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脊柱管狭窄症 術後のリハビリ:効果的な筋トレで機能回復を促進

  • 執筆者の写真: よし 整骨院
    よし 整骨院
  • 6月13日
  • 読了時間: 13分

更新日:6月15日



脊柱管狭窄症の手術後のリハビリは、痛みや痺れの軽減、運動機能の回復に不可欠です。適切な筋トレを取り入れることで、早期の社会復帰と生活の質(QOL)向上を目指しましょう。


この記事の監修者情報

記事の監修者の顔
吉原 稔

資格:柔道整復師 (整骨院を開業できる国家資格)

柔道整復師専科教員(大学、専門学校の柔道整復師科で講義することができる資格)

NSCA CSCS(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)

経歴

2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック

2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック

2018~現在 よし姿勢&スポーツ整骨院・整体院



2014~2017年 福岡医療専門学校 非常勤講師

2015~2023年 九州医療専門学校 非常勤講師

2024~現在   福岡医健・スポーツ専門学校 非常勤講師





目次   

・術後のリハビリの目的と目標

・リハビリ開始のタイミング

・リハビリの段階的な進め方

・腹式呼吸

・ドローイン

・ブリッジ

・正しい姿勢を意識する

・ウォーキング

・専門家との連携

・痛みや痺れを感じたら中止する

・急激な運動は避ける

・自己判断でのストレッチは控える

まとめ:術後の筋トレで快適な

生活を取り戻しましょう

脊柱管狭窄症術後のリハビリの重要性


術後のリハビリの目的と目標

脊柱管狭窄症手術後のリハビリは、単に痛みを和らげるだけでなく、日常生活に必要な動作能力を取り戻し、再発を予防することを目的としています。目標は、患者様が自立した生活を送れるように、筋力、柔軟性、バランス感覚を向上させることです。


手術によって神経の圧迫が取り除かれたとしても、それまで長期間にわたって機能が低下していた筋肉や神経は、すぐに元の状態に戻るわけではありません。リハビリを通じて、これらの組織を再び活性化させ、スムーズな連携を取り戻すことが重要です。


具体的には、体幹を安定させるための筋肉、下肢の筋力、柔軟性を高める運動などを行います。また、日常生活での姿勢や動作指導も行い、腰への負担を軽減する方法を習得します。これらのリハビリを総合的に行うことで、患者様は痛みから解放され、活動的な生活を送ることができるようになります。


さらに、リハビリは再発予防にも重要な役割を果たします。正しい姿勢や動作を身につけ、適切な筋力を維持することで、再び脊柱管が狭窄するリスクを減らすことができます。


リハビリ開始のタイミング

リハビリは、手術後早期から開始されることが一般的です。手術後の状態や医師の指示に従い、適切なタイミングでリハビリを開始しましょう。早期からのリハビリは、関節の拘縮や筋力低下を防ぎ、回復を促進します。


手術直後は、創部の痛みや腫れがあるため、まずは安静と炎症の抑制が中心となります。しかし、痛みが落ち着いてきたら、できるだけ早くリハビリを開始することが推奨されます。早期にリハビリを開始することで、手術による身体への負担を最小限に抑え、スムーズな回復を促すことができます。


リハビリの内容は、手術後の状態や患者様の体力に合わせて調整されます。最初は、ベッド上での簡単な運動やストレッチから始め、徐々に負荷を上げていきます。医師や理学療法士と相談しながら、無理のない範囲でリハビリを進めていくことが大切です。


退院後も、継続してリハビリを行うことが重要です。自宅でできる運動や、通院でのリハビリを組み合わせながら、根気強く取り組んでいきましょう。


リハビリの段階的な進め方

リハビリは、痛みの状態や回復度合いに合わせて、段階的に進められます。初期段階では、安静と炎症の抑制が中心となり、徐々にストレッチや軽い筋力トレーニングが追加されます。無理のない範囲で、着実にステップアップしていくことが大切です。


リハビリの初期段階では、まず痛みをコントロールすることが重要です。安静を保ち、必要に応じて鎮痛剤を使用したり、患部を冷却したりすることで、炎症を抑えます。また、軽いストレッチや関節可動域訓練を行い、関節の拘縮を防ぎます。


痛みが軽減してきたら、徐々に筋力トレーニングを開始します。最初は、軽い負荷での運動から始め、徐々に負荷を上げていきます。体幹を安定させるためのトレーニングや、下肢の筋力トレーニングなど、バランス良く行うことが大切です。


リハビリの最終段階では、日常生活に必要な動作の練習を行います。歩行訓練や階段昇降訓練などを行い、日常生活での動作能力を向上させます。また、再発予防のための姿勢指導や、運動指導も行います。

リハビリの進め方は、患者様の状態に合わせて個別に行われます。医師や理学療法士と相談しながら、無理のない範囲で、着実にステップアップしていくことが大切です。



自宅でできる脊柱管狭窄症術後のリハビリ筋トレ


腹式呼吸

腹式呼吸は、リラックス効果を高め、体幹を安定させる効果があります。仰向けになり、膝を立てて、ゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。次に、ゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませます。1日に数回、数分間行いましょう。


腹式呼吸は、横隔膜を大きく動かすことで、副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めます。また、腹横筋などの体幹の筋肉を活性化し、体幹を安定させる効果もあります。体幹が安定することで、腰への負担を軽減することができます。


腹式呼吸を行う際は、肩や首に力が入らないように注意しましょう。リラックスした状態で、ゆっくりと呼吸を行うことが大切です。また、呼吸に合わせて、お腹が大きく膨らんだり、へこんだりするのを意識しましょう。

最初は、仰向けで行うのが難しい場合は、椅子に座って行っても構いません。慣れてきたら、立って行ったり、歩きながら行ったりすることもできます。日常生活の中で、意識的に腹式呼吸を取り入れるようにしましょう。


ドローイン

ドローインは、お腹を凹ませる運動で、腹横筋を鍛える効果があります。仰向けになり、膝を立てて、お腹を凹ませるように力を入れます。10秒程度キープし、数回繰り返します。無理のない範囲で、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。


ドローインは、腹横筋というお腹の深層にある筋肉を鍛える運動です。腹横筋は、体幹を安定させるために重要な役割を果たしており、鍛えることで腰痛の予防や改善に効果があります。

ドローインを行う際は、呼吸を止めないように注意しましょう。息を吐きながら、お腹を凹ませるように力を入れます。また、お腹を凹ませる際に、腰が反らないように注意しましょう。腰が反ってしまうと、腰に負担がかかってしまいます。


最初は、仰向けで行うのが難しい場合は、椅子に座って行っても構いません。慣れてきたら、立って行ったり、歩きながら行ったりすることもできます。日常生活の中で、意識的にドローインを取り入れるようにしましょう。例えば、電車を待っている時や、信号待ちをしている時など、ちょっとした時間に行うことができます。





ブリッジ

ブリッジは、お尻や太ももの筋肉を鍛える効果があります。仰向けになり、膝を立てて、お尻を持ち上げます。肩から膝までが一直線になるように意識し、数秒間キープします。無理のない範囲で、数回繰り返します。

ブリッジは、大臀筋やハムストリングスといった、お尻や太ももの筋肉を鍛える運動です。これらの筋肉は、姿勢を維持したり、歩行を安定させたりするために重要な役割を果たしています。鍛えることで、腰痛の予防や改善に効果があります。


ブリッジを行う際は、お尻を持ち上げる際に、腰が反らないように注意しましょう。腰が反ってしまうと、腰に負担がかかってしまいます。お腹に力を入れ、体幹を安定させた状態で行うことが大切です。


最初は、数秒間キープするのが難しい場合は、無理をせずに、できる範囲で行いましょう。徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。また、お尻を持ち上げる高さも、無理のない範囲で調整しましょう。慣れてきたら、片足を持ち上げて行うなど、負荷を上げていくこともできます。



リハビリの効果を高めるポイント


正しい姿勢を意識する

日頃から正しい姿勢を意識することで、腰への負担を軽減することができます。座る時や立つ時は、背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識しましょう。


正しい姿勢とは、耳、肩、股関節が一直線になる姿勢のことです。この姿勢を保つことで、背骨にかかる負担を均等に分散させることができます。猫背や反り腰などの姿勢は、腰に負担をかけ、痛みを悪化させる原因となります。

座る時は、椅子に深く腰掛け、背もたれに背中をしっかりとつけましょう。


足の裏を地面につけ、膝が90度になるように調整します。パソコン作業をする際は、モニターの位置を高くし、目線が下がりすぎないようにしましょう。


立つ時は、背筋を伸ばし、お腹に力を入れ、骨盤を立てるように意識しましょう。肩の力を抜き、リラックスした状態を保ちます。長時間立っている場合は、片足を少し前に出すなど、姿勢をこまめに変えるようにしましょう。

正しい姿勢を保つためには、体幹の筋肉を鍛えることが重要です。腹筋や背筋を鍛えることで、姿勢を維持しやすくなります。

ウォーキング

ウォーキングは、全身の血行を促進し、筋力を維持する効果があります。痛みがない範囲で、毎日30分程度のウォーキングを取り入れましょう。サライの記事でも推奨されています。


ウォーキングは、手軽にできる有酸素運動であり、全身の血行を促進し、筋肉や関節の柔軟性を高める効果があります。また、心肺機能を向上させ、生活習慣病の予防にも効果的です。


ウォーキングをする際は、正しいフォームを意識しましょう。背筋を伸ばし、お腹に力を入れ、腕を大きく振って歩きます。歩幅は、無理のない範囲で、少し広めにとると良いでしょう。


ウォーキングの速度は、少し息が上がる程度の速さが目安です。ただし、痛みがある場合は、無理をせずに、ゆっくりとした速度で歩きましょう。ウォーキングの時間は、最初は10分程度から始め、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。


ウォーキングは、毎日続けることが大切です。毎日30分程度のウォーキングを続けることで、筋力や柔軟性を維持し、腰痛の予防や改善に効果があります。天候が悪い日は、室内でウォーキングをしたり、ストレッチをしたりするのも良いでしょう。


専門家との連携

リハビリは、医師や理学療法士などの専門家と連携しながら進めることが大切です。専門家のアドバイスを受けながら、適切な運動療法を行いましょう。


脊柱管狭窄症の手術後のリハビリは、患者様の状態に合わせて、個別にプログラムを作成する必要があります。医師は、手術後の状態を評価し、リハビリの目標や注意点などを指示します。理学療法士は、医師の指示に基づき、具体的な運動療法を指導します。


専門家は、患者様の痛みの状態や、運動機能の状態を評価しながら、リハビリの進捗状況を管理します。必要に応じて、リハビリの内容を調整したり、補助具を使用したりすることもあります。


また、専門家は、患者様の不安や疑問に答える役割も担っています。リハビリに関する質問や、日常生活での注意点など、気軽に相談することができます。専門家との信頼関係を築き、積極的にコミュニケーションをとることが、リハビリの効果を高めるために重要です。


自己判断でリハビリを行うことは、症状を悪化させる可能性があります。必ず専門家の指導のもとで、適切な運動療法を行いましょう。

術後リハビリで注意すべき点


痛みや痺れを感じたら中止する

リハビリ中に痛みや痺れを感じたら、無理をせずに中止しましょう。痛みを我慢して続けると、症状が悪化する可能性があります。リペアセルクリニックなどの専門機関に相談することも検討しましょう。


リハビリは、痛みがない範囲で行うことが基本です。痛みや痺れを感じたら、すぐに運動を中止し、安静にしましょう。痛みが続く場合は、医師や理学療法士に相談し、適切な対応をしてもらいましょう。


痛みや痺れの原因は、様々です。運動の強度が高すぎる場合や、間違ったフォームで行っている場合、神経が圧迫されている場合などが考えられます。専門家は、痛みの原因を特定し、適切なリハビリプログラムを調整します。


痛みを我慢してリハビリを続けると、炎症が悪化したり、神経が損傷したりする可能性があります。無理をせずに、痛みに合わせてリハビリを進めていくことが大切です。リペアセルクリニックのような専門機関では、再生医療などの先進的な治療法も提供しており、痛みの根本的な改善を目指すことができます。



急激な運動は避ける

リハビリは、徐々に強度を上げていくことが大切です。急激な運動は、腰に負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。


リハビリの初期段階では、軽いストレッチや関節可動域訓練から始め、徐々に筋力トレーニングを追加していきます。運動の強度や回数は、患者様の状態に合わせて、個別に調整します。


急激な運動は、筋肉や靭帯を損傷したり、関節に負担をかけたりする可能性があります。特に、手術後の腰は、まだ不安定な状態であるため、慎重にリハビリを進めていく必要があります。


運動の強度を上げる際は、少しずつ負荷を増やしていくようにしましょう。例えば、筋力トレーニングの場合、最初は自重で行い、徐々にダンベルやチューブなどの器具を使用していきます。また、運動の回数も、最初は数回から始め、徐々に増やしていきます。


自己判断でのストレッチは控える

自己判断でストレッチを行うと、症状を悪化させる可能性があります。特に、背中を反らせるストレッチは、脊柱管狭窄症の方には逆効果になることがあります。必ず専門家の指導のもとで行いましょう。


ストレッチは、筋肉や関節の柔軟性を高める効果がありますが、間違った方法で行うと、逆に体を痛めてしまうことがあります。特に、脊柱管狭窄症の方は、背骨や神経が圧迫されている状態であるため、背中を反らせるストレッチは、症状を悪化させる可能性があります。


ストレッチを行う際は、専門家から正しい方法を指導してもらいましょう。専門家は、患者様の状態に合わせて、適切なストレッチを選択し、正しいフォームを指導します。


自己判断でストレッチを行う場合は、無理のない範囲で行いましょう。痛みを感じたら、すぐに中止し、安静にしましょう。また、ストレッチを行う前に、軽くウォーミングアップをすることも大切です。


まとめ:術後の筋トレで快適な生活を取り戻しましょう


脊柱管狭窄症の手術後のリハビリは、適切な筋トレを行うことで、痛みや痺れの軽減、運動機能の回復に効果的です。専門家と連携しながら、無理のない範囲でリハビリを進め、快適な生活を取り戻しましょう。


手術は、神経の圧迫を取り除くための有効な手段ですが、手術だけでは、症状が完全に改善するとは限りません。リハビリを積極的に行うことで、手術の効果を最大限に引き出すことができます。


リハビリは、患者様の生活の質を向上させるために、非常に重要な役割を果たします。痛みや痺れから解放され、自由に動けるようになることで、旅行や趣味などを楽しむことができるようになります。


リハビリは、根気強く続けることが大切です。最初は、なかなか効果が実感できないかもしれませんが、諦めずに続けることで、徐々に体が変化していくのを実感できるはずです。専門家と協力し、目標を持ってリハビリに取り組み、快適な生活を取り戻しましょう。


脊柱管狭窄症に負けず、前向きにリハビリに取り組むことで、必ず明るい未来が待っています。


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佐賀県佐賀市で整骨院をしています。
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ぜひご相談ください!
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