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五十肩(肩関節周囲炎)の人は肩甲骨の動きが悪い?:関係性から考える改善策

  • 23 時間前
  • 読了時間: 9分
肩甲骨を動かしていたみかい

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の改善には、肩甲骨の動きが重要です。肩甲骨の可動域を広げることで、肩関節への負担を軽減し、痛みの緩和や機能回復を促進します。本記事では、肩甲骨と肩関節周囲炎の関係について詳しく解説し、具体的な改善策を紹介します。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院

2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師


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目次

・肩甲骨の動きが肩関節に与える影響

・肩関節周囲炎と肩甲骨の動きの関連性

・肩甲骨の動きを改善することのメリット

・肩甲骨ストレッチ

・肩甲骨体操

・肩甲骨を意識した姿勢改善

・炎症期(急性期)における肩甲骨へのアプローチ

・拘縮期(慢性期)における肩甲骨へのアプローチ

・回復期における肩甲骨へのアプローチ

・理学療法士によるリハビリテーション

・医師による診断と治療

・早期からのケアの重要性

肩関節周囲炎における肩甲骨の役割とは?


肩甲骨の動きが肩関節に与える影響


肩甲骨は、肩関節の円滑な運動を支える上で欠かせない存在です。肩甲骨が適切に動くことで、肩関節にかかる負担を分散し、関節の可動域を最大限に引き出すことができます。


肩甲骨の動きが悪くなると、肩関節に過剰なストレスがかかり、炎症や痛みを引き起こしやすくなります。


肩甲骨は、肩関節の安定性にも深く関わっており、肩関節周囲炎の予防と改善において、肩甲骨の機能に着目することは非常に重要です。


肩甲骨の動きを改善することは、肩関節の健康を保つために不可欠な要素と言えるでしょう。肩甲骨の動きと肩関節の健康は密接に連携しているのです。

正常な位置の肩甲骨の図

肩関節周囲炎と肩甲骨の動きの関連性


肩関節周囲炎を発症すると、肩関節の炎症や痛みに伴い、肩甲骨の動きも制限されることが少なくありません。特に、肩甲骨を上方回旋させる筋肉群(僧帽筋、前鋸筋など)の機能低下がよく見られます。


これらの筋肉がうまく働かないと、腕を上げる動作が困難になったり、肩甲骨の可動域が狭まったりします。肩関節周囲炎の症状が進むと、肩甲骨の動きの制限がさらに強まり、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。


肩関節と肩甲骨は互いに影響しあうため、肩関節周囲炎の治療においては、肩甲骨の動きを改善することも重要なポイントとなります。肩甲骨の動きを改善することで、肩関節への負担を軽減し、痛みの緩和や機能回復を促進することが期待できます。


肩甲骨の動きを改善することのメリット


肩甲骨の動きを改善することは、肩関節周囲炎の症状緩和と機能回復に様々なメリットをもたらします。まず、肩甲骨がスムーズに動くことで、肩関節にかかる負担が軽減され、痛みの軽減につながります。


次に、肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性や筋力が向上することで、肩関節の安定性が高まり、肩関節の可動域が広がります。さらに、肩甲骨の動きを改善することで、姿勢が改善され、肩や首への負担も軽減されます。


これらのメリットにより、日常生活での動作が楽になり、QOL(生活の質)の向上にもつながります。肩甲骨の動きの改善は、肩関節周囲炎の根本的な解決に繋がる重要な要素と言えるでしょう。


肩甲骨の動きを改善するための具体的な方法


肩甲骨ストレッチ


肩甲骨の可動域を広げ、肩関節の動きを円滑にするためには、肩甲骨を意識したストレッチが効果的です。


例えば、両手を背中で組み、肩甲骨を中央に寄せるように胸を張るストレッチは、肩甲骨周りの筋肉を伸ばし、柔軟性を高めます。また、壁に手をつき、体をひねることで、肩甲骨を左右に動かすストレッチも効果的です。


これらのストレッチを定期的に行うことで、肩甲骨の動きが改善され、肩関節への負担が軽減されます。ストレッチを行う際は、無理のない範囲で、ゆっくりと呼吸をしながら行うことが重要です。痛みを感じる場合は、すぐに中止しましょう。


肩甲骨体操

肩甲骨周囲の筋肉を活性化し、肩甲骨の動きをスムーズにするには、肩甲骨を意識した体操が効果的です。例えば、腕を大きく回す体操や、肩甲骨を上下左右に回す体操などが挙げられます。これらの体操を行うことで、肩甲骨周りの筋肉がほぐれ、血行が促進されます。


また、肩甲骨を意識しながら、肩をすくめる運動や、肩を後ろに引く運動も効果的です。これらの体操を定期的に行うことで、肩甲骨の動きが改善され、肩関節の可動域が広がります。体操を行う際は、無理のない範囲で、ゆっくりと呼吸をしながら行うことが大切です。

肩甲骨ストレッチ

肩甲骨を意識した姿勢改善


猫背などの不良姿勢は、肩甲骨の動きを制限し、肩関節への負担を増大させる原因となります。正しい姿勢を意識することで、肩甲骨の位置が正常になり、肩甲骨の動きが改善されます。


正しい姿勢とは、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線上に並ぶ状態を指します。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける場合は、定期的に姿勢を見直し、肩甲骨を動かすように心がけましょう。


また、椅子に座る際は、背もたれにしっかりと寄りかかり、足裏全体を床につけるようにしましょう。正しい姿勢を保つことで、肩甲骨への負担が軽減され、肩関節周囲炎の予防にもつながります。

正しい姿勢の図

肩関節周囲炎の病期と肩甲骨へのアプローチ


炎症期(急性期)における肩甲骨へのアプローチ

炎症期(急性期)は、肩関節の炎症が強く、痛みも激しい時期です。


この時期は、無理な運動は避け、安静を保つことが最優先となります。ただし、痛みのない範囲で、肩甲骨を軽く動かす程度の運動は、血行促進や筋肉の緊張緩和に効果が期待できます。


例えば、肩甲骨をゆっくりと前後に動かす運動や、肩を軽く回す運動などが挙げられます。これらの運動を行う際は、決して無理をせず、痛みを感じたらすぐに中止しましょう。炎症期は、安静と適切なケアによって、炎症を鎮めることが重要です。肩甲骨へのアプローチも、慎重に行う必要があります。


拘縮期(慢性期)における肩甲骨へのアプローチ


拘縮期(慢性期)は、肩関節の可動域が制限され、肩甲骨の動きも硬くなっている時期です。


この時期は、肩甲骨の可動域を広げるためのストレッチや体操が重要になります。例えば、壁に手をつき、体をひねるストレッチや、タオルを使って肩甲骨を寄せるストレッチなどが効果的です。


ただし、無理なストレッチは、かえって症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導のもと、適切な運動を行うようにしましょう。拘縮期は、根気強く肩甲骨の動きを改善していくことが大切です。


肩甲骨の動きが改善されるにつれて、肩関節の可動域も徐々に広がっていきます。


回復期における肩甲骨へのアプローチ

回復期は、肩関節の痛みや炎症が治まり、可動域も徐々に回復してくる時期です。


この時期は、肩甲骨周囲の筋肉を強化し、肩関節の安定性を高めることが重要になります。


筋力トレーニングとしては、ダンベルを使った運動や、チューブを使った運動などが効果的です。また、日常生活での正しい姿勢を意識することも大切です。


猫背などの不良姿勢は、肩甲骨の動きを制限し、肩関節への負担を増大させる可能性があります。回復期は、再発予防のために、肩甲骨の機能を最大限に引き出すことが目標となります。定期的な運動と正しい姿勢を心がけましょう。

肩関節周囲炎の時期による症状

専門家による治療の重要性


理学療法士によるリハビリテーション


理学療法士は、肩関節周囲炎の病期や症状に合わせて、個別のリハビリテーションプログラムを作成し、肩甲骨の動きを改善するための運動療法や、痛みを緩和するための物理療法などを行います。


運動療法では、ストレッチや筋力トレーニング、関節可動域訓練などが行われます。物理療法では、温熱療法や電気刺激療法などが行われます。


理学療法士は、患者さんの状態を丁寧に評価し、最適な治療法を選択します。専門的なリハビリテーションを受けられる医療機関を受診し、専門家による適切な指導を受けましょう。


理学療法士によるリハビリテーションは、肩関節周囲炎の改善に不可欠な要素です。


医師による診断と治療


医師は、肩関節周囲炎の原因を特定し、適切な治療法を提案します。肩関節周囲炎の原因は、加齢や外傷、反復運動など様々です。医師は、問診や画像検査(レントゲン、MRIなど)を行い、原因を特定します。


治療法としては、薬物療法(鎮痛剤、湿布など)や注射療法(ステロイド注射、ヒアルロン酸注射など)に加え、必要に応じて手術療法も検討されます。


症状が改善しない場合は、早めに医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。医師による正確な診断と適切な治療は、肩関節周囲炎の早期改善に不可欠です。自己判断で放置せず、専門家の意見を聞くことが大切です。


早期からのケアの重要性

肩関節周囲炎は、放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。早期に適切なケアを行うことで、症状の改善を早め、後遺症のリスクを軽減することができます。早期ケアとしては、安静、冷却、鎮痛剤の使用などが挙げられます。


また、痛みのない範囲で、肩甲骨を軽く動かす運動も効果的です。早期に専門家の診断を受け、適切な治療を開始することも重要です。


早期からのケアは、肩関節周囲炎の慢性化を防ぎ、早期回復を促進するために非常に重要です。少しでも違和感を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。


まとめ

肩関節周囲炎の改善には、肩甲骨の動きが不可欠です。肩甲骨の可動域を広げることで、肩関節への負担を軽減し、痛みの緩和や機能回復を促進することができます。


肩甲骨ストレッチや肩甲骨体操などの運動療法、猫背などの不良姿勢を改善する姿勢改善、炎症期、拘縮期、回復期といった病期に合わせた肩甲骨へのアプローチなど、様々な方法があります。


また、理学療法士によるリハビリテーションや医師による診断と治療など、専門家による適切な治療を受けることも重要です。早期から適切なケアを行うことで、肩関節周囲炎の症状を改善し、後遺症のリスクを軽減することができます。肩甲骨の動きを意識し、適切なケアを行うことで、快適な日常生活を取り戻しましょう。



出典・間接引用


日本理学療法士協会

シリーズ 13 肩関節周囲炎


丸太町リハビリテーションクリニック

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)



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