よし
姿勢&スポーツ
整骨院・整体
夜20時まで営業
駐車場あり
鍋島駅から5分
各種保険取扱
〒849-0932
よし姿勢&スポーツ整骨院・整体
佐賀県佐賀市鍋島町八戸溝1231‐14
院長 吉原 稔 国家資格取得者
予約優先制
五十肩、四十肩でお悩みの方へ!二の腕の痛みが起きる理由と解決法
更年期の四十肩、五十肩は肩痛だけではなく二の腕にも痛みを引き起こすことがあります。
本記事では、五十肩、四十肩と二の腕の痛みについて、その原因や対処法を分かりやすく解説します。
肩も痛いけど二の腕のほうが痛くてたまらない。これは四十肩、五十肩?それともほかの病気なの?不安でこのページを開いた方が多いと思います。
そのお悩み解消します。最後までご覧ください。
記事の監修者情報
吉原 稔
資格:柔道整復師(国家資格)
柔道整復師専科教員
NSCA CSCS
(全米ストレングス・コンディショニングスペシャリスト)
2010~2015年 医療法人堺整形外科医院 福岡スポーツクリニック
2015~2017年 医療法人TSC タケダスポーツクリニック
2018~現在 よし 姿勢&スポーツ整骨院 (佐賀県佐賀市)
2014~2017年 福岡医療専門学校 柔道整復科非常勤講師
2015~2023年 九州医療専門学校 柔道整復科非常勤講師
2024~現在 福岡医健・スポーツ専門学校 柔道整復科非常勤講師
目次
五十肩、四十肩の定義と原因
五十肩、四十肩の一般的な症状
二の腕の痛みが生じるメカニズム
痛みが起こる原因
具体的な痛みの症状
具体例としての腱板炎、腱板損傷、断裂や上腕二頭筋腱炎
五十肩、四十肩のリスク要因
予防するための生活習慣
食事や栄養も重要
運動療法
温熱療法と寒冷療法
リハビリとストレッチ
無理に動かさない
適切な治療を受ける
自分自身で判断しない
まとめ
◎ 五十肩、四十肩の定義と原因
五十肩、四十肩は、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれ、肩の可動域が制限される状態を指します。その原因はこれだけ医学が発達しても明確ではありません。炎症や老化現象などのいろんな要因が組み合わさって発生しています。
五十肩、四十肩は、40代から70代にかけて発症することが多く、特に女性に多い傾向があります。
具体的な体の原因としては、肩の使い過ぎ、姿勢が悪くなっていること、肩の周りの筋肉の柔軟性が低下していることなどが挙げられます。
また、40代から更年期に入ると、ホルモンのバランスが崩れます。ホルモンは体で発生する炎症の軽減や、筋肉、腱、靭帯の強度維持にも関係します。
更年期に入り、ホルモンバランスが崩れている時期や糖尿病や甲状腺機能低下症などの病気を持っている場合も、五十肩になりやすいと言われています。
◎五十肩、四十肩の一般的な症状
五十肩の主な症状には、肩や二の腕の痛み、動かしにくさがあります。特に夜間に痛みが増すことが多いです。
痛みは、肩の前面、側面、後面など、場所によって異なります。また、腕を上げたり、回したりする動作が困難になることもあります。
時に服の脱ぎ気や下着を引き上げたりする動作なども困難になります。
五十肩、四十肩の症状は、徐々に悪化していく場合もあれば、急に発症する場合もあります。
また五十肩、四十肩は三段階に症状が推移します。
炎症期と呼ばれる時期は安静にしていてもズキズキ痛みます。夜中うずいて眠れなかったり、ちょっと肘がものに当たると肩が激痛などの症状もあります。
炎症期の次に肩の中の強い炎症が落ち着くと、拘縮期が来ます。
拘縮期は安静時や夜中の痛みは減ったけど肩の可動域が狭いという時期です。
この時期にリハビリや整体の施術を受けて肩の可動域を増やしていく必要があります。
その次はだいぶ肩が動かしやすくなる回復期が来ます。
このような治癒過程を踏んでいきます。
◎更年期に二の腕の痛みが生じるメカニズム
更年期の二の腕の痛みは、四十肩、五十肩と考えたほうがいいでしょう。
ただし二の腕から前腕、手にかけての痛みは首からの症状(頸椎の5/6間の神経の問題)も考えないといけません。
肩のみではなく、手先まで痛みがあるときは首からの症状もあり得ますので専門の先生にご相談ください。
二の腕の痛みは大まかに2種類あります。腕の横から後方にかけての痛みと腕の前方の痛みです。
腕の横から後方にかけての痛みは肩の関節周囲の炎症が広がり、腋窩神経という神経を刺激することで生じることがよくあります。
肩の関節の前方周囲には、脂肪や滑液包などの痛みに敏感な組織が密集しており、これらの組織が炎症にすることで、肩前方の二の腕の痛みや痺れなどの症状が現れます。また、肩の筋肉の緊張や硬直も、神経を圧迫し、二の腕の痛みを引き起こす原因となります。
◎痛みが起こる原因
繰り返しますが二の腕の痛みは、肩の関節から伸びる神経が炎症によって圧迫されることで生じます。肩の関節周囲には、肩甲上神経、腋窩神経、橈骨神経など、様々な神経が走行しています。これらの神経が炎症によって圧迫されると、二の腕に痛みや痺れなどの症状が現れます。
◎具体的な痛みの症状
腕の上げ下げや物を持つ動作で痛みが増し、特に夜間に痛みがひどくなります。また、二の腕に痺れや感覚異常を感じる場合もあります。
二の腕の痛みは、肩の痛みと同時に起こることもあれば、肩の痛みが治まった後に起こることもあります。
またずっと重い感じがしたり、重だるい感じが二の腕に数か月残ることもあります。
それは四十肩、五十肩の症状の一部と思ってよいでしょう。
◎五十肩、四十肩以外の具体例としての腱板炎、腱板損傷、断裂や上腕二頭筋腱炎
一部のケースでは、腱板損傷や断裂が痛みの原因となることがあります。腱板は、肩の関節を安定させる役割を果たす筋肉の腱です。腱板が損傷、断裂すると、肩の関節が不安定になり、二の腕に痛みや痺れなどの症状が現れることがあります。
腱板損傷、断裂は、スポーツ活動中の怪我や転倒などによって起こることが多いですが、加齢(60歳前後)による筋力低下や腱の変性によっても起こることがあります。
また腱板が損傷、断裂はしなくても、猫背の姿勢や不良肢位で腕をよく使っていると、骨同士が当たり、骨の間にある腱板が挟み込まれて、腱板とその周りにある滑液包という袋やな脂肪組織が炎症を起こす腱板炎といううものを上腕に響く痛みが起きます。
また時々ですが、50歳前後では物を持った瞬間に上腕二頭筋という力こぶの筋肉の腱が切れる場合があります。その時も上腕に痛みが出ることがあります。
年齢で考えるとちょうど更年期の時期に当てはまります。
◎五十肩、四十肩のリスク要因
五十肩、四十肩のリスク要因には、加齢、運動不足、過去の肩の怪我などがあります。加齢とともに肩の周りの筋肉や腱が弱くなり、柔軟性が低下するため、五十肩、四十肩になりやすくなります。
更年期で女性ホルモン、男性ホルモンのバランスが崩れることも一つの要因です。
また、運動不足によって肩の筋肉が衰え、筋肉が硬くなり可動域が狭くなると、肩の関節が不安定になることも、五十肩、四十肩のリスクを高めます。
過去の肩の怪我や野球、テニス、剣道など、肩を挙上する動作が多いスポーツをやってきた人、または更年期の時期にもスポーツをやっている人、肩の挙上を多くする仕事をしている人は肩の関節周囲の組織に損傷を与え、五十肩、四十肩の発症リスクを高める可能性があります。
◎予防するための生活習慣
日常的に肩を動かすストレッチや運動を取り入れることが予防に役立ちます。肩の筋肉を柔軟に保つことで、肩の関節の動きをスムーズにし、五十肩の発症リスクを抑制することができます。肩のストレッチには、肩回し、腕振り、肩甲骨を寄せたり離したりする運動などが効果的です。また、軽い運動として、ウォーキングや水泳などもおすすめです。
◎食事や栄養も重要
バランスの取れた食事や十分な水分摂取も肩の健康維持に重要です。特に、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することが大切です。タンパク質は筋肉の修復や成長に役立ち、ビタミンは筋肉の機能を維持するのに役立ちます。ミネラルは、骨や軟骨の健康維持に役立ちます。また、水分を十分に摂取することで、筋肉や関節の潤滑を保ち、スムーズな動きを助けます。
◎手技療法と運動療法
専門家の指導のもと行う運動療法は、肩の可動域を広げ、痛みを軽減するのに効果的です。運動療法では、肩の筋肉を強化し、柔軟性を高める運動を行います。運動療法は、症状の程度や状態に合わせて、段階的に行うことが重要です。無理のない範囲で、徐々に運動の強度や回数を増やしていくようにしましょう。
手技療法はいろんな方法がありますが、夜間のズキズキする痛みや安静時の痛みは肩周辺、肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性や滑走をよくすると、肩関節内の内圧が下がり痛みが軽減されることがよくあります。
手技療法と運動療法を組み合わせておこなうとよい結果となることが多いと筆者は私は考えています。
◎温熱療法と寒冷療法
温熱療法は筋肉の緊張を和らげ、寒冷療法は炎症を抑えるのに役立ちます。温熱療法には、温湿布や湯船に浸かる方法などがあります。寒冷療法には、氷嚢や冷却スプレーなどがあります。温熱療法と寒冷療法は、症状に合わせて使い分けましょう。痛みがある場合は、まず寒冷療法を行い、痛みが和らいだら温熱療法を行うのが一般的です。
夜の痛みがあったり、安静にしていてもズキズキしている時期は冷やしたほうが楽になると思います。
それ以外は温めたほうが楽になると思います。
◎リハビリとストレッチ
定期的なリハビリとストレッチは、長期的な症状の改善に効果があります。リハビリでは、運動療法に加えて、電気治療やマッサージなどの治療法を行うこともあります。ストレッチは、肩の筋肉の柔軟性を高め、肩の可動域を広げるのに役立ちます。リハビリやストレッチは、専門家の指導のもと行うようにしましょう。
どのストレッチをしたらいいのかわからない人はぜひ参考にしてみてください
◎無理に動かさない
夜の痛みがズキズキしていたり、安静にしてもズキズキ、ズンズンしている痛みがあるときは我慢して無理に肩を動かすことは逆効果です。
無理のない範囲で日常生活送る最低限の動きを心がけてください。
専門家の指導に従うことが重要です。無理に肩を動かすと、肩の組織を傷めてしまい、症状が悪化する可能性があります。
夜のズキズキ感や安静にしていた時の痛みがなくなったら、痛みギリギリまでゆっくり動かしていきましょう。スピードをつける必要はありません。というか痛くてスピードでないし、可動域制限があると思います。
この時期は痛みの様子を見ながら、どんどん動かしていく時期になります。
ポイントは夜のズキズキ感と安静時の痛みが減るか、なくなったらどんどん動かしてください。
◎適切な治療を受ける
早期に専門医の診断を受け、リハビリ、整体、整骨院での適切な治療を開始することが重要です。更年期の五十肩、四十肩の治療は、症状の程度や状態によって異なります。適切な治療法を選択することが大切です。
◎自分自身で判断しない
自己判断でマッサージや治療を行うのは避け、専門家の指示に従うことが大切です。五十肩四十肩、二の腕の痛みは、自己判断で治療を行うと、症状が悪化する可能性があります。専門家の指示に従って、適切な治療を行いましょう
◎まとめ
更年期の五十肩、四十肩と二の腕の痛みは、多くの方にとって辛い症状です。しかし、正しい知識と適切な治療を行うことで、症状を改善することができます。本記事で紹介した情報が、皆様の健康管理のお役に立てれば幸いです。更年期の五十肩、四十肩、二の腕の症状に悩んでいる方は、早めに専門医の診察を受けて、適切な治療を行いましょう。