肘がズキズキ痛い…それ神経の圧迫かも?原因と治し方を解説!
- よし 整骨院
- 6月21日
- 読了時間: 13分

肘の痛みに悩んでいませんか?ズキズキとした痛みは日常生活に支障をきたすことも。この記事では、肘の痛みの原因から、効果的な治療法、そして日々の生活でできる予防策までを整形外科で8年間勤務と専門学校の講師を10年間しながら、現在治療院を運営している国家資格者が解説します。自宅でできるストレッチもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修者情報

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)
柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)
NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)
経歴
2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック
2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック
2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院
2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師
2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師
2024~現在 福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師
目次
・ズキズキ痛む!考えられる原因
・放置すると悪化?リスクを知ろう
・神経痛の可能性も?チェックポイント
・自宅で簡単!ストレッチ&エクササイズ
・温める?冷やす?状況に応じた対処法
・市販薬を活用!選び方のポイント
・よし姿勢&スポーツ整骨院の施術:痛みの根本改善
・手術が必要なケースとは?
・正しい姿勢を意識する
・作業環境を見直す
・適度な休憩を挟む
・早期のケアと予防が重要
肘の痛みの原因を探る
ズキズキ痛む!考えられる原因
肘の痛みは、日常生活やスポーツ活動において、多くの人が経験する症状です。ズキズキとした痛みは、その原因を特定し、適切な対処を行う上で重要なサインとなります。考えられる原因は多岐にわたりますが、主なものとしては、筋肉や腱の炎症、関節の損傷、神経の圧迫などが挙げられます。
これらの原因を特定するために、痛みの発生状況、持続時間、痛みの種類などを詳しく把握することが重要です。例えば、特定の動作で痛みが増す場合は、筋肉や腱の炎症が疑われますし、安静時にも痛みが続く場合は、関節の損傷や神経の圧迫が考えられます。
また、肘の痛みがズキズキと表現される場合、炎症性の痛みを伴っている可能性が高いです。炎症は、組織が損傷を受けた際に起こる自然な反応ですが、過剰な炎症は痛みを悪化させる原因となります。そのため、炎症を抑えるための対処も重要になります。痛みの原因を特定し、適切な対処を行うことで、早期の回復を目指しましょう。
自己判断せずに、専門家を受診することも大切です。
放置すると悪化?リスクを知ろう
肘の痛みを放置することは、様々なリスクを伴います。初期の段階では軽度な痛みであっても、放置することで慢性的な痛みに移行する可能性があります。慢性的な痛みは、日常生活に支障をきたすだけでなく、精神的なストレスにもつながることがあります。
さらに、痛みをかばうことで、他の部位に負担がかかり、新たな痛みや不調を引き起こすこともあります。例えば、肘の痛みをかばって無理な姿勢を続けることで、肩や首の痛みを引き起こしたり、腰痛を悪化させたりする可能性があります。
また、関節の可動域が制限されることも、放置によるリスクの一つです。痛みによって肘を動かすことを避けることで、関節が硬くなり、可動域が狭まってしまうことがあります。可動域の制限は、日常生活における様々な動作に支障をきたし、生活の質を低下させる原因となります。
早期に適切な治療を受けることで、これらのリスクを回避し、健康な生活を送ることができます。痛みを我慢せずに、専門家に相談することが大切です。
神経痛の可能性も?チェックポイント
肘の痛みが神経痛である可能性も考慮する必要があります。神経痛は、神経が圧迫されたり、炎症を起こしたりすることで発生する痛みで、電気が走るような、または焼けるような痛みが特徴です。肘の神経痛の場合、尺骨神経や正中神経といった肘周辺を通る神経が関与している可能性があります。
神経痛かどうかを判断するためのチェックポイントとしては、痛みの種類、痛みの範囲、痛みを誘発する動作などが挙げられます。例えば、肘の内側から腕にかけて痛みや痺れが広がる場合は、尺骨神経の圧迫が疑われます。また、手首や指の動きに連動して痛みが増す場合は、正中神経の圧迫が考えられます。
さらに、首や肩の痛みも伴う場合は、頚椎に原因がある可能性もあります。頚椎ヘルニアなどが原因で、神経が圧迫され、肘に痛みが放散されることがあるのです。
これらのチェックポイントに当てはまる場合は、整形外科を受診し、神経学的検査を受けることをお勧めします。レントゲンやMRIなどの画像検査が必要となる場合もあります。正確な診断に基づいた適切な治療を受けることが、神経痛の改善には不可欠です。
痛みを和らげる!セルフケア
自宅で簡単!ストレッチ&エクササイズ
肘の痛みを和らげるためには、自宅でできる簡単なストレッチやエクササイズが効果的です。これらのセルフケアは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、痛みを軽減するのに役立ちます。
肘を伸ばした状態で、反対の手で痛い方の手首を捕まえ、ゆっくりと外側に捻ります。肘外側に貼り感を感じるとOK強い痛みを感じる場合は、無理に伸ばさないように注意しましょう。

温める?冷やす?状況に応じた対処法
肘の痛みに対する対処法として、温めるか冷やすかは、痛みの状況によって使い分けることが重要です。急な痛みや炎症が強い場合は、冷やすことが効果的です。冷湿布や氷嚢などを使い、患部を15〜20分程度冷やすことで、血管を収縮させ、炎症を抑えることができます。
ただし、冷やしすぎると血行が悪くなるため、注意が必要です。一方、慢性的な痛みや筋肉の凝りがある場合は、温めることが効果的です。温湿布や蒸しタオルなどを使い、患部を温めることで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。入浴やシャワーで温めるのも良いでしょう。
温めると冷やすのどちらが良いか迷う場合は、痛みの状態をよく観察することが大切です。炎症の兆候(腫れ、赤み、熱感など)がある場合は冷やし、炎症の兆候がなく、筋肉が凝り固まっている場合は温めるのが基本です。
また、運動後や作業後など、肘に負担がかかった後に痛みが出た場合は、まず冷やし、その後、温めるという方法も効果的です。状況に応じた適切な対処法を選択することで、痛みを効果的に和らげることができます。
市販薬を活用!選び方のポイント
肘の痛みが強い場合、市販薬を活用することも一つの選択肢です。市販薬には、内服薬と外用薬があり、それぞれに特徴があります。内服薬としては、鎮痛剤や消炎鎮痛剤が一般的です。
これらの薬は、痛みを和らげる効果がありますが、胃腸への負担や副作用のリスクも考慮する必要があります。用法・用量を守り、空腹時の服用は避けるようにしましょう。外用薬としては、湿布や塗り薬があります。湿布には、冷感タイプと温感タイプがあり、痛みの種類や好みに合わせて選ぶことができます。
塗り薬は、直接患部に塗布することで、痛みを和らげる効果が期待できます。
市販薬を選ぶ際には、薬剤師や登録販売者に相談し、自身の症状に合ったものを選ぶことが大切です。また、市販薬は一時的な緩和策であることを理解しておきましょう。痛みが続く場合や、症状が悪化する場合は、専門家を受診し、適切な治療を受ける必要があります。市販薬を服用する際は、添付文書をよく読み、用法・用量を守りましょう。また、他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。
専門家による治療法
よし姿勢&スポーツ整骨院の施術:痛みの根本改善
福住整骨院では、肘の痛みの根本改善を目指し、様々な施術を提供しています。まず、丁寧な問診と検査を行い、痛みの原因を特定します。肘の痛みの原因は、筋肉や腱の炎症、関節の歪み、神経の圧迫など、多岐にわたります。原因を特定することで、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療プランを作成することができます。
施術の中心となるのは、手技療法です。手技療法では、当院では筋膜リリースを行い筋肉や関節の緊張を和らげ、血行を促進することで、痛みを軽減し、自然治癒力を高めます。また、必要に応じて、電気治療やラジオ波温熱機器や圧力波などの物理療法も併用します。電気治療は、筋肉を刺激し、痛みを和らげる効果があります。ラジオ波は、深部の組織を温め、血行を促進する効果があります。

さらに、よし姿勢&スポーツ整骨院では、姿勢の改善や生活習慣のアドバイスも行っています。悪い姿勢や生活習慣は、肘への負担を増加させ、痛みの原因となることがあります。正しい姿勢や生活習慣を身につけることで、痛みの再発を予防することができます。患者様の声に耳を傾け、痛みの根本原因にアプローチすることで、真の健康を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
手術が必要なケースとは?
肘の痛みの治療において、手術が必要となるケースは限られています。保存療法(薬物療法、理学療法、装具療法など)で改善が見られない場合や、神経が圧迫されている場合、関節の変形が著しい場合などに手術が検討されます。例えば、テニス肘やゴルフ肘の場合、保存療法を数ヶ月続けても痛みが改善しない場合は、手術が必要となることがあります。手術では、炎症を起こしている組織を切除したり、腱を修復したりします。
また、肘部管症候群のように、尺骨神経が圧迫されている場合は、神経の圧迫を解除する手術が必要となることがあります。関節リウマチなどによる関節の変形が著しい場合は、人工関節置換術が検討されることもあります。手術の方法は、痛みの原因や状態によって異なります。
手術を受けるかどうかは、専門医の診断を仰ぎ、十分な説明を受けた上で判断することが重要です。手術には、合併症のリスクも伴います。手術後のリハビリテーションも、スムーズな回復のためには欠かせません。
日常生活でできる予防策
正しい姿勢を意識する
日常生活において、正しい姿勢を意識することは、肘の痛みを予防するために非常に重要です。猫背などの悪い姿勢は、首や肩、背中に負担をかけ、その影響が肘にも及ぶことがあります。特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用時には、姿勢が悪くなりがちです。正しい姿勢を保つためには、まず、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばすことを意識しましょう。肩の力を抜き、リラックスした状態を保つことも大切です
また、ディスプレイの位置を調整し、目線が自然に画面に向かうようにすることも重要です。肘が90度になるように、椅子の高さを調整しましょう。
さらに、長時間同じ姿勢を続けないように、こまめに休憩を挟むことも大切です。休憩時間には、ストレッチや軽い運動を行い、筋肉の緊張を和らげましょう。正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢を避けることで、肘への負担を軽減し、痛みを予防することができます。日頃から姿勢に気を配ることが、健康な肘を維持するために不可欠です。
作業環境を見直す
肘の痛みを予防するためには、作業環境を見直すことが不可欠です。特に、PC作業を行う際には、肘への負担を軽減するように環境を整えることが重要です。まず、椅子の高さは、肘が自然な角度になるように調整しましょう。肘が90度になるのが理想的です。キーボードの位置も重要です。キーボードが近すぎると、肩が内側に入り、肘に負担がかかります。
キーボードは、肩がリラックスした状態で、肘が自然に曲がる位置に置くようにしましょう。マウスの位置も同様です。マウスを使用する際に、手首が不自然に曲がらないように、マウスパッドを使用するのも効果的です。
エルゴノミクス製品の導入も検討しましょう。
エルゴノミクスマウスやエルゴノミクスキーボードは、手首や肘への負担を軽減するように設計されています。また、リストレストを使用することで、手首の負担を軽減することができます。作業環境を整えることで、肘への負担を軽減し、痛みを予防することができます。快適な作業環境は、作業効率の向上にもつながります。
適度な休憩を挟む
肘の痛みを予防するためには、適度な休憩を挟むことが非常に重要です。長時間同じ作業を続けると、肘に過剰な負担がかかり、筋肉や腱が疲労してしまいます。特に、PC作業や手作業など、特定の動作を繰り返す作業では、こまめな休憩が不可欠です。
休憩時間には、軽いストレッチや体操を行い、筋肉の緊張を和らげましょう。肘を伸ばしたり、手首を回したりする簡単なストレッチでも効果があります。また、立ち上がって歩き回ることで、全身の血行を促進することも大切です。
休憩の頻度は、作業内容や個人の体力によって異なりますが、一般的には、30分に1回、5分程度の休憩を取るのが理想的です。休憩時間には、目を休ませることも大切です。遠くの景色を見たり、目を閉じたりすることで、目の疲労を軽減することができます。適度な休憩を挟むことで、肘への負担を軽減し、痛みを予防することができます。休憩は、作業効率を維持するためにも重要です。
まとめ:肘の痛みに悩まないために
早期のケアと予防が重要
肘の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。早期に適切なケアを行い、痛みを放置しないことが重要です。痛みの原因を特定し、セルフケアや専門家による治療を検討しましょう。
また、日常生活における予防策を実践することで、肘の痛みを未然に防ぐことができます。正しい姿勢を意識し、作業環境を見直し、適度な休憩を挟むことが大切です。肘に違和感を感じたら、無理をせずに休息を取りましょう。
痛みが続く場合は、専門家を受診し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。
日々の生活習慣を見直し、肘に負担をかけないように心がけることも大切です。重い荷物を持つ際には、肘に負担がかからないように注意しましょう。スポーツを行う際には、適切なウォーミングアップとクールダウンを行いましょう。肘の痛みに悩まされないためには、早期のケアと予防が不可欠です。健康な肘を維持し、快適な生活を送りましょう。痛みが改善しない場合は、自己判断せずに専門家に相談することが大切です。
よくある質問
❓肘がズキズキと痛む原因は何ですか?
💬 答え:肘のズキズキする痛みは、主に筋肉や腱の炎症、関節の損傷、神経の圧迫などが原因と考えられます。特定の動作で痛みが強くなる場合は腱炎、安静時でも痛い場合は神経痛や関節障害の可能性があります。
❓肘の痛みは放置するとどうなりますか?
💬 答え:痛みを放置すると慢性化する恐れがあり、関節の可動域制限や周辺部位(肩や首など)への負担につながります。早めの対処が回復のカギです。
❓肘の痛みには冷やすべき?温めるべき?
💬 答え:急性の炎症がある場合は冷やし、慢性の痛みや筋肉のこわばりがある場合は温めるのが基本です。状態によって使い分けましょう。
❓神経痛が原因の肘の痛みはどう見分ける?
💬 答え:電気が走るような痛みや、肘から指先にかけての痺れがある場合は、尺骨神経や正中神経の圧迫による神経痛の可能性が高いです。整形外科での検査が推奨されます。
❓整骨院では肘の痛みをどうやって治療しますか?
💬 答え:手技療法で筋肉や関節の緊張を和らげ、血流を促進します。必要に応じて電気治療や超音波治療を併用し、姿勢指導や生活習慣のアドバイスも行われます。