソニンを皮膚から直接吸収させることで、痛みを緩和する効果が期待できます。


冷湿布は、炎症を抑え、腫れを引かせる効果があります。温湿布は、血行を促進し、筋肉をリラックスさせる効果があります。ロキソニンテープは、経皮吸収型鎮痛消炎剤であり、皮膚から直接薬剤を吸収させることで、痛みを緩和します。


湿布は、手軽に使用できるため、痛みの初期段階でよく用いられますが、効果は一時的なものであり、根本的な治療にはなりません。湿布を使用する際は、皮膚のかぶれやアレルギー反応に注意しましょう。



痛み止めと湿布の注意点:副作用と使用方法


痛み止めや湿布を使用する際には、副作用に注意が必要です。痛み止めは、胃腸障害や肝機能障害を引き起こす可能性があります。湿布は、皮膚のかぶれやアレルギー反応を起こすことがあります。使用方法をよく読み、異常を感じたら使用を中止しましょう。


痛み止めの内服薬は、空腹時に服用すると、胃腸障害を起こしやすいため、食後に服用するようにしましょう。

また、長期的な使用は、腎機能障害や心血管系のリスクを高める可能性も指摘されています。


湿布は、貼る前に皮膚を清潔にし、同じ場所に長時間貼り続けないようにしましょう。かぶれやかゆみなどの症状が出た場合は、すぐに使用を中止し、医師または薬剤師に相談しましょう。自己判断で使用せず、専門家の指示に従うことが重要です。



五十肩の治療:病院での治療とリハビリ


病院での検査:レントゲン、MRI


病院では、レントゲンやMRIなどの検査を行い、五十肩の状態を詳しく調べます。


レントゲンでは、骨の異常や変形を確認できます。MRIでは、肩関節周辺の筋肉や腱の状態を確認できます。レントゲン検査は、骨折や脱臼などの骨の異常を確認するために行われます。MRI検査は、腱板断裂、滑液包炎、関節包の炎症など、レントゲンでは確認できない軟部組織の状態を詳しく調べることができます。


これらの検査結果をもとに、五十肩の程度や原因を特定し、適切な治療計画を立てます。検査の際には、金属製のアクセサリーを外すなどの注意点があります。医師の指示に従い、安心して検査を受けましょう。


病院での治療法:注射、理学療法


病院では、痛みを緩和するために、注射や理学療法が行われます。


注射には、ステロイド注射やヒアルロン酸注射などがあります。理学療法では、肩関節の可動域を広げるためのストレッチや運動療法を行います。ステロイド注射は、炎症を強力に抑える効果がありますが、繰り返しの使用は、腱の脆弱化や感染症のリスクを高める可能性があります。


ヒアルロン酸注射は、関節の潤滑性を高め、痛みを和らげる効果が期待できます。理学療法は、専門の理学療法士が、患者さんの状態に合わせて、個別の運動プログラムを作成し、肩関節の可動域を広げ、筋力を回復させることを目指します。理学療法は、自宅で行える運動指導も含まれており、継続的なケアが重要です。



五十肩の予防とセルフケア


日常生活での注意点:姿勢、運動


五十肩の予防には、日常生活での注意が重要です。正しい姿勢を保ち、長時間同じ姿勢を続けないようにしましょう。


また、適度な運動を行い、肩関節周辺の筋肉を鍛えることも効果的です。デスクワークをする際は、椅子の高さを調整し、画面との距離を適切に保つようにしましょう。定期的に休憩を取り、肩や首のストレッチを行うことも重要です。


運動は、ウォーキングや水泳など、全身を使うものがおすすめです。肩関節周辺の筋肉を鍛えるためには、軽いダンベル運動やチューブトレーニングも効果的です。無理のない範囲で、継続的に運動を行い、肩関節の柔軟性を保ちましょう。


肩関節周囲炎の病態

自宅でできるストレッチ:肩回し、肩甲骨ストレッチ


自宅でできるストレッチとして、肩回しや肩甲骨ストレッチがあります。肩回しは、肩関節の可動域を広げる効果があります。肩甲骨ストレッチは、肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、肩こりを解消する効果があります。


肩回しは、腕を大きく回すだけでなく、小さく回すなど、様々なバリエーションを取り入れると効果的です。


肩甲骨ストレッチは、肩甲骨を意識的に動かすことが重要です。両手を肩に当て、肘で円を描くように回したり、両手を後ろに組んで、肩甲骨を寄せるようにしたりするストレッチがおすすめです。


ストレッチは、痛みを感じない範囲で行い、無理に伸ばさないようにしましょう。毎日続けることで、肩関節の柔軟性を保ち、五十肩の予防につながります。


肩関節周囲炎の運動

再発防止のために:定期的なケア


五十肩は再発しやすい疾患です。再発防止のためには、定期的なケアが重要です。ストレッチや運動療法を継続し、肩関節周辺の筋肉を柔軟に保ちましょう。


また、専門医の診察を定期的に受け、状態をチェックしてもらうことも大切です。一度五十肩になった方は、肩関節周辺の組織が弱くなっている可能性があります。そのため、再発予防には、継続的なケアが欠かせません。


ストレッチや運動療法は、自己流で行うのではなく、理学療法士などの専門家の指導を受けるのがおすすめです。また、定期的な診察では、肩関節の状態をチェックしてもらい、必要に応じて治療を受けることができます。再発防止のためには、自己管理と専門家のサポートの両方が重要です。


まとめ:五十肩の痛みには適切な対処法を


五十肩の痛みは、痛み止めや湿布、病院での治療、そしてセルフケアによって緩和することができます。症状に合わせて適切な対処法を選択し、つらい痛みを乗り越えましょう。


五十肩は、放置すると慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。早期に適切な治療を受けることで、痛みを緩和し、肩関節の機能を回復させることができます。痛み止めや湿布は、一時的な痛みの緩和には有効ですが、根本的な治療にはなりません。病院での治療や理学療法、そしてセルフケアを組み合わせることで、より効果的な治療が期待できます。


よし整骨院では、五十肩の専門的な知識や経験を持つ医師が、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療を提供しています。諦めずに、適切な治療を受け、快適な生活を取り戻しましょう。


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出典・間接引用


イノルト整形外科

五十肩でロキソニンテープや湿布の種類と効果を解説


八木整形外科

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

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