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四十肩、五十肩(肩関節周囲炎):温める?冷やす?時期別対処法と緩和ケア

  • 2 日前
  • 読了時間: 13分
四十肩・五十肩正しい対処法

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の際、温めるべきか冷やすべきか悩む方は多いはず。時期によって適切な対処法は異なります。この記事では、肩関節周囲炎の各段階における温熱療法と冷却療法の効果、具体的なケア方法、さらに日常生活での注意点まで詳しく解説します。



この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院



2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)の基礎知識

・肩関節周囲炎の主な症状

・肩こりとの違い:見分け方

・急性期の炎症を抑えるには?

・慢性期の血行促進と痛みの緩和

・夜間の痛みへの対処法

・自宅でできる簡単ストレッチ

・日常生活での注意点

・専門家による治療の選択肢



肩関節周囲炎とは?症状と原因を理解する


肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)の基礎知識


肩関節周囲炎は、一般的に40代から60代にかけて発症しやすい肩の痛みです。肩関節の炎症が原因で、腕を上げたり回したりする動作が困難になることがあります。原因は特定しにくいことも特徴です。


肩関節周囲炎、通称五十肩や四十肩は、中年以降に多くの人が経験する肩の痛みです。この疾患は、肩関節を構成する腱板や関節包といった組織に炎症が起こることで発生します。


その結果、肩の可動域が制限され、日常生活に支障をきたすことがあります。発症年齢や症状の進行度合いには個人差があり、早期の適切な対処が重要です。


肩関節周囲炎は、加齢に伴う組織の変性や、肩の使いすぎ、不適切な姿勢などが複合的に関与して発症すると考えられています。


しかし、明確な原因が特定できない場合も少なくありません。糖尿病や甲状腺疾患などの基礎疾患が関与することもあります。そのため、症状が長引く場合は、医療機関を受診して詳しい検査を受けることが推奨されます。


肩関節周囲炎の症状は、時間経過とともに変化します。


初期段階では、肩の内部にズキズキとした痛みが現れ、徐々に痛みが強くなる傾向があります。中期段階では、肩の可動域が著しく制限され、日常生活動作に大きな影響が出ます。後期段階では、痛みは軽減するものの、可動域の制限が残ることがあります。


それぞれの段階に応じた適切な対処法を選択することが大切です。


肩関節周囲炎時期別症状


肩関節周囲炎の主な症状


肩の痛み、可動域の制限、夜間痛などが代表的な症状です。初期には鋭い痛みを感じることが多く、進行すると慢性的な鈍痛に変わることもあります。服の脱ぎ着や寝返りなど、日常生活に支障をきたす場合があります。


肩関節周囲炎の症状は多岐にわたりますが、主なものとして肩の痛み、肩関節の可動域制限、そして夜間痛が挙げられます。痛みは、初期には肩を動かした際に鋭く走るような痛みとして現れることが多いです。


進行すると、安静時にもジンジンとした慢性的な痛みが続くようになります。特に、夜間痛は睡眠を妨げ、患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させる要因となります。


肩関節の可動域制限も、肩関節周囲炎の重要な症状の一つです。腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になり、日常生活に大きな支障をきたします。


例えば、洗濯物を干す、髪を洗う、服を着替えるといった動作が困難になることがあります。可動域制限は、放置すると関節拘縮を引き起こし、さらに可動域が狭まる悪循環に陥る可能性があります。


そのため、早期からのリハビリテーションが重要となります。


肩関節周囲炎の症状は、個人差が大きく、同じ病状でも異なる症状が現れることがあります。また、症状の程度も、日常生活に軽度の支障をきたす程度から、激しい痛みで日常生活が困難になる場合まで様々です。


そのため、症状を正確に把握し、適切な治療法を選択することが重要です。自己判断せずに、専門医の診察を受けることをお勧めします。



肩こりとの違い:見分け方


肩こりは筋肉の緊張による不快感ですが、肩関節周囲炎は関節の炎症を伴います。肩関節周囲炎では、肩を動かすと激しい痛みが生じ、可動域が制限される点が肩こりとの大きな違いです。


肩こりと肩関節周囲炎は、どちらも肩の不快感を引き起こしますが、その原因と症状には明確な違いがあります。


肩こりは、主に筋肉の緊張や血行不良によって引き起こされるもので、首や肩の筋肉が凝り固まり、重苦しさやだるさを感じることが特徴です。


一方、肩関節周囲炎は、肩関節を構成する組織の炎症が原因であり、関節の痛みや可動域制限が主な症状となります。


肩こりでは、肩を動かすことで一時的に症状が緩和されることがありますが、肩関節周囲炎では、肩を動かすと激しい痛みが生じることが多く、可動域も制限されます。


特に、腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になる場合は、肩関節周囲炎の可能性が高いと考えられます。また、夜間痛も肩関節周囲炎に特徴的な症状の一つであり、睡眠を妨げるほどの痛みが生じることがあります。


肩こりは、マッサージやストレッチ、温熱療法などで症状が改善することが多いですが、肩関節周囲炎の場合は、炎症を抑えるための治療や、関節の可動域を改善するためのリハビリテーションが必要となることがあります。


そのため、症状が長引く場合や、痛みが強い場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。専門医の診察を受けることで、正確な診断と適切な治療計画を立てることができます。


肩関節周囲炎 腕を上げる時の痛い角度



時期別の対処法:温める?冷やす?


急性期の炎症を抑えるには?


急性期には、炎症を抑えるために冷却が有効です。冷湿布や氷嚢などで患部を冷やすことで、痛みを和らげることができます。ただし、冷やしすぎには注意が必要です。


肩関節周囲炎の急性期には、炎症を抑えることが最優先となります。炎症を抑えるためには、冷却療法が効果的です。


冷却によって血管が収縮し、炎症部位への血液の流れが抑制されることで、痛みや腫れを軽減することができます。具体的には、冷湿布や氷嚢などを患部に当てて冷やすと良いでしょう。


冷却時間は、1回あたり15分から20分程度が目安です。冷やしすぎると、逆に血行が悪くなり、症状が悪化する可能性があるため、注意が必要です


冷却を行う際には、直接氷を肌に当てないようにしましょう。タオルやガーゼなどで包んでから当てることで、凍傷を防ぐことができます。


また、冷却後には、患部を温めることは避けましょう。温めることで血管が拡張し、炎症が再燃する可能性があります。


急性期の痛みは、安静にしている時でもズキズキと痛むことが多く、日常生活に大きな支障をきたします。


そのため、冷却療法だけでなく、鎮痛剤の使用も検討しましょう。市販の鎮痛剤を使用する際には、用法・用量を守り、副作用に注意してください。


痛みが強い場合は、医療機関を受診し、医師の指示に従って適切な鎮痛剤を処方してもらうことをお勧めします。



慢性期の血行促進と痛みの緩和


慢性期には、温熱療法で血行を促進し、筋肉をリラックスさせることが効果的です。温湿布、入浴、蒸しタオルなどで温めると良いでしょう。佐賀市のよし整骨院では、鍼灸施術も取り入れています。


肩関節周囲炎が慢性期に入ると、炎症は落ち着いてきますが、肩の可動域制限や鈍い痛みが残ることがあります。この時期には、血行を促進し、筋肉をリラックスさせることが重要になります。


温熱療法は、血行促進と筋肉の柔軟性を取り戻すのに役立ちます。温湿布や入浴、蒸しタオルなどで肩を温めることで、血流が改善し、筋肉の緊張が和らぎます。温熱療法は、1回あたり15分から20分程度が目安です。


入浴は、全身を温めることができるため、特におすすめです。湯船にゆっくりと浸かることで、全身の血行が促進され、肩だけでなく、全身の筋肉の緊張が和らぎます。入浴後には、肩のストレッチを行うと、さらに効果的です。


温熱療法と併せて、適度な運動も行うと良いでしょう。痛みのない範囲で、肩をゆっくりと回したり、腕を前後に振ったりする運動を行うことで、関節の可動域を改善することができます。


無理な運動は避け、毎日継続することが大切です。よし整骨院では、鍼灸施術も取り入れており、慢性期の肩関節周囲炎の症状緩和に効果が期待できます。鍼灸治療は、血行促進や鎮痛効果があり、肩の可動域改善にも役立ちます。


入浴


夜間の痛みへの対処法

夜間の痛みで眠れない場合は、痛む肩を下にして寝るのを避け、楽な姿勢を保つことが重要です。温湿布や鎮痛剤の使用も検討しましょう。よし整骨院では、夜間の痛みに対する鍼灸治療も行っています。


肩関節周囲炎による夜間の痛みは、睡眠を妨げ、患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させる要因となります。


夜間の痛みに対処するためには、まず、痛む肩を下にして寝るのを避けることが重要です。痛む肩に圧力がかからないように、仰向けや横向きで、楽な姿勢を保つようにしましょう。


抱き枕などを使用すると、より楽な姿勢を保つことができます。



温湿布も夜間の痛みを和らげるのに効果的です。寝る前に、肩を温湿布で温めることで、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減されます。温湿布は、低温やけどを防ぐために、就寝前に必ず剥がすようにしましょう。


痛みが強い場合は、鎮痛剤の使用も検討しましょう。市販の鎮痛剤を使用する際には、用法・用量を守り、副作用に注意してください。


痛みが続く場合は、医療機関を受診し、医師の指示に従って適切な鎮痛剤を処方してもらうことをお勧めします。


よし整骨院では、夜間の痛みに対する鍼灸治療も行っており、痛みの緩和に効果が期待できます。鍼灸治療は、痛みを鎮めるだけでなく、睡眠の質を改善する効果も期待できます。



肩関節周囲炎の緩和ケアと予防


自宅でできる簡単ストレッチ


痛みのない範囲で、肩をゆっくりと回したり、腕を前後に振ったりするストレッチを行いましょう。無理な運動は避け、毎日継続することが大切です。振り子体操(Codman体操)も効果的です。


肩関節周囲炎の緩和ケアとして、自宅でできる簡単なストレッチは非常に有効です。ストレッチを行うことで、肩関節の可動域を維持・改善し、筋肉の柔軟性を高めることができます。


ただし、ストレッチを行う際には、痛みのない範囲で行うことが重要です。無理なストレッチは、症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。


具体的なストレッチとしては、肩をゆっくりと回したり、腕を前後に振ったりする運動が挙げられます。これらの運動は、肩関節周囲の筋肉を温め、血行を促進する効果があります。


また、振り子体操(Codman体操)も効果的です。振り子体操は、テーブルなどに手をつき、上体を前かがみにした状態で、腕をリラックスさせて前後に振る運動です。


この運動は、肩関節に負担をかけずに、可動域を広げることができます。


ストレッチは、毎日継続することが大切です。1日に数回、数分程度行うだけでも、効果が期待できます。入浴後など、体が温まっている状態で行うと、より効果的です。


ストレッチを行う際には、呼吸を止めずに、ゆっくりと深呼吸をしながら行うようにしましょう。


コッドマン体操


日常生活での注意点


重い荷物を持つ、長時間同じ姿勢を続けるなどの肩に負担のかかる動作は避けましょう。また、冷えは大敵なので、肩を冷やさないように注意しましょう。アリナミンのような市販薬も補助的に使用できます。


肩関節周囲炎の緩和と予防のためには、日常生活での注意も重要です。まず、重い荷物を持つ、長時間同じ姿勢を続けるなど、肩に負担のかかる動作はできるだけ避けましょう。


これらの動作は、肩関節周囲の筋肉や腱に過度の負担をかけ、炎症を悪化させる可能性があります。特に、パソコン作業など、長時間同じ姿勢を続ける場合は、定期的に休憩を挟み、肩を動かすように心がけましょう。


冷えも肩関節周囲炎の大敵です。冷えは、血行を悪くし、筋肉を硬直させるため、痛みを悪化させる可能性があります。肩を冷やさないように、保温に心がけましょう。


特に、冬場や冷房の効いた室内では、肩掛けやストールなどを活用し、肩を温めるようにしましょう。


アリナミンのような市販薬も、補助的に使用することができます。アリナミンは、ビタミンB群を豊富に含んでおり、疲労回復や神経痛の緩和に効果があります。肩関節周囲炎に伴う疲労感や神経痛を和らげるのに役立ちます。


ただし、市販薬はあくまで補助的なものであり、根本的な治療にはなりません。症状が改善しない場合は、医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。



専門家による治療の選択肢


症状が改善しない場合は、専門医や鍼灸院を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。鍼灸治療、整体、理学療法など、様々な治療法があります。よし整骨院なども参考にしてください。


肩関節周囲炎の症状が改善しない場合は、専門家による治療を検討しましょう。専門医を受診することで、正確な診断を受けることができ、適切な治療法を選択することができます。


また、鍼灸院や整体院では、鍼灸治療や整体などの施術を受けることができます。これらの施術は、血行促進や筋肉の緊張緩和、関節の可動域改善に効果が期待できます。


理学療法も、肩関節周囲炎の治療に有効な手段の一つです。理学療法士は、肩関節の機能評価を行い、個々の患者さんに合わせたリハビリテーションプログラムを作成します。


リハビリテーションプログラムには、ストレッチ、筋力トレーニング、関節可動域訓練などが含まれます。これらの訓練を行うことで、肩関節の機能を回復させ、日常生活動作の改善を目指します。


治療法の選択肢は多岐にわたるため、どの治療法が自分に合っているか分からない場合は、複数の専門家の意見を聞くことをお勧めします。


様々な治療院がありますので、それぞれの特徴を比較検討し、自分に合った治療院を選びましょう。また、治療を受ける際には、治療内容や費用について、事前に確認しておくことが重要です。



まとめ:肩関節周囲炎と上手く付き合うために


肩関節周囲炎は、適切なケアと治療を行うことで、症状を緩和し、日常生活を送ることが可能です。痛みに応じた温熱療法と冷却療法を組み合わせ、ストレッチや生活習慣の見直しを行いましょう。症状が改善しない場合は、専門家への相談も検討しましょう。


肩関節周囲炎は、適切なケアと治療を行うことで、症状をコントロールし、より快適な日常生活を送ることが可能です。


急性期には冷却療法で炎症を抑え、慢性期には温熱療法で血行を促進するといったように、痛みの状態に合わせて温めたり冷やしたりするケアを適切に行いましょう。


また、日頃からストレッチなどの運動を取り入れ、肩関節の可動域を維持することも大切です。


日常生活においては、肩に負担のかかる動作を避け、冷え対策を徹底するなど、生活習慣の見直しも行いましょう。


市販薬を補助的に使用することもできますが、症状が改善しない場合は、自己判断せずに専門医を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。


鍼灸治療や理学療法など、様々な治療法がありますので、自分に合った治療法を見つけましょう。


肩関節周囲炎は、適切なケアと治療を継続することで、症状を緩和し、QOL(生活の質)を向上させることができます。諦めずに、根気強く治療に取り組みましょう。


また、治療だけでなく、予防も重要です。日頃から肩のストレッチや適度な運動を行い、肩関節周囲の筋肉を強化することで、肩関節周囲炎の発症リスクを低減することができます。



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出典・間接引用


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