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つらい腕と肘の痛み…原因と効果的な改善策を徹底解説

  • 執筆者の写真: よし 整骨院
    よし 整骨院
  • 2 日前
  • 読了時間: 14分

腕や肘の痛みは、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。テニス肘やゴルフ肘といったスポーツによるものから、日常生活での負担、加齢によるものまで原因は様々です。この記事では、腕と肘の痛みの原因を詳しく解説し、痛みを和らげるための効果的な改善策を紹介します。東邦大学医療センター大橋病院やいんざい整形外科クリニックなどの情報も参考に、具体的な治療法や予防法を探っていきましょう。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院

2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

腕と肘の痛みの原因を探る

・スポーツによる肘の酷使:テニス肘、ゴルフ肘

・日常生活における負担:家事やPC作業

・加齢による変化:変形性肘関節症

肘の痛みを和らげるための効果的な改善策

・痛みを緩和するストレッチとエクササイズ

・症状に合わせた治療法:薬物療法、理学療法、手術

・再発予防のための生活習慣の見直し

専門家による診断と治療の重要性

・早期診断のメリット

・病院選びのポイント:整形外科、リハビリテーション科

・痛みを我慢せずに、専門医へ相談を

日常生活でできる肘の痛みの予防策

・正しい姿勢を心がける

・適切なサポーターの活用

・日頃から適度な運動を

まとめ:腕と肘の痛みに悩まない快適な生活を


腕と肘の痛みの原因を探る

スポーツによる肘の酷使:テニス肘、ゴルフ肘

テニス肘やゴルフ肘は、スポーツによる肘の酷使が原因となる代表的な疾患です。これらの疾患は、特定の動作の繰り返しによって肘の外側または内側の腱に炎症が生じることで発症します。テニス肘は、バックハンドストロークなどの動作で手首を反らす際に肘の外側に痛みが生じます。ゴルフ肘は、ダウンスイングなどの動作で手首を内側に曲げる際に肘の内側に痛みが生じます。これらの疾患は、テニスやゴルフなどのスポーツ選手だけでなく、日常的に手首や肘を酷使する作業に従事する人にも多く見られます。例えば、大工、料理人、PC作業者なども発症リスクが高いです。痛みの原因となる動作を特定し、安静にすることが重要です。また、適切なストレッチや筋力トレーニングを行うことで、再発を予防することができます。重症の場合は、専門医の診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。治療法としては、薬物療法、理学療法、手術などがあります。早期に適切な治療を行うことで、痛みを軽減し、スポーツや日常生活への復帰を早めることができます。


日常生活における負担:家事やPC作業

日常生活における様々な動作も、肘に負担をかけ、痛みの原因となることがあります。家事では、重い物を持ち上げたりな動作を繰り返したりすることが肘への負担となります。例えば、洗濯物を干す、掃除機をかける、料理をするなどの動作は、肘に負担をかける可能性があります。PC作業では、長時間のタイピングやマウス操作が肘への負担となります。特に、不自然な姿勢での作業は、肘への負担を増大させます。例えば、猫背や前かがみの姿勢での作業は、肘に大きな負担をかけます。これらの日常生活における負担を軽減するためには、作業姿勢の見直し、適切な休息、サポーターの使用などが有効です。作業中は定期的に休憩を挟み、ストレッチを行うことで、肘への負担を軽減することができます。また、正しい姿勢を保つように心がけることも重要です。さらに、作業環境を整えることも重要です。例えば、PC作業では、適切な高さの椅子や机を使用し、モニターの位置を調整することで、肘への負担を軽減することができます。エルゴノミクスに基づいた作業環境を構築することで、肘の痛みを予防することができます。


加齢による変化:変形性肘関節症

加齢に伴い、肘関節の軟骨がすり減り、変形性肘関節症を引き起こすことがあります。これは、関節軟骨が長年の使用により徐々に摩耗し、関節のクッションとしての役割を果たせなくなる状態です。その結果、骨同士が直接ぶつかり合い、炎症や痛みを引き起こします。変形性肘関節症は、高齢者だけでなく、若い世代でも発症することがあります。特に、過去に肘を怪我したことがある人や、重労働に従事している人は、発症リスクが高いです。変形性肘関節症の症状としては、肘の痛み、可動域の制限、関節の腫れ、関節の変形などがあります。初期段階では、軽い痛みや違和感を感じる程度ですが、進行すると、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みが生じることがあります。変形性肘関節症の治療法としては、保存療法と手術療法があります。保存療法としては、薬物療法、理学療法、装具療法などがあります。薬物療法では、痛み止めや湿布などを使用します。理学療法では、関節の可動域を広げるための運動療法や、筋力トレーニングを行います。装具療法では、肘を固定するためのサポーターなどを使用します。手術療法は、保存療法で効果が得られない場合に検討されます。手術法としては、関節鏡手術や人工関節置換術などがあります。


肘の痛みを和らげるための効果的な改善策

痛みを緩和するストレッチとエクササイズ

肘の痛みを緩和するためには、ストレッチとエクササイズが非常に効果的です。これらの運動は、肘周りの筋肉を柔軟にし、血行を促進することで、痛みを軽減する効果があります。ストレッチは、筋肉をゆっくりと伸ばすことで、筋肉の緊張を和らげ、関節の可動域を広げる効果があります。代表的なストレッチとしては、手首を反らすストレッチ、手首を内側に曲げるストレッチ、肘を伸ばすストレッチなどがあります。これらのストレッチは、痛みを感じない範囲で、ゆっくりと行うことが重要です。エクササイズは、筋肉を強化することで、関節を安定させ、肘への負担を軽減する効果があります。代表的なエクササイズとしては、リストカール、リバースリストカール、ダンベルカールなどがあります。これらのエクササイズは、軽い負荷から始め、徐々に負荷を上げていくことが重要です。また、正しいフォームで行うことで、効果を最大限に引き出すことができます。ストレッチとエクササイズは、毎日継続して行うことが重要です。朝起きた時や、寝る前に行うと効果的です。また、作業の合間に休憩を挟み、ストレッチを行うことも有効です。これらの運動を習慣にすることで、肘の痛みを予防することができます。


症状に合わせた治療法:薬物療法、理学療法、手術

肘の痛みの治療法は、症状の程度や原因によって異なります。軽度の痛みであれば、薬物療法や理学療法で改善することがありますが、重度の痛みや症状が改善しない場合は、手術が必要となることもあります。薬物療法では、痛み止めや湿布などを使用します。痛み止めは、痛みを一時的に和らげる効果がありますが、根本的な治療にはなりません。湿布は、炎症を抑える効果がありますが、効果は限定的です。理学療法では、温熱療法、電気療法、マッサージ、運動療法などを行います。温熱療法は、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。電気療法は、痛みを遮断する効果があります。マッサージは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があります。運動療法は、関節の可動域を広げ、筋肉を強化する効果があります。手術は、保存療法で効果が得られない場合に検討されます。手術法としては、関節鏡手術や人工関節置換術などがあります。関節鏡手術は、関節の中を内視鏡で観察しながら、炎症を起こしている組織を切除する手術です。人工関節置換術は、傷んだ関節を人工関節に置き換える手術です。適切な治療法を選択するためには、専門医の診察を受けることが重要です。専門医は、症状や原因を詳しく調べ、最適な治療法を提案してくれます。


再発予防のための生活習慣の見直し

肘の痛みの再発を予防するためには、生活習慣の見直しが不可欠です。肘に負担をかける動作を避け、適切な休息を取り、正しい姿勢を保つことが重要です。また、ストレッチやエクササイズを継続することで、肘周りの筋肉を柔軟に保ち、関節を安定させることができます。作業姿勢の見直しは、特に重要です。長時間のPC作業やrepetitiveな作業を行う場合は、定期的に休憩を挟み、ストレッチを行うようにしましょう。また、椅子の高さや机の配置を調整し、正しい姿勢を保てるように工夫しましょう。適切な休息も重要です。肘に痛みを感じたら、無理をせずに休息を取りましょう。また、睡眠時間を十分に確保し、疲労を回復させることが大切です。サポーターの使用も有効です。サポーターは、肘を保護し、負担を軽減する効果があります。ただし、サポーターはあくまで補助的な役割であり、過信は禁物です。サポーターを使用する際は、専門家のアドバイスを受け、適切なものを選ぶようにしましょう。スポーツをする場合は、ウォーミングアップやクールダウンをしっかり行い、肘への負担を軽減しましょう。また、正しいフォームでプレーすることで、肘への負担を最小限に抑えることができます。


専門家による診断と治療の重要性

早期診断のメリット

肘の痛みが続く場合は、自己判断せずに、できるだけ早く専門医の診察を受けることが非常に重要です。早期診断は、適切な治療を早期に開始できるため、症状の悪化を防ぎ、早期回復につながる可能性が高まります。早期に診断を受けることで、痛みの原因を特定することができます。肘の痛みは、テニス肘やゴルフ肘、変形性肘関節症など、様々な原因によって引き起こされます。原因を特定することで、適切な治療法を選択することができます。早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぐことができます。肘の痛みを放置すると、慢性化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。早期に治療を開始することで、慢性化を防ぎ、早期回復を促すことができます。早期にリハビリテーションを開始することで、機能回復を早めることができます。リハビリテーションは、関節の可動域を広げ、筋肉を強化する効果があります。早期にリハビリテーションを開始することで、機能回復を早め、スポーツや日常生活への復帰を早めることができます。早期診断は、患者さんの生活の質を向上させることにもつながります。痛みを我慢せずに、早めに専門医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。


病院選びのポイント:整形外科、リハビリテーション科

肘の痛みを診てもらう病院を選ぶ際には、整形外科やリハビリテーション科を受診することが一般的です。これらの診療科では、肘の痛みの原因を特定し、適切な治療を提供するための専門知識と経験を持った医師や理学療法士がいます。整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査を行い、骨や関節の状態を詳しく調べることができます。また、薬物療法や手術療法など、幅広い治療法を提供しています。リハビリテーション科では、理学療法士が中心となり、運動療法や物理療法などを行います。運動療法では、関節の可動域を広げたり、筋肉を強化したりする運動を行います。物理療法では、温熱療法や電気療法などを行い、痛みを和らげたり、血行を促進したりします。病院を選ぶ際には、専門医の資格や経験、病院の設備などを考慮することが重要です。また、患者さんの話をよく聞き、丁寧な説明をしてくれる医師を選ぶことも大切です。インターネットや口コミなどを参考に、評判の良い病院を探すのも良いでしょう。ただし、口コミはあくまで個人の感想であり、鵜呑みにしないように注意が必要です。複数の情報を比較検討し、自分に合った病院を選ぶようにしましょう。


痛みを我慢せずに、専門医へ相談を

肘の痛みは、放置すると慢性化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。痛みを我慢せずに、早めに専門医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。専門医は、痛みの原因を特定し、最適な治療法を提案してくれます。自己判断で市販薬を使用したり、民間療法を試したりすることは、症状を悪化させる可能性があります。専門医の指示に従い、適切な治療を受けるようにしましょう。専門医に相談する際には、痛みの種類、痛む場所、痛みの程度、痛みが起こるきっかけなどを詳しく伝えることが重要です。また、過去の病歴や服用している薬なども伝えるようにしましょう。専門医は、これらの情報を基に、適切な検査を行い、診断を確定します。検査結果によっては、さらに詳しい検査が必要となる場合もあります。診断が確定したら、専門医から治療法について詳しく説明を受けましょう。治療法には、薬物療法、理学療法、手術療法などがあります。それぞれの治療法のメリットとデメリットを理解し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。治療中は、専門医の指示に従い、定期的に診察を受けましょう。症状の変化や副作用などがあれば、すぐに専門医に相談しましょう。


日常生活でできる肘の痛みの予防策

正しい姿勢を心がける

日常生活で肘の痛みを予防するためには、常に正しい姿勢を心がけることが非常に大切です。悪い姿勢は、肘だけでなく、首や肩、腰など、全身に負担をかける原因となります。特に、長時間のPC作業やrepetitiveな作業を行う場合は、姿勢が悪くなりがちなので、注意が必要です。正しい姿勢とは、背骨が自然なS字カーブを描き、肩がリラックスしている状態です。椅子に座る際には、深く腰掛け、背もたれに背中をしっかりとつけましょう。足の裏が床にしっかりとつくように、椅子の高さを調整することも重要です。PC作業を行う場合は、モニターの位置を調整し、目線が自然にモニターの中央に向かうようにしましょう。キーボードやマウスの位置も、肘が自然な角度になるように調整することが大切です。作業中は、定期的に休憩を挟み、ストレッチを行うようにしましょう。首や肩、腕を回したり、手首を反らしたりするストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があります。また、長時間同じ姿勢を続けることは避けるようにしましょう。立ち上がって歩き回ったり、軽い運動をしたりすることも、姿勢をリセットし、肘への負担を軽減する効果があります。


適切なサポーターの活用

肘に不安がある場合は、サポーターを使用することで、肘への負担を軽減し、痛みを予防することができます。サポーターは、肘を固定し、関節の安定性を高める効果があります。また、保温効果もあり、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果も期待できます。サポーターを選ぶ際には、自分の肘のサイズに合ったものを選ぶことが重要です。大きすぎると効果が得られず、小さすぎると締め付けが強すぎて血行が悪くなる可能性があります。専門家のアドバイスを受け、適切なものを選ぶようにしましょう。サポーターを使用する際には、締め付けすぎないように注意しましょう。締め付けが強すぎると、血行が悪くなり、逆効果になることがあります。適度な締め付けで、肘をしっかりとサポートするようにしましょう。サポーターは、あくまで補助的な役割であり、過信は禁物です。サポーターを使用しているからといって、無理な動作をしたり、長時間作業をしたりすることは避けましょう。サポーターは、スポーツをする際や、repetitive な作業をする際に特に有効です。しかし、日常生活でも、肘に不安がある場合は、積極的に活用することをおすすめします。


日頃から適度な運動を

日頃から適度な運動を習慣にすることで、全身の血行を促進し、筋肉や関節を柔軟に保つことができます。これは、肘の痛みの予防にもつながります。運動不足は、筋肉や関節を硬くし、血行を悪くするため、肘への負担を増加させる可能性があります。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、全身の血行を促進し、筋肉や関節を温める効果があります。また、ストレッチやヨガなどの柔軟運動は、筋肉や関節を柔軟にし、可動域を広げる効果があります。筋力トレーニングは、筋肉を強化し、関節を安定させる効果があります。肘周りの筋肉を鍛えることで、肘への負担を軽減することができます。運動を行う際には、無理のない範囲で行うことが重要です。急に激しい運動をすると、肘を痛める可能性があります。ウォーミングアップやクールダウンをしっかり行い、徐々に運動強度を上げていくようにしましょう。運動は、毎日継続して行うことが重要です。毎日30分程度の運動を習慣にすることで、肘の痛みを予防することができます。また、運動は、ストレス解消にも効果的です。ストレスは、筋肉を緊張させ、肘への負担を増加させる可能性があります。運動によってストレスを解消することで、肘の痛みを予防することができます。


まとめ:腕と肘の痛みに悩まない快適な生活を

この記事では、腕と肘の痛みの原因、改善策、そして予防策について詳しく解説しました。腕と肘の痛みは、日常生活に大きな影響を与える可能性がありますが、適切な対策を講じることで、快適な生活を取り戻すことができます。まず、痛みの原因を特定することが重要です。スポーツによる酷使、日常生活における負担、加齢による変化など、様々な原因が考えられます。原因を特定することで、適切な治療法を選択することができます。次に、痛みを和らげるための改善策を実行しましょう。ストレッチやエクササイズは、筋肉を柔軟にし、血行を促進することで、痛みを軽減する効果があります。薬物療法や理学療法、手術療法など、症状に合わせた治療法を選択することも重要です。そして、再発予防のための生活習慣を見直しましょう。正しい姿勢を心がけ、適切なサポーターを活用し、日頃から適度な運動を習慣にすることで、肘への負担を軽減することができます。痛みが続く場合は、専門医に相談し、早期の治療を心がけましょう。早期診断は、症状の悪化を防ぎ、早期回復につながる可能性が高まります。この記事が、腕と肘の痛みに悩む皆様にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。痛みのない、快適な生活を送るために、ぜひこの記事で得た知識を役立ててください。

 
 
 

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