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五十肩は年齢のせい?若い人もなる?原因・症状・対策を解説

  • 10 時間前
  • 読了時間: 14分
五十肩の年齢アイキャッチ

「五十肩は年齢のせい」とよく聞きますが、若い世代でも発症することがあります。この記事では、五十肩の症状、原因、治療法、予防策について詳しく解説します。五十肩に悩むすべての方へ役立つ情報をお届けします。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院

2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


目次

・五十肩の定義と特徴

・若い世代の五十肩の原因

・年代別の発症リスク

・初期症状:肩の違和感と軽い痛み

・進行期の症状:夜間痛と可動域制限

・セルフチェックの方法

・保存療法:痛み止めとリハビリテーション

・ストレッチと運動療法

・専門家による施術

・正しい姿勢の維持

・適度な運動とストレッチ

・肩を冷やさない工夫




五十肩とは?年齢だけじゃない?


五十肩の定義と特徴


五十肩(肩関節周囲炎)は、肩の痛みと可動域制限を特徴とする疾患です。一般的に40代~60代に多く発症しますが、若い世代でも起こりえます。加齢だけでなく、姿勢の悪さや運動不足、肩への負担などが原因となることもあります。


五十肩は、肩関節を構成する腱板や関節包などが炎症を起こし、癒着することで発症すると考えられています。この炎症と癒着が、肩の痛みと動きの制限を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあります。


症状の程度は人それぞれで、軽い痛みから激しい痛みまで様々です。また、可動域制限も、少し動かしにくい程度から、ほとんど動かせない状態まで幅があります。


五十肩の病態

五十肩は自然に治ることもありますが、適切な治療を行わないと、症状が長引いたり、悪化したりする可能性があります。早期に専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。


治療法としては、保存療法が中心となり、痛み止めやリハビリテーションなどが行われます。重症の場合には、手術が必要になることもあります。しかし、ほとんどの場合は、保存療法で症状を改善することができます。


予防法としては、正しい姿勢を保つことや、適度な運動を行うこと、肩を冷やさないことなどが挙げられます。これらの予防法を実践することで、五十肩の発症リスクを下げることができます。



若い世代の五十肩の原因


若い世代で五十肩を発症する原因としては、スポーツや仕事での肩の酷使、長時間のデスクワークによる不良姿勢、ストレスなどが考えられます。これらの要因が肩関節周囲の組織に炎症を引き起こし、痛みや可動域制限につながることがあります。


特に、近年では、スマートフォンの長時間使用による首や肩への負担が、若い世代の五十肩の原因として注目されています。スマートフォンの画面を長時間見続けることで、首が前に突き出て、肩甲骨が開き、肩関節に負担がかかりやすくなります。


また、運動不足も、若い世代の五十肩の原因の一つです。運動不足によって、肩関節周囲の筋肉が衰え、柔軟性が低下し、炎症を起こしやすくなります。


さらに、ストレスも、五十肩の発症に関与していると考えられています。ストレスによって、自律神経が乱れ、血行が悪くなり、筋肉が緊張しやすくなります。これらの要因が複合的に作用することで、若い世代でも五十肩を発症する可能性があります。


予防のためには、正しい姿勢を保つこと、適度な運動を行うこと、ストレスを解消することなどが重要です。また、スマートフォンを使用する際には、画面を目の高さに保ち、こまめに休憩を取るようにしましょう。


PC業務で痛みが出ている図

年代別の発症リスク


五十肩は、40代以降に発症リスクが高まると言われていますが、30代でも油断はできません。特に、運動不足や同じ姿勢での作業が多い方は注意が必要です。


専門機関では、年代別の発症リスクや予防法について詳しい情報を提供しています。40代以降は、加齢に伴い、肩関節周囲の組織が変性しやすくなるため、五十肩の発症リスクが高まります。しかし、30代でも、生活習慣や仕事の内容によっては、五十肩を発症する可能性があります。


えば、デスクワークで長時間同じ姿勢を続けている方や、重い荷物を運ぶ仕事をしている方、スポーツで肩を酷使している方などは、30代でも五十肩を発症するリスクが高いと言えます。


また、糖尿病や甲状腺疾患などの基礎疾患があると、五十肩を発症しやすいという報告もあります。


これらの基礎疾患は、肩関節周囲の組織の炎症を促進し、五十肩の発症につながる可能性があります。年代別の発症リスクを理解し、自分のリスク要因を把握することで、適切な予防策を講じることができます。



五十肩の症状とチェックポイント


初期症状:肩の違和感と軽い痛み


五十肩の初期症状としては、肩の奥の方に感じる違和感や、腕を動かしたときの軽い痛みなどが挙げられます。これらの症状は、日常生活でのちょっとした動作で現れることが多く、見過ごされがちです。


例えば、服を着替えるときや、髪を洗うとき、物を持ち上げるときなどに、肩に違和感や軽い痛みを感じることがあります。また、肩を動かすと、肩甲骨のあたりに鈍い痛みを感じることもあります。


これらの症状は、一時的なものだと考え、放置してしまう方も多いのですが、五十肩の初期症状である可能性があります。早期に適切な対処を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます


初期症状に気づいたら、無理に肩を動かさないようにし、安静にすることが重要です。また、温めたり、マッサージをしたりすることで、血行を促進し、痛みを和らげることができます。


ただし、痛みが強い場合は、自己判断で対処せず、専門医に相談することをおすすめします。専門医は、適切な診断を行い、症状に合わせた治療法を提案してくれます。



進行期の症状:夜間痛と可動域制限


症状が進行すると、夜間に肩の痛みで目が覚める夜間痛や、腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になる可動域制限が現れます。特に、腕を外側に回す動作が制限されることが多いです。


夜間痛は、五十肩の典型的な症状の一つで、睡眠を妨げ、日常生活に大きな影響を与えます。痛みで眠れない日が続くと、精神的にも肉体的にも疲弊し、症状が悪化する可能性があります。可動域制限は、日常生活の様々な動作を困難にし、生活の質を低下させます。


例えば、洗濯物を干す、高い所の物を取る、車の運転をするなどの動作が困難になります。また、着替えや入浴などの日常生活動作も、介助が必要になることがあります。進行期の症状は、放置すると、さらに悪化する可能性があります。


痛みが強くなり、可動域が狭くなると、治療に時間がかかり、改善が難しくなることもあります。そのため、進行期の症状が現れたら、早めに専門医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。治療法としては、痛み止めやリハビリテーションに加え、関節内注射や手術などが検討されることもあります。


夜間痛が出ている図

セルフチェックの方法


五十肩のセルフチェックとしては、腕を上げてどこまで上がるか、背中に手を回してどこまで届くかなどを確認する方法があります。左右の肩を比較し、可動域に差がある場合は、五十肩の可能性を考慮しましょう。


具体的なセルフチェックの方法としては、

まず、両腕をまっすぐ前に伸ばし、ゆっくりと上げていきます。このとき、腕がどこまで上がるか、痛みを感じるかどうかを確認します。


次に、両腕を横に広げ、ゆっくりと上げていきます。このときも、腕がどこまで上がるか、痛みを感じるかどうかを確認します。


さらに、片方の腕を背中に回し、もう片方の腕で背中から手を回して、どこまで届くかを確認します。

左右の腕で同様の動作を行い、届く距離を比較します。


これらのセルフチェックの結果、左右の肩で可動域に差がある場合や、痛みを感じる場合は、五十肩の可能性があります。


ただし、セルフチェックはあくまで目安であり、正確な診断には専門医の診察が必要です。少しでも気になる症状があれば、早めに専門医に相談し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。



五十肩の治療とリハビリ


保存療法:痛み止めとリハビリテーション


五十肩の治療は、痛みを和らげるための痛み止めや、肩の可動域を改善するためのリハビリテーションが中心となります。温熱療法や電気療法、運動療法などを組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。


痛み止めとしては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や、湿布などが用いられます。これらの薬は、炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。ただし、痛み止めは、あくまで症状を緩和するものであり、根本的な治療にはなりません。


リハビリテーションは、肩関節の可動域を改善し、肩周囲の筋肉を強化するために行われます。理学療法士や作業療法士の指導のもと、ストレッチや運動療法を行います。


温熱療法は、血行を促進し、筋肉をリラックスさせる効果があります。ホットパックや超音波などを用いて、肩を温めます。


電気療法は、筋肉を刺激し、痛みを和らげる効果があります。低周波治療器や干渉波治療器などを用いて、肩に電気刺激を与えます。


これらの保存療法を組み合わせることで、五十肩の症状を効果的に改善することができます。しかし、保存療法で改善しない場合は、手術が検討されることもあります。



ストレッチと運動療法


自宅でできるストレッチや運動療法も、五十肩の改善に役立ちます。肩甲骨を意識的に動かす運動や、腕をゆっくりと回す運動などを継続することで、肩関節の柔軟性を高めることができます。肩甲骨を意識的に動かす運動としては、肩甲骨を寄せたり、開いたりする運動や、肩甲骨を上下に動かす運動などがあります。


これらの運動を行うことで、肩甲骨周囲の筋肉がほぐれ、肩関節の可動域が広がります。腕をゆっくりと回す運動としては、腕を前に回したり、後ろに回したりする運動や、腕を外側に回したり、内側に回したりする運動などがあります。


これらの運動を行うことで、肩関節の柔軟性が高まり、痛みが軽減されます。ストレッチや運動療法を行う際には、無理のない範囲で行うことが重要です。痛みを感じたら、すぐに中止し、休憩するようにしましょう。


また、毎日継続して行うことが、効果を高めるためには重要です。入浴後や、体が温まっているときに行うと、より効果的です。ストレッチや運動療法は、五十肩の治療だけでなく、予防にも役立ちます。日頃から、肩甲骨を意識的に動かす運動や、腕をゆっくりと回す運動などを習慣にすることで、五十肩の発症リスクを下げることができます。


五十肩の運動


専門家による施術


症状が改善しない場合は、専門家による施術を検討しましょう。柔道整復師による指導や、鍼灸などの東洋医学的なアプローチも効果的な場合があります。


柔道整復師は、肩関節の状態を評価し、個別のリハビリテーションプログラムを作成してくれます。ストレッチや運動療法に加え、関節モビライゼーションや軟部組織リリースなど、専門的な手技を用いて、肩関節の可動域を改善します。鍼灸は、経絡やツボを刺激することで、血行を促進し、痛みを和らげる効果があります。


鍼灸師は、五十肩の状態に合わせて、適切なツボを選択し、鍼やお灸を行います。東洋医学的なアプローチは、西洋医学的な治療法と併用することで、より効果を高めることができます。専門家による施術は、五十肩の症状を根本的に改善し、再発を予防する効果も期待できます。


鍼施術を受けている人

五十肩の予防と生活習慣


正しい姿勢の維持


日頃から正しい姿勢を意識することが、五十肩の予防につながります。長時間のデスクワークでは、定期的に休憩を取り、肩や首を動かすようにしましょう。正しい姿勢とは、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になる姿勢のことです。


この姿勢を保つことで、肩関節にかかる負担を軽減することができます。長時間のデスクワークでは、猫背になりがちですが、猫背は肩関節に大きな負担をかけ、五十肩のリスクを高めます。そのため、デスクワーク中は、意識的に背筋を伸ばし、正しい姿勢を保つようにしましょう。


また、定期的に休憩を取り、肩や首を動かすことも重要です。肩を回したり、首を左右に傾けたりするストレッチを行うことで、肩や首の筋肉がほぐれ、血行が促進されます。


さらに、デスクワーク中は、椅子の高さやモニターの位置を調整し、肩や首に負担がかからないように工夫しましょう。椅子の高さは、足の裏が床にしっかりとつくように調整し、モニターの位置は、目線が自然にモニターの中心に向かうように調整します。これらの工夫をすることで、肩や首への負担を軽減し、五十肩の予防につなげることができます。


五十肩に多い姿勢

適度な運動とストレッチ


適度な運動やストレッチは、肩関節の柔軟性を保ち、血行を促進する効果があります。ウォーキングや水泳などの有酸素運動に加え、肩甲骨を意識したストレッチを取り入れましょう。


ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、全身の血行を促進し、肩関節周囲の筋肉や組織への酸素供給を増やします。これにより、肩関節の柔軟性が高まり、痛みが軽減されます。肩甲骨を意識したストレッチは、肩甲骨周囲の筋肉をほぐし、肩関節の可動域を広げます。例えば、肩甲骨を寄せたり、開いたりするストレッチや、肩甲骨を上下に動かすストレッチなどがあります。


これらのストレッチを取り入れることで、肩関節の柔軟性を保ち、五十肩の予防につなげることができます。また、運動やストレッチを行う際には、無理のない範囲で行うことが重要です。痛みを感じたら、すぐに中止し、休憩するようにしましょう。毎日継続して行うことが、効果を高めるためには重要です。朝起きたときや、入浴後など、体が温まっているときに行うと、より効果的です。


運動やストレッチは、五十肩の治療だけでなく、予防にも役立ちます。日頃から、適度な運動やストレッチを習慣にすることで、肩関節の健康を保ち、五十肩の発症リスクを下げることができます。

ウォーキングしている図

肩を冷やさない工夫


肩を冷やすことは、筋肉の緊張を招き、五十肩のリスクを高める可能性があります。冷房の効いた部屋では、肩に羽織るものを着用したり、入浴時には肩まで湯船に浸かるなど、肩を冷やさないように心がけましょう。


肩を冷やすと、肩周囲の筋肉が緊張し、血行が悪くなります。これにより、肩関節の柔軟性が低下し、痛みを引き起こしやすくなります。特に、冷房の効いた部屋では、肩が冷えやすいため、注意が必要です。肩に羽織るものを着用したり、ひざ掛けを肩にかけたりするなど、肩を冷やさないように工夫しましょう。


また、入浴時には、肩まで湯船に浸かることも効果的です。温かいお湯に浸かることで、肩周囲の筋肉がリラックスし、血行が促進されます。シャワーだけで済ませず、できるだけ湯船に浸かるようにしましょう。さらに、就寝時には、肩を冷やさないように、肩まで覆うパジャマを着たり、肩にタオルケットをかけたりするのも良いでしょう。


肩を冷やさない工夫は、五十肩の予防だけでなく、肩こりや首こりの改善にもつながります。日頃から、肩を冷やさないように心がけることで、肩の健康を保ち、快適な生活を送ることができます。



まとめ:年齢に関わらず、早期対策が重要


五十肩は、年齢に関わらず発症する可能性のある疾患です。若い世代でも、無理な運動や不良姿勢、ストレスなどが原因で発症することがあります。早期に症状に気づき、適切な治療と予防策を行うことで、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。専門機関に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。


五十肩は、放置すると、症状が慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。そのため、早期に症状に気づき、適切な治療を受けることが重要です。治療法としては、保存療法が中心となりますが、症状によっては手術が必要になることもあります。


また、五十肩の予防には、正しい姿勢を保つこと、適度な運動を行うこと、肩を冷やさないことなどが重要です。これらの予防策を実践することで、五十肩の発症リスクを下げることができます。専門機関では、五十肩の診断、治療、予防に関する相談に応じています。これらの専門機関に相談し、適切なアドバイスを受けることで、五十肩の症状を改善し、快適な生活を送ることができます。


五十肩は、年齢に関わらず、誰でも発症する可能性のある疾患ですが、早期対策を行うことで、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。


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出典・間接引用


大正製薬

四十肩・五十肩


神保町整形外科

四十肩はなぜ起こる?原因と発症の仕組みをわかりやすく解説

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